092.センスが無い人の為のバイクのマニュアルシフト練習方法(自分用のまとめ) 2012.06.18

ちょこっとつーりんぐ > CBR250R fi mc41 2011  CBR250R整備記録  ご感想>ちょこっと掲示板

前の記事

自分用にまとめておきます。参考になれば幸いですが、参考にならなければゴメンなさい

言うまでも無いですが、各自の責任で安全に練習してください。

世の中には、センスがとってもある人がいる。
同じように学んでも、いとも簡単にこなしてしまうのだ。
そして、センスが悪い人は、なかなかうまく出来なくて苦労する

小排気量バイクは、クルクル回ったり、止まったりは有利なのだが・・・実は、とってもパワーのコントロール、シフトチェンジが難しい。
正直、ビッグバイクの方がよっぽど簡単である。
使い切るという楽しみはなんともいえないのだが・・・・使えなければ、イライラばかりが溜まっていく
たいていの人は、もっと楽な大型排気量へ向かっていくのだ

ただ、ちょっと待って欲しい
確かに大型はラクチンなのだが・・・クルクル回りにくい。もちろん、うまくなればクルクル回れるのだが、筋力もいるし、繊細なコントロールもいる。 大型はエンジンパワーがあるので、筋力要りませんよって言うけど、俺はやっぱり必要なところでは、大きな筋力がいると思うんだよね。不要なところは勿論力を抜いてると思うけど。
小さいバイクだと、グイっと無茶ができちゃう部分があるのでおもしろいんだよね。峠とかで、ぐいっと簡単にひねり込んだり出来る。
素人でもね・・。

話がそれてきた
センスが無い自分が、ある程度練習して、コツみたいなのがつかめた
センスが無い人で、シフトチェンジに悩んでいる人向けに、メモを残しておきます
未来の自分が読むかもしれない


大まかなコツ
まず、おおざっぱにコツを書いておきます
ただ、真似をするってのも重要ですが、自分でイロイロ考えることが重要です。
バイク以外にほかのジャンルでも応用できるでしょう(笑)

1.神経を集中させて操作する
操作する時、ものすごく集中してやってください。クラッチなら、指先とバイクのクラッチがつながっているかのように。クラッチが接触した瞬間が感じられるように。アクセルの開け始めで、チェーンの遊びが無くなる感触とか・・・ギヤが入れ替わる感触とか・・・
そういうの判るわけないじゃないか・・・・って思うと思います。
でも、本当に集中すれば、センスが無い人でも、感じられるものがあるんです。
テキトウだと、いつまでたっても、おんなじです。練習する時は、真剣に集中してみてください。どれぐらいかというと、針に糸を通すぐらいです。そうすると、同じ練習でも上達が早いです。


2.自分なりの練習方法を考えて、練習する

参考書は重要ですね。やはり、基礎知識は重要です。5冊−10冊ぐらいそのジャンルの本を読めば、共通項が見えてきます
逆に違いも見えてきます。 いろいろなやり方があって、試して見ると良いと思います。
理論だけでもダメで、実践だけでもダメ。理論>実践>理論・・・と、往復することで見えてきます。
単に書いてあるとおりに練習するのもいいと思います。
ただ、それだと少し進歩が無い。というか、それで出来れば苦労しない(笑)
うまく行かないことがあれば、どうやってやればうまくなれるか、自分なりの練習方法を考えて、試してみるといいと思います。

3.部分ごとに分解して練習する
シフト動作は、ほとんど同時に微妙な時間差で、イロイロな作業を行います。
タイミングを体が覚えてしまえば何も考えず、無意識に操作できます。
ただ、センスが無い人は、3つぐらいの要素が重なると、頭がこんがらがってしまい、うまくできなくなります。
漠然とシフト練習してみても、なかなか上達できません。
そんなときは、部分ごとに分解して練習することをオススメします



具体的な練習方法

はじめに
変速では、クラッチ、アクセル、シフトペダル 3つの操作要素があります
回転数に、速度、ギヤの段数、シフトダウンなのか、シフトアップなのか・・・・ 変数が沢山あります
頭がこんがらがっちゃいます
ある程度条件を固定した部分練習をオススメしたいと思います


