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045.アクセルワイヤーとクラッチワイヤー注油 2013.7.5

危険な部位なので、自己責任で
不要なグリスは、トラブルの原因になります。


ホンダのバイクは、他のメーカーに比べるとアクセルがちょっと重たい。
例外はあり、CBR250Rとか、ホーネット600は軽いのである。CBR600RRはチョット重たいし、1000RRは、比較的軽い。
安全の為には強い方がいいのだが、細かいアクセルワークをするには、軽いほうが良い

NC700Sの場合では、もともとアクセル開け始めがギクシャクしがちで、アクセルの重さも重なり、発進時の少しアクセルを開けるのが非常に難しい。
巡航時にアクセルを一度全開してからの、アクセルON時に、駆動系のたるみを取る為に微小アクセルをするのだが、それも難しい。
あと、高速で肩が痛くなってくる・・・ 次のバイクは、ツーリング用なら、アクセルが軽いバイクにしよう・・・

一番いいのはスプリング変更だが、それは安全上難しい。
だめもとでグリスアップやってみた


ワイヤーグリスが無い・・・・
ネットで調べると、いまいち、どれが正解なのかわからない。
556は、樹脂をダメにするとか、すぐに流れ落ちて効果がなくなるとか、かかれている
ヤマハからは、メーカーのワイヤーグリスが出ているようだ。

ワイヤーには、エンジンオイルが良いらしい。 ナイロン袋をとりつけて、流し込むと良いそうな。
チェーンでは、最初の滑走は最高だが、100キロ持たなかった。あと、オイルが飛び散る。
それを考えると、多少重たくても流れ落ちないグリスが良いのだろうか・・・。

ネットで調べると、自転車の情報が参考になった。
自転車の場合は、メーカーが各種専用グリスを用意しており、ワイヤーを取り外して、グリスを塗りつけるらしい。

うーむ、チェーンクリーナーで清掃してから、チェーングリスをやってみることにする


左がチェーンクリーナー 右がチェーングリス(DID純正)

指で触るとチェーンクリーナーがサラサラ。チェーングリスはネバネバである。
しかし、金属を強くこすりつけた場合は、チェーングリスの方がスムーズに動く。


アクセルの重さを計測してみたが・・・
1kgのバネはかりで測定できなかった・・・


スロットルロッカーを取り付けて測定してみた。
てこの原理で測定可能になるかも・・・
1.1kgだった  
径の関係から予測すると、アクセルを回すのに2-3kgの力が必要みたいだ。
もうちょっとなんとかならんかいな


アクセルを早速分解してみる
ブレーキレバーをずらさないとネジを緩められなかった


こんなふうに2分割になっている



ワイヤーが見えた
このワイヤーを取り外すのは、フルカウルだと結構難しいだろう。



ここで、細いノズルを突っ込んでブシーっとやる。



アクセルのところで漏れてきたら、終了
クリーナーで清掃してから、グリスを吹き込んだ

ちなみに、アクセルのバネの部分にもグリスを吹き付けておいた
余計なところに飛散するから、次は指でシリコングリスを塗布した方がいいかなぁ・・


アクセルの軸に薄くシリコングリスを塗ってやった。
オモリのネジが硬かったのでハズレなかったので、少し塗って、スコスコってやった
結論から言うと、これが一番効いたかもしれない。




クラッチ側もやってやる



ちょっとだけ鉄粉らしき黒い液体が出てきた

で、結論は・・・・
残念ながら、計測で判るような劇的な変化は無かった
新車だもんなぁ・・・

測定器があんまり良くないせいもある。
しかし、重たさは変わらないが、動きはスムーズになった


実際に乗ってみると、アクセルの開け始めの調整が少しやりやすくなった感じがする
アイドリングの1000回転から、1200とか1500とか、ちょっとアクセルを開けやすい
クラッチも、スムーズになった感じがする。

疲れてきたとき、アクセルワークとクラッチワークがしんどくなってくる
これから高齢化社会だから、もうちょっと操作が軽くなるように作って頂きたいもんだ。
あと、せっかく作りこまれたホンダエンジンなのに、微妙な操作が出来なくて、ギクシャクさせるのは、残念なんだよなぁ
短距離だったらいいんだけど、一日乗っていると辛いっす。

長距離走ってみて効果を確認してみます。
あと、オイルが漏れてきたらイヤなので、それがちょっと心配  

2012.7.7 追記>チェーングリスだったせいか、漏れはほとんどありませんでした。

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