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044.NC700S 2000キロでの感想 2013 2013.7.3
軽いロングツーにも行ったので、ちょいと現時点での感想を書いておこうと思う
CBR250Rからの乗り換えであり、ミッションの大型バイクは初めてである
自分的に乗りこなし感は、30−50%という感じ。これが100%になったら、新しい印象は無くなり、乗り換えということになる。
■パワーに驚いたが、すぐに慣れた
乗り始めたとき、そのパワーに驚いた。あっというまに60-80キロ出る。
これは、すごいと思ったのだが・・しばらくすると慣れてきて、もっとパワーが欲しくなる
人間ってのは強欲だなぁと実感したし、意味も無いようなリッターバイクの存在価値を感じた
ただ、冷静に振り返ると、ツーリングの流しペースで高回転を回す必要が無くなったので、すごく楽である
CBR250Rだと、ちょっと負荷が大きい場面、高速での120巡航などでは、ほぼ全開にする必要があり、余裕も少なかった。素早いギヤチェンジが必要だった。
NC700Sでは、高速でのパワーに余裕があり、簡単に120巡航できる。
■まがらない
反対車線に突っ込みそうになること数回。とにかく回りすぎるぐらいのCBR250Rに対し、とにかく曲がらない
車体の重さや、ポジション、重心などいろんな要素があるのかもしれない。
NC700Sは、前後に重心が長い。極端に言うと、乗用車と長いバスみたいなもので、クルっと回るのが苦手であるのは明白だ。
また、これは素人的な感じだが・・・サスペンションが、安定志向に感じる。サス関係の書籍(和歌山氏)を読みイロイロ自分なりに考えたのだが・・
どうやら、NC700Sは、曲がるのではなく、曲げて走るタイプっぽい感じがする。これは、もうちょい走りこんで練習してみたいなと思う。
■起き気味のポジション
先ほどの曲がらないもあるが、面食らったのが起き気味のポジション。恥ずかしい話だが、どうやって重心を変えたらいいのが判らなかった
CBR250Rでも、大きな変化は難しかったが、それなりにいけたときがあった。前傾しているので、腕を使って体全体の重心をズイっと動かしやすい
その点、NC700Sだとドスンと座っているし、重たいから、ちょっとやそっとじゃ動かない。
先ほどの和歌山氏のサーキットライディングを科学するという本で、イロイロヒントみたいなものを得たのだ。ステップを蹴るということ。
外足を蹴る方向に力を加えることで、骨盤がイン側に少し動かせる。ほんの数センチだが、重心がイン側に傾く。
ちょっとコシの柔軟性も必要。
あと、NCのシートの後ろの方は、バンクしてもお尻がのっかかるように盛り上がっている。
ああ、なるほどなぁ・・と。 これは、練習してバイクと一体化したいところ。いまいち、つかみきれていない
■バンク角が少ない
すぐに接地する。
エンジンが寝て、下がワイドである。シート高さも低い。
わたしのような下手が乗ると・・・初期旋回がうまく引き出せず、曲がりきれないからバンク角に頼ろうとする
すると、すぐに接地してしまう。リヤタイヤが1cmぐらい余裕がある。
通常レベルの走行なら問題ないが、結構攻めるひとや、特殊な峠の厳しいコーナーでは、接地してしまうようだ
ちょっと走りが激しい人は、不満足爆発かもしれないなぁ・・。バンク角が好きな人は、Xの方がいいかもしれない。
(ちなみに、サスの大部分がXと共用化なので、少ないパーツで X長足化も可能な様子)
あと、通常のステップ位置だと、靴のサキッチョが簡単に接地して削れてしまう
これは、ちょっと対策はある。先ほどのステップを蹴っての加重移動の際、イン側の足を置き換えたら良い・・・
のだが、ライディングが難しくなる。サーキットレベルでは、置く場所を変えたりするらしいけど、ツーリングペースでそれやっていたら、やだなぁ・・
まあ、これは、イロイロ練習とか、車高を高くするとかは、考えてみる予定
とりあえず、ノーマルで走りこんでみようと思う。初期旋回をうまくやれば、まあ、ちょっとゴリゴリぐらいで、いけるかなという感じもある
■80−90での段差の挙動に違和感
和歌山のようなちょっと段差の強めの一般道でちょっとハイペース80−90だと、足が変な挙動をする
ちゃんと足が動いていない感じで、前後に揺れるのだ。
高速道路でも強めの段差なら、感じるときがある。
最初、すごく気持ちが悪く不満だった。
原因は、私は素人なので正直わからない。前後に重量物が長いからか、それともこんなもんなのか
足を固めているせいなのか、フロントが悪いのか、リヤが悪いのか、フレームがやわらかいのか、足が動いていないのか・・・
わからない。
コーナー中では問題が無いし、事故になりそうなこともないので、今は、こんなもんだと割り切って乗っている。
ちゃんとニーグリップして、波状路を走る感覚でいなせば問題ないが・・・気合が入っていない時は、つらいなぁ
■アクセル旋回が面白い
パワーがあるので、アクセルで旋回すると面白い
ビッグバイクの面白さを感じる
が、意外と細かい変速を要求される。大型だから適当でいいかなと思っていたのだが、やっぱり、難しい
特に、ブレーキングで進入するときの、ギヤ選択が難しい。どの回転数でどれぐらいのパワーで、エンブレなのかが、まだ身についていないようだ。
CBR250Rだと、とにかく全開じゃないとダメなので、逆にシンプルだったのだが・・
これは、練習しかないなぁと感じている。
普段は2000ちょいで回転数あわせも不要で走れるが、峠になると2000−4000を使い始める。そうなると、ちゃんと回転数を合わせないと、うまくチェンジできない
こりゃ、練習だなぁ・・という感じである。このへんは結構むずかしいので、DCTだと快適だと思う。インテグラに乗せてもらったが、Sモードにすると安定して4000とか高回転をキッチリ使い切っている。これは、なかなか人間じゃ難しい。よほどじゃないかぎり、ツーリングならDCTが速いかもしれない。
■ホンダ伝統のアクセルが重たい
ホンダは、アクセルが重たいのである。恐らく、安全性重視なのだろうか・・・
CBR250Rはすごく軽かった
アクセルの開け始めで、チエーンのガチャンとか、サスの感じとか、すごく細かいアクセルワークをしたいのだが、それがアクセルが重たいとすごく難しいのだ
エンジンの方は2気筒で、ちょっと開け始めがギクシャクしやすい傾向はあるのだが、ちゃんと細かいアクセルに反応している感じが有る。この辺はホンダだし、最近のインジェクションだなぁと思うのだが・・・、アクセルが重たいから、かなり神経を使わないとうまく動かせない。
具体的に言うと、クラッチを切っていて、任意の1500回転に回転数をあわせるいうか・・・半クラの微妙なアクセルの感じ、そういうのが難しい。
ドンって感じで雑にやるしかない。これ、嫌いなんだよなぁ・・
まあ、もともとそういうのは難しいのですけど、アクセルが重たくて難しいってのが、気に食わない。
あと、ロングツーで肩が痛くなる。
70以下だと、エンジンブレーキが少ないので、走行中にアクセルをもどして、肩を休ませることが出来るので、問題は無い。
しかし、高速では、ずーっとアクセルを開いている必要がある。案の定、肩が痛くなってきた。 昔、肩を痛めて弱いってのあるけど・・・
仕方ないので、スロットルロッカーで対処する予定。
ちなみに、バンディット1200に乗せてもらったが、4気筒で下がスムーズだったってのもあるけど、アクセルが軽くてコントロールしやすくて感動した。
安全の為だと思うんですけど、もうちょっとなんとかならないもんかな。他のメーカーが軽いですからね
特にアクセルで曲がる要素があるから、勿体無い感じがします。
■ノーマルスクリーンがいい
やはり、通常のカウルつきが楽ですね・・・・ネイキッドは高速レンジでの風が厳しいです。
ただ、ノーマルのスクリーンでも、120ぐらいなら、十分かなと。 内臓に風が当たらないようにしてくれます。
ただ、胸とアタマは直撃です。直撃ですけど、0-80ぐらいなら問題が無い風圧。 120ぐらいが限度かな。
純正ロングにしましたが、あごに強い風が当たるので、結構疲れます。風の音とかすごいし、ヘルメットの一部に強い風が当たるので、意外と疲れます。いろいろつけたり外したりしましたが、ノーマルに戻しました。
スクリーンを変えたい人は、社外の大き目のスクリーンにしたほうがいいかもしれませんね
ただし、ハンドルマウントなので、高速領域のハンドリングが悪くなるでしょう。
ハンドカバーと、スクリーンをつけたのですが、曲がらなくなっちゃった感じがしました・・・。
ハンドルまわりに風の抵抗がある場合のハンドリング変化、だれか考察して欲しいです(笑)
この辺は、やっぱりフルカウルなんだろうなぁ・・・って思います。安いネイキッド買っといてこれは無いですけどね(笑)
ただ、風を受けて走るのも気持ちいいですね。意外と0−80ぐらいで流して走っていることが多いですから。
足回りもそのレンジで流している時は、問題ない感じです。
イロイロありますが、溜まっている感じとしては、こんな感じでしょうか
文句ばかり書いてますが、一般道でのエンジンのドコドコの流し感はGOODです。
ちょっとだけ、曲がり方の味がわかってきたところなので、味を引き出せるよう練習してみたいと思います。
あと、コノ値段でこの面白さなら、アリかなと思います。 ABSで65万ですからね。250並みですから
次のバイクは、多少高くても、フルカウルで、アクセルが軽い奴にする予定です。
アクセルを軽く出来ないかは、グリスアップとかしてみます。やったことありませんので