ちょこっとつーりんぐ > 中間排気量バイク選び

前の記事

015 CBR500R 発表される スペックを検証してみた 2012.11.20

 

EICMAという、海外のモーターショーでCBR500シリーズが発表された
バイクは、欧州を中心に動いているのだ。
フルカウルのCBR500R、今流行?のON−OFFツアラーのCBR500X、定番のネイキッドタイプ CBR500 3兄弟で発表された

どうやら、ヨーロッパのA2とかいう免許、日本で言う中型免許のジャンルがあり、それが50psという枠らしい
だから、NC700シリーズも50馬力、T−MAXなどスクーターチームも50ps。
恐らくなのだが、これの上のクラスになると、免許も違うし、税金や保険も高くなる・・・のではなかろうか?
あんまり、この辺を詳しく書いている情報を見たことがない。詳しく知りたいのだが・・・。意外とこういうこと、あんまり書かれていないんだよね。今度調べてみよう


NC700シリーズは、次期バイクとしてとても魅力的だった。 ただ、NC7003兄弟には、肝心なチョイ前傾、カウルなポジションの車種は用意されていなかった。VFR1200の弟分みたい、オートマスポーツツアラーが出ても良さそうなのだが・・

700Xにも乗らせてもらい、確かに乗ると面白いバイク。悪くは無い 
ただ、CBR250Rでちょい前傾での乗り味の面白さに慣れてしまっていた自分としては、ちょっと違和感がある。もうちょい、前傾のバイクに乗りたいのである。できれば、カウルつきで
CBR250Rもおもしろくなってきたので、NC700シリーズの購入は、しばらく様子見となったのである。

欧州の50psの制度、
CBR250Rと、CBR600RRの値段差(45万ー110万)
スペック差(20ps-100ps)
なんとなく、その中間を埋めるタイプが出てくるなって予想をしていた。 そこで、CBR500シリーズが出てきた。


ちょいと不思議なのが、なぜ4気筒タイプではないのか?CBR250Rも2気筒ではなく単気筒であり、スペック重視の人々を落胆させた。
これは、やはり、コストなのかもしれない。バイクの値段があまりにも値段が高くなりすぎて、買う人が少なくなってしまったのではないだろうか?(いや、買い手の給料が下がっているかもしれないが) 
バイクに乗る人が少なくなってきて、もともとマニアな遊びが、さらにマニアな遊びになりつつある。 金持ちの遊びになりつつある。
こりゃいかんってことで、リーズナブルに楽しめるバイクを作らなければってhondaががんばってくれているに違いない。
日本人としては、日本で安く作ってくれたら嬉しいのだが、それだと難しいのだろう・・・ 最近のバイクは、タイで作られている。 
かつて、日本からアメリカヨーロッパに輸出したように、今は、アジアからヨーロッパ、日本に輸出されている。 
ちょっと寂しいことだが、そういう安いことにチャレンジしなければ、アジア系のバイクメーカーにやられてしまうだろう。 
今後、日本はどう生き残っていけばいいのか・・・ 落ちぶれて我々の給料や土地が安くならないと、ダメなのかもしれないね・・・

あ、そういう話じゃなかった
とりあえず、スペックが発表されたので、スペックで考察してみることにする

 CBR250RNC700SCBR500R
ushonda
mrbike
CBR600R
お値段(5%税込)45万
ABS 50万
60万
ABS 65万
ABS DCT 70万
6000$
60-65万?
110万
ABS 126万
全長2035219520752010
全幅720760740685
全高1125113011451105
軸距1370152514101380
最低地上高145140140135
車両重量161211194kg(abs?)187
燃料消費率49.241.535(予想)29
最小回転半径2.53m 3.2
エンジン種類単気筒直列2気筒直列2気筒直4
排気量249669471599
内径*行程76*5573*8067.0*66.867.0*42.5
圧縮比10.710.710.712.2(ハイオク)
最高出力 kw [ps]20[27] 850037[50] 625035 850057[78] 12000
最大トルク N・m23 7000 61 4750 43 7000 52 10000
タンク131415.7 (16?) 18
3.3332.812 2.750
2.117(0.63)1.894(0.67) 2.000(0.73)
1.571(0.74)1.454(0.78) 1.666(0.83)
1.304(0.83)1.200(0.82) 1.444(0.87)
1.115(0.85)1.033(0.86) 1.304(0.90)
0.962(0.86)0.837(0.81) 1.208(0.92)
1次・2次2.807/2.7141.731 / 2.687 2.111/2.500
キャスター25°30'27° 00'25°50'23°55′
トレール9811010398
タイヤ110/70 17
140/70 17
120/70ZR17
160/60ZR17
120/70ZR17
160/60ZR17
120/70ZR17
180/55ZR17
ブレーキ296mm
220mm
320mm
240mm
320mm
240mm

310mm*2
220mm

パワー
省エネエンジンオイメージが強いNC700だが、トルクに関してはかