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最近、図書館でライテク本を読んでいるわけですが、ちょいと、救急マニュアル本を見かけたので、借りてみました。
3回ぐらい借りっ放しなんですが、なかなか読んでませんでした。が、今回、読んだので、ちょいと軽く自分用にまとめておきます。
集団ツーを企画する人、タンデムしている人は、多少は勉強しておいたほうがいいのかなぁ・・・。
まあ、個人の自由ですけど。
人間、基本、自分だけは、大丈夫って思ってるんですよ。
身近な人が亡くなって、おれもヤバイって感じた時、家族が感じた時は、乗れなくなっちゃうでしょうね
飛行機の事故が起きた直後は、飛行機に乗る人が減るのと同じです。
感じて、降りる人は、臆病者じゃなくて、賢い人だと思います。
乗ってる奴は、自分が乗っていて言うのもなんですが、あんまり頭は良くないでしょうね・・・。
http://www.vocaziones.com/menu.html
ライダーのための救急マニュアル 根元 学 氏 著者のページ
箇条書きで
ハンドルで胸を打って死亡しやすい > 胸プロテクターが有効
タンクでキンタマ
クビの損傷も激しい > 最近はクビ用のプロテクターってのが多いみたいです
ヘルメットは、理論的には、30キロぐらいまでの直撃衝撃までしか頭を守れない。 > 意外と守れる速度は低い。フルフェイス以外は・・・もっと低い。
速度と同じエネルギーを得るには、ビルの何mから落ちればいいか。
時速40キロ 6m
時速60キロ 14m
時速80キロ 25m
時速100キロ 39m
時速120キロ 56m
そりゃ14mから落ちたらダメダわな・・・
事故になったとき
・二次災害防止
・体を動かす時
クビにダメージが有る場合があるので、頭をだれかが支えておく。
体を一本の丸太のようにして運ぶ。
・意識が有るか 名前を聞いてみる
・呼吸しているか確認する
クビを痛めている可能性が高いので、ヘルメットを外す時は、一人が顔を動かないようにし、もう一人がヘルメットを外す
気道確保をする。両あごを持ち上げるとのどが開く。 これで呼吸しているなら、人工呼吸は不要
・人工呼吸
気道確保する
鼻を塞いで、2秒吹き込み、3秒待つ
感染病がうつらない様、安全に人工呼吸できる人工呼吸用のマスク(ポケットマスク)など器具がある。
・脈を計る
通常 80−100
内部出血していると、脈が速くなる
・心臓マッサージ
心臓の場所は、チクビの中間
3−5CMのストローク、 1分に100回
人工呼吸2回に、マッサージ15回 >追記 2012年に受けた講習会では30回でした 又、人工呼吸に抵抗がある場合やらなくてもいい 胸骨圧迫だけでもかなり違うとのこと
・止血
60キロの人間で血液量は約5L
約1L 20%の出血で青白くなる
約1.5L 30%の出血で危険。
感染病を考えて、血を素手で直接触らない
ガーゼなどで出血部分を4分ほど直接押さえる方法がある。
それで止まらない場合は、上流の動脈を押さえて出血を押さえる 太ももの内側とからしいが、この辺詳しいのは各自確認してくれ
土の細菌が傷口に入ると死んでしまう場合もあるので、擦り傷は注意
・捻挫とか
R 安静 I 冷やす C 圧迫 E 高く上げる
打ち身なので、温泉に入って癒すってのは、NGみたいですねぇ
ってな感じですね
救急車は、都市部では平均6分ぐらいで来てくれるそうです。
ちょっと遅れ気味になるとき、応急処置ができていれば、助かる可能性が出てくるかもしれません
ただ・・・
峠だと救急車が来るまで6分とか、まず無理でしょうね・・・。
ハンドルで胸打つのが多いみたいなので、胸系のプロテクタが必要な感じがありますね
軽いヤツがあればいいのですが。 >追記 ホンダのボディプロテクタ買いました
まあ、暗い話題になりましたが、このへんで
興味がある人は、本とか、講習会言ってみるのもいいかもしれません
本を見て、現実を見て、ゲンナリするようなら、降りるいいきっかけかもしれません。
私は、事故を想像してしまい、結構、キツカッタです。