うまくない人は、シフトチェンジそれぞれの操作に大きな無駄があります。それを少しづつ削っていくと、理想のシフトに近づきます
絶妙なタイミングなどは正直非常に難しいものが有ります。しかし、確実な準備は普通の人でもできます
誰にでも出来る「準備」を確実にやる。これはとても大事なことです


1.クラッチ、ペダル、アクセルの遊びを取って準備してから、一瞬でシフト動作を行う

変速する前に、まず準備をしてください。

クラッチは、切れる直前まで遊びを取ります
シフトペダルは、足の位置を変えておき、本当に軽い力で軽く添えておきます。ペダルと足のガタを取る程度です。
アクセルは・・・ 常に操作しているので遊びは少ないと思いますが、神経を集中するといいでしょうね

走っていてシフトを予測 > 3点を準備 > 一瞬で変速動作

この3ステップを守ることが非常に重要です。
準備が面倒で、遅いじゃん・・・って思いますが、とりあえず、準備整ってから変速動作 を体に覚え込ませてください
これは、センスが無い人で、うまくやるのに非常に重要なことです
慣れると、無意識になります。

又、人間は状況から、そろそろシフトアップ、シフトダウンって予測をすることが出来ます。
準備するのはタダです。外れたら、やり直せばいいだけです。

シフトがうまくいかない原因としては、タイミングのズレがあります。シフトというのは、本当に小さな時間差で操作するんです。
クラッチの遊びが少し変わるだけで、タイミングがずれてギクシャクします。
その辺の不安定要素を少しでも取り除いてやることで、変速の確実性が高まります


2.クラッチレスシフトアップは、クラッチありが出来るようになってから

シフトアップは、クラッチレスでもできます。
普通に走っている時、アクセルを一度OFFにして、ONにすると、チェーンが一旦緩んで又伸びるので、パワーがタイヤに加わるのに少し時間差があります。
ミッション内部のギヤも同様で、すこしガタがあり、ちょうどクラッチを一瞬切ったような状態になります
その力が抜ける瞬間を使い、ギヤを入れ替えます。結構便利です。

ただ・・・通常シフトアップがうまく行かない人が、クラッチレスシフトアップに頼ると、上達しません。
まず、極限までクラッチ有りで短くできるように練習してください。その限界を知った上で、駆動系の遊びを活用したクラッチレス。
それがいいと思います
シフトアップで、一瞬クラッチを切ってつなぐ感触、繊細なクラッチ操作は、とってもいい練習になります。

ちなみに、CBR250Rでは、よくわかりませんが、クラッチレスがうまくできません。ガチャンってなってしまいます
ちょっとチェーンの状態が悪いのもあるせいだと思ってます。ガシャンってのが気持ち悪いので、ほとんど通常シフトしてます。
ここ一番の勝負の時? 本当に短い時間でやりたい時、多少のショックでかまわないのであれば、クラッチレスしたほうがいいのかもしれません


3.クラッチを切ったりつないだりする練習

クラッチレバーは、実は数mm動かすだけで、切れたりつながったりします
シフトの際、3センチとか5センチとか、大きく動かすより、5mmぐらい必要な量をチョイト動かしたほうが、効率がいいはずです
 
一定速度で走っているときに、一瞬アクセルを戻しクラッチを切り、そして、アクセルを開けハンクラしてつなぐ練習します

これ、センスが無い人は、意外とできません。 わたしも苦労しました 今でも難しいです。

どれぐらいの小さい動作でクラッチが切れるのか、つながるのか
どこまで一瞬の素早さで、つないだり切ったりできるのか
どれぐらいで半クラになるのか、全部つながるのか
アクセルのタイミング

イロイロ試してみて、体で覚えてみてください。
これも基本の 準備>操作 でやってください。 雑にやると、タイミングが狂いやすくなります


4.シフトペダル操作の練習 ペダルに力を軽く掛けておいて、動力を抜くと(アクセル戻し+クラッチ切り)でギヤが抜けるのを感じる

詳しいギヤの構造は割愛します各自調べてください

バイクのミッションは、一瞬でギヤが切り替わります。
ただし、ギヤが切り替わる瞬間、必ず、ギヤの歯車にかかっている力を抜いてやる必要があるのです
その力を抜く瞬間って、ほんの一瞬でいいんです。

コップの下に敷いている紙を引き抜くことを考えます。
コップを数秒持ちあげて、ゆっくり紙を引き抜くことはありません。
紙を少し引っ張りながら・・・・コップをチョイト引き上げてやるだけで、紙は一瞬で引っこ抜けます。
ギヤチェンジもこんなイメージで、ほんの一瞬でいいんです 
これは、シフトアップも、ダウンも ギヤを変える部分では同じです。

しかし、シフトダウンはギヤチェンジの後の回転あわせが難しいので、まずシフトアップからやるといいと思います。

ギヤ入れ替え練習
ペダルにほんの少しだけ力を加えておきます。あんまり加えるとガリガリとなっちゃいます。添えて、足とペダルの遊びを取ってやる感じです
当然、アクセル、クラッチは準備完了して置いてください。 くどいですが、準備完了>一瞬操作が基本です

ペダルを軽く持ち上げながら・・・一瞬アクセルを戻し+クラッチ切ると・・・・スコンとギヤが入ります。
このスコンって入る感覚を覚えてください。
(注意 軽いのはいいのですが、シフトペダルは動かなくなるまで、確実に最後までストロークさせてください。ギヤヌケの原因になります)


ギヤチェンジって、ほんの一瞬です チャッって感じ
実は、完全にクラッチを切れていて欲しい時間は、この一瞬だけなんです。
あとは、回転あわせのハンクラなんです。

あまりにも一瞬のタイミングが要求されます。だから、前準備が非常に重要なんです。


5.シフトアップのコツ


シフトアップの流れは、こうなっています

準備 > アクセルを抜く+クラッチ切ると同時に ギヤがスコンと入る > クラッチ接続+アクセル開け

センスが無い人(つまり俺)の陥りやすいワナは、クラッチを切ってからギヤを入れるのが遅いし、クラッチをつなぐのも遅いんです。
ゆっくりやっている間にエンジン回転がアイドリングまで落ちてしまい、ハンクラが難しくなりギクシャクしてしまいます。



CBR250Rでは、時速80キロで5>6にシフトダウンすると・・・・ 5800>5000 となります
参考資料
たった800回転なんです

走っている時に、アクセルを戻し、クラッチを切ると・・一瞬で2000回転、下手すると3000回転ぐらい落ちちゃいます。
800回転なんて、ほんのちょっとですね。ハンクラで回転を吸収できることを考えると、一瞬でOKかもしれません。

たいていの人(わたしを含む) エンジン回転が落ちすぎています

これに対応するには・・・・最小限のクラッチ操作、一瞬切ってつなぐが必要になるんです。
ペダルもクラッチを切ると同時に一瞬で入れないと、あっというまに回転落ちちゃいます。
そのためには、準備しかありません


こつとしては・・・
アクセル+クラッチ切りした瞬間にスコンとシフトアップ(うまく行けば勝手に入るぐらい軽い) > ギヤが入ったのを感じた瞬間にハンクラ開始

どのギヤでも、ギヤチェンジまでは、一瞬です。 
その後のハンクラは、段数によって速かったり、ゆっくりやったりする必要があります。
6>5だと、回転数差はほとんど無く、ほとんどハンクラも必要ないぐらいですが・・・ 
3>2だったりすると、多少回転落ちや、半クラッチの時間を長くして、調整してやる必要があります。

ギヤを入れるところまでは、準備することで非常に短く出来るのですが、さいごの半クラッチの回転タイミングだけは、体で覚えるしかありません。
センスが無い人は、ハンクラでとりあえず吸収って形になるでしょうね・・・・反復練習あるのみです。

 



6.1速は特殊なギヤと考えること うまく入れられなくても気にしないでいい

シフトチェンジでは、ギヤの入れ替えはすごく簡単なのが理解できたと思います。
問題は、回転あわせです。


1.1速2速など低いギヤではギヤ比の差が大きく、回転数差が大きい

CBR250R 時速40km
1>2 8600>5500  回転数差 3100回転
5>6 2900>2200  回転数差 700回転

ぜんぜん違いますね
5>6のだとラクチンです
3000回転の回転数差を吸収するのは、結構難しいのです


2.おなじギヤでも高回転では、回転数差が大きくなる


CBR250R  1速>2速

時速10キロ 2200 > 1400   800回転差・・・半クラも少なく楽に変速できる
時速40キロ 8600 > 5500   3100回転差・・・回転数差を吸収するのが大変


まとめ

難しいギヤを無理に使わない

2>1   渋滞時、2速でノッキング手前で1速で十分でしょう
シフトダウン練習していると、信号で停止する際に1速までシフトダウンしたくなるのが人情ですねぇ・・・
でも、2>1は、正直意味無いかなと考えています。
チェーンや、ギヤに負荷がかかるので、止まってから、2>Nにするのが合理的かなと思います。


1>2   発進してそれほど回転が上がる前にシフトアップ
発進時に1速で全開で引っ張って2速ってのが定番ですが・・・
1>2が難しいですね。回転数差が大きく、テクニックが必要です。時間も結構かかります。
1速でクラッチがつながったらすぐ2速に入れるのが、わたしの最近の定番です。オススメしておきます。


1速は、発進用、特殊な急坂など、特殊なギヤと考えたほうがいいと思います。
いろいろ試しましたが、峠じゃつかわないですね・・・
信号ブレーキで練習するなら、峠で一番使う 3>2を 徹底練習したほうがいいと思います。

 


7.最大の難関 シフトダウン 回転あわせの練習方法


シフトアップは、比較的簡単にできます。準備さえしっかりして、ギヤチェンジ>クラッチミートの時間を短くすれば、結構いい感じまでいけます。
しかし、シフトダウンは、そうはいきません
アクセルを一瞬吹かして、回転をあわせる必要があります。これがなかなか難しい。
センスが無いわたしは、非常に苦労しました。


大型バイクだと、低い回転でパワーがあるので高回転を回さずに走れますから、シフトが楽。なによりパワーがあるので、シフト回数自体が少ないですね。
だから、シフト動作&パワーマネジメントに関しては、大型のほうがよっぽど簡単です。小さい原付ミッションのほうが、よっぽど難しいと思います。 だから、ガチャガチャむずかしい小型バイクから、楽に速く走れる大型バイクへと、人は流れていきます。
ただ、バイクの難しいところは、ここからです。
あんまり大きいと取り回しとか、チッチャイ峠のクネクネコーナーとか、正直面白くないんだよねぇ・・。やっぱり、軽いほうが面白い。
でも、高速で時速120キロ以上では、風の抵抗というのがものすごく、とにかくパワーが必要。そういうところでは、大きいバイクが問答無用でステキ!静かで快適です。チッチャイバイクだと、ずーっと全開ですからね。疲れます。
その人の好きな道に適したバイクが、一番いいバイクなんだと思います。 どのシチュエーションを重視するか、そして妥協するか、考えてください。ま、あと、予算もありますね(笑)

話がそれました。

シフトダウンの方法は、二つあります。

方法1 アクセルをパーシャルのまま、クラッチを切る方法(簡単)

普通に走っている時、アクセルをそのままの位置にして、クラッチを切ってみてください。エンジンの負荷が軽くなり、回転数が上がります。
この回転上昇をシフトアップに使います。

準備 > アクセルをパーシャルのままクラッチを切ると同時にシフトアップ(スコンとはいかないが結構入る) > エンジン回転が上昇しているのでハンクラで吸収

6>5>4など、回転数差が少ない場合は、この方法で十分だったりします。
フリッピングが苦手な人は、この方法でいいかもしれません。
ただ、理論的には、多少ギヤに力がかかったままシフトしてますので、多少ギヤに負担は有ると思われます。どれほど影響があるのかは、わかりません。
クラッチはしっかり切らないと、ギヤに悪影響がある可能性があります。
車種によってはクラッチが切れにくく、ギヤに負担が強い車種があるので、要注意です。




方法2 フリッピング(難しい)

レーサーみたいにパーンパーンってシフトダウンやってるアレです。 カッコイイですね
これ、非常に苦労しました・・・・


準備 > アクセルを一瞬緩めると当時にクラッチ切ると同時に スコンとシフトダウン >アクセルを一瞬ふかして(フリッピング)+ハンクラ

文字で書くとこれです。
理論上では、ギヤチェンジする瞬間は、アクセルを一瞬緩めるべきなのかな・・・と思うのですが、その細かい領域までいっていません。申し訳ないです。