さいごは、自分だけは大丈夫・・・でしょうねぇ・・。
でも、ちょっとマージンとっておこうかな・・
追記 実際に上級救命講習を受けてきました 2012.06
何かの縁か、ちょいとしたことで、上級救命講習を受けてきました
朝の10時から、夕方5時までみっちりです。
結構、大変です
人気が有るようで、満席でした。残念ながら、人が多いので、実技が結構つめこみ気味な感じです
部屋に30人はいたと思います。実技は3グループに分かれました
グループごとで微妙に教え方が違います。(基本は同じです)
一人5分練習するとすると、10人だとそれだけで約1時間かかります。結構大変です
実技試験、筆記試験があるので、結構緊張します
ダメでも、できるまで教えてくれるようですので、恥ずかしいですけど、あんまり気にしないでもいいかもしれません。
やる気の無い人は、ドウゾ帰ってくださいという、体育会系なノリです。
まあ、命かかってますから、みなさんそこそこ真剣です。
日本の救命手順は、アメリカを手本にしており、それを日本流にアレンジされているとのこと
5年ごとに更新されるとのことです。そのため、数年おきに講習を受けた方がいいとのこと
折角学んだので、救命の手順を簡単に書いておきます
まあ、ネットに一杯あるとおもいますけど
興味をもったら、講習受けてみてくださいね 2000−3000円程度?みたいですね
救命応急処置 自分用まとめ
おおさっぱに判るよう 自分用に書いてます。興味が出た方は、各自ググって確認してください
0.安全確認
人を助けようとして、じぶんも怪我したら意味ありません
まず、安全確認です。
1.意識があるか確認
倒れている人を発見したら、おでこを触る。 肩を交互に叩きながら、3回声を掛ける
(交互に叩く理由は、片側に感覚がなくなっている場合があるので おでこは、体温を調べるためだったかなぁ・・・)
2.119番&AED手配
意識がないと判断したら、けが人がいますと大きい声を出す
そして、集まってきた人の一人に、直接119番お願いしますという
(救急車と言わないこと、あせって110番に電話してしまうと、転送の時間のロスで助からない場合がある)
もう一人に、AEDお願いします という
3.呼吸確認
10秒ほど胸を見て、呼吸をしていないことを確認
(法的な面での確認?。本来、医師免許が無い人は治療を行えないらしい・・・。息が止まっていたら合法とか、隣の人が話していた 要確認)
4.胸骨圧迫法&人工呼吸
チクビの間の真ん中を5cm沈むぐらい、30回押す。 10秒以上止めない
(下側を押すと、弱い棒状の骨があり、折れちゃって肝臓(だったかなぁ・・)に刺さっちゃう チクビ確認する )
(押すタイミングは、1分間に100回・・・らしい もしもしかめよかめさんよのリズムらしい)
(心臓マッサージではなく、胸骨圧迫法 通常の心臓の効率の30%程度しかないが、やらないよりまし))
気道を確保、鼻をつまみ息を2回吹き込む
(気道確保は、おでこを押し下げ、あごの下に指をそえ、あごを突き出させる。意識を失っていると舌がのどに詰まってしまい、気道がふさがる)
(息は、鼻をふさいで、500mlぐらい吹き込む・・・って難しいよね。 あんまり吹き込むと胃に空気が入り、胃の内容物が吐き出されてしまうそうな。この辺が難しい 軽く吸って軽く吹き込む感じでした。)
(あと、口の接触がいやな場合は、むりにやらなくて、胸骨圧迫だけでいい いろんな病気の人がいるので・・・助けた人が病気になってはいけないため。 唾液、血は触らないのが原則 専用の袋とか売っている)
胸骨圧迫30回+人工呼吸2回を繰り返す
救急車が来るまで平均6分 呼吸が停止してから10分以上だとかなり危険になるので、少しでも応急処置できれば、助かったり、後遺症が弱くなる可能性が生まれる
応急処置すると、5分での死亡確率が15%から30%程度に上昇するらしい・・・。 どういう累計なのかわからんけど・・・・それでも30%だけどね。
町から離れた峠だと、救急車が来るのに時間がかかる。その辺は、覚悟が必要かなぁ・・・サーキットで、専門の救急隊員がいても亡くなられてますからね・・。
5.AED使用
持ってきた人に、AEDを使えるか聞く。使えないなら、自分でやる
AEDは、電源を入れると音声メッセージが流れるから、そのとおりにやればいい
2枚の電極パッドを患者の体、素肌に引っ付ける (子供の場合、張り方が違う。 AEDによっては、子供モードがある)
金属のアクセサリなど、余計なものを除去する 電気がうまく流れない
AEDがしゃべったりしている間も、胸骨圧迫を続けておく 10秒以上止めない
AEDは、心臓の信号をチェックし、電流を流すかどうか、自動判断する。
電流を流す時は、患者に引っ付いている人を引き離す。(1200Vだったかな)
電流を流した後、すぐに胸骨圧迫+人工呼吸を繰り返す
意識が復帰しても、AEDは取り外さない。外す判断は、救急隊員にまかせる
AEDは、2分ごとに心臓の信号を自動チェックし、ダメな場合は、再度電気ショックを流す仕組みになっている
6.法的な注意点
アメリカでは、なんとかという法律があり、応急処置で失敗しても、応急処置をした人の責任は問わないようです。
ただ、日本では、同様の法律は無く、完全に責任は問わないってことは無いらしい。
例えば、お医者さんがタマタマ近くにいて、善意で治療して、失敗すると・・・訴訟される可能性がある
だから、躊躇する場合があるらしいです。 訴訟されたってのは今のところ無いらしいですが・・・
そういう意味も含め、10秒も掛けて呼吸の停止を確認することは、重要みたいですね・・・。
息が止まっていたら、それ以後の処置は、法的に問われにくいのだと思われます。
この辺、各自調べてください
ちなみに、とりかかった応急処置を特別な理由もなく途中で放棄すると、違法になるようです。
こういうやつで、練習。
勿論、男性の人形です
ショボそうだけど、結構良く出来ている
息を吹き込むと、胸がちゃんと膨らむ。 胸の悪いところを押してしまうと、確認画面で表示される
吹き込んだ空気の量、胸を押したストロークも表示され、目安がわかるようになっている。
気道もちゃんと確保できます。
ナントカ合格・・・・ 記憶力とか、悪くなっているのを感じます。
元々頭は悪いのですが、さらに悪くなってますね
さて、応急処置、心肺蘇生法(CPR)本当に出来るのか・・・・
正直、難しいなって感じました。
ものすごく動揺します
講習会では、実戦さながらに、テストをされるのですが、すごく緊張しました
あと、息の吹き込み方など、体を動かすことを学ぶことは、とっても難しい
やはり、手順どおりにやってみるのには価値はあると感じました
10分という時間を聞いて、峠だと同じ事故でも、死んじゃう場合があるな・・・って感じました
どんなすごいヤツでも、10分で六甲とか、無理だしなぁ・・・
一人で走って、一人で死ぬ人はいいんですけど
企画ツーしてる人とか、タンデムの人は、講習受けといたほうがいいかなって思います。
正直、これで命が助かる・・・って過大な期待は危険だと思いますが・・・
やれるだけやって、ダメだったのであれば、あきらめもつくんじゃないかなと。
即死だったら仕方ないなってなるけど、際どい感じだったら、結構後悔するかもしれません。
実際にできなくても、救急の素早い段取りだけでも知っていると、少しでも助かる可能性が高くなるかもしれません
あと、どうせ受けるなら、人が少ない時がいいと思います
人が多いと、じっくりできませんから・・・。でも、今は震災の後ですし、希望者は多いみたいですね。
ってえらそうなこと書いてますけど、会社の命令じゃなければ受けませんでした・・・・ちっさい人間です
ちなみに、会社にはAEDは無く、片道3分以上離れたところにあり、フェイスシールド、ポケットマスクも置いてません。
受けさせてくれたことには感謝したいのですが、ちょっとツメが甘いんだよなぁ・・・。
AED30万なんで仕方ないですね
オッサンとチューしたくないから、フェイスシールドか、ポケットマスクだけでも自腹で買っとこうかなって思います
どうなるか判りませんけどね
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