とにかく難しいのが、どういう感じでフリッピングしたらいいの?の一言です。
まず、参考動画 http://youtu.be/iGsTcmLG7dU
これ、じっくり見てください。とても参考になります
これをみて、ああ、なるほど、こうやるんだって、感じられました。

ZX-10Rでニュルを激走してます
250キロ以上で走行して、フルバンクしたり、ジャンプしている動画が参考になるかよ・・・ってのは、ごもっともです
CBR250Rでも、速度レンジが1/3と低いだけで、回転数は同じような全開ですから、シフト動作は、参考になります。
実際、リズムや操作感はほとんど同じです。なかなか全開で走っている、動作がうまい人、ハンドル操作が画面に入っている動画ってなかなか無いんですよ。

ちなみに、大型バイクにはバックトルクリミッターというものがあり、シフトダウンミスによる過剰な回転数差をクラッチが自動的に逃がしてくれます。一説では、フリッピングを意識せずともいいらしいのですが・・でも、見ている限りちゃんとフリッピングしてますねぇ・・・

話を戻します



その練習法を説明します

1.目標回転数を調べる
一定速度で走る(40km/hなど)  3>2へシフトダウンして、目標回転数を確認する  CBR250Rの場合は、4100>5500


2.フリッピング練習
3速にて、40キロで走る
クラッチを切った瞬間、一瞬アクセルを吹かし目標回転数に上げる (ここでは 4100>5500)
ここでは、シフトダウンはやらない。あくまで、どれぐらいアクセルを吹かしたら回転がどれだけあがるかを体で覚える

ジワジワとアクセルをあけるのではなく、一瞬、一定量アクセルをストロークさせる。時間じゃなくて、ストローク量・・・
チョンって1cmぐらい、500回転
チョンって3cmぐらい、3000回転
何度もやっていると、ああ、これぐらいだと 4100>5500に針が動かせるんだ・・・・って判ってくる

ちなみに、一回吹かしたら、またクラッチをつなぎなおし、3速40キロのパーシャル状態に戻して、練習する
まあ、その辺は、アレンジしてください。


3.実際にシフトダウン
通常のシフトダウンをやる。 くどいが、基本のシフト前準備手順は必ず守る(センスがある人は不要っていうより、ここは読んでないだろう)
先ほど体で覚えたストローク量タイミングで試してみる。 
恐らく、いくらセンスが悪い人でも、同じ速度だと、たまにうまく行く。結構感動する(笑)
だが、現実は結構厳しい。センスが悪いと、最初は成功率が低い。
練習あるのみ


4.応用  得意なギヤを作る
シフトダウン、いつも同じ回転数だとは限りません。いろんな条件があります。これが難しい。
オススメとしては、一番良く使うギヤ、回転数で徹底的に練習してください。 
CBR250Rだと   3>2   5600>7500  かなぁ・・・ もうちょい低いかな


一つの感覚を覚えると、ちょっと応用ができてきます。
4>3だから、ちょっと少な目かなとか、 ちょっと高回転だから多めに開けるとか・・・・
さっきはちょっと開けすぎたか・・・など
ちょっと補正できるようになります。
反復練習すると、いくらセンスが悪い人でも、ある程度できるようになります。





8.シフトダウン応用 その他

定番部分をまずは押さえる
途中1速は、むずかしいから使わないって書きました
その他、基本的に高回転のシフトダウンは、難しい。
本当にそのシフトダウンが必要なのか、考える必要があります

シフトダウンの定番が、コーナー進入時です。
減速前にシフトダウンするのか・・・・減速後にシフトダウンするのか・・・・ 難しいところです
どうしても高回転を維持したくなります

アクセルを開けている時、強い旋回力を発生します。実は、その逆に、エンジンブレーキでも、強い旋回力を発生してくれるんです。
高回転を維持していると、強いエンブレで旋回してくれるんですよ。曲がり始めに、エンブレのタイミングに集中すると、回りこんでくれるのが判って、面白いです。
ただ、シフトダウンが難しくなってしまいます。ギクシャクしたり、タイヤが一瞬スリップしちゃいます(白バイの人は、低いギヤで高回転でもスムーズに運転できるので非常に速い)
高回転のシフトダウンってのは、メリットもあるのですが、やっぱり難しいんです。 ここを無理にやるのか、やらないのか、よく考えなければいけません

最近は、シフトダウンのスムーズさを優先し、回転数がシフトダウンしやすいところまで落ちてから、シフトダウンをするようにしています。
勿論、加速時に十分トルクがでてくる回転数は維持しなければなりませんので、その辺は考えてます

気をつけたいのは、むやみに難しいところを練習するのではなく・・・
まずは、最低限加速するゾーンを維持できる定番部分から、練習したほうがいいかと思います。 
応用として、高回転シフトダウンにチャレンジするのも面白いかもしれません。
簡単なシフトも、難しいシフトも、基本は同じです。簡単なのが確実にできないのなら、難しいことはできません。


CBR250Rで今何速かわかる方法

高級車種では、何速か表示されるようです。アイテムで何速か表示させられるアイテムがあるようですね。
CBR250Rには、そういうのはありませんが・・・・あるていど、すぐに判るようになりました
そのコツを少し書いておきます

速度と回転数が一致する・・・3速
3速では、50キロで約5000回転  80キロで約8000回転 100キロで10000回転なんです。
たまたま、そうなっているようで、すぐに3速とわかります。
1速は発進しか使いませんから、必然的に2速もすぐわかります。 


ほかの車種は、バラバラみたいですね。
3速の速度と回転数だけ、覚えてしまうのがいいかもしれません。

最近は、体で何速かわかるようになってきたので、どうでもいいかなと感じています。

CBR250Rでは、峠で元気に走ると2−3−4しか使いません
2速レブで80キロ
3速レブで100キロ
4速レブで120キロ

レブまで回すか、回さないかは、直線の長さで考える必要があります。
シフトアップしちゃうと、当然ですが、コーナーでシフトダウンする必要があります。
直線が短く、次のコーナーがタイトコーナーで減速が必要な場合は、レブまで引っ張ったほうが速いですね。
この辺も、すこし頭を使わなければなりません。
意味の無いシフトダウンはしないほうがいいですから

DCTに乗ってみるのも面白い
電子制御のDCTに乗ってみたのですが、なかなか手ごわい変速してくれます。
けっこう、理想的なシフトしてくれるんですよ。なるほど、こうやるんだ、と、勉強になりました。1>2速の低回転シフトアップなど。
俺は一生マニュアルなんだよ!て人も、機会があれば乗ってみてください。参考になると思います。
一つの理想シフトですね。(ただ、低回転しか走ったことが無いので、高回転で回転数差が大きい時の制御を試してみたいところです。そこでは、まだマニュアルのほうが上なのかどうかを確認してみたい。アクセルが電子制御じゃないと、フリッピングできませんからね NC700シリーズでは、フリッピングはできないはずです。)


理想のシフトをめざして
一つ一つの動作の無駄を無くすと、素早く連続してシフトダウン&アップできるようになります
2段一気に落とすのではなく、2連続シフトです。 こういうのができるようになると、ショボイバイクでも、1ランク上の走りができるようになります。
まあ、所詮パワー差があるんで負けちゃうんですけど、なかなかキビキビ走って、面白くなります。
小さいバイクは、シフトチェンジが多くて難しいんですけど、シフトチェンジをうまく使いこなすという、大型には無いおもしろさはあります。

先ほど紹介した動画でも、チョンチョンってシフトダウンしてます。あまり得意で無い人は、ぜひ、がんばって練習して、出来るようになってください。
すこしバイクが面白くなります

えらそうなことを書いてますが、正直下手です。まだまだ、奥深さを感じています。最後の微妙なタイミングってのは、難しいです。
白バイとか、うまそうな人が走っていると、シフトの動作、ストローク、タイミングとか、音とか、じぃーって見てしまいますね
あ、失敗しよったとか、手抜いてるなとか(笑
悩んでいる人、かっこよく乗れるようぜひ、がんばってみてください。

くどいようですが、センスが無い人は準備を確実にするようにしてください。操作が安定します。
一つ一つの動作を確実にすることで、上達します。


参考書籍 ライテクハンドブック1 えい出版社  ミッションの内部構造が詳しい

 

次の記事

ちょこっとつーりんぐ > CBR250R fi mc41 2011  CBR250R整備記録 

ご意見ご感想 ちょこっと掲示板  著者:さかな twitter sakana7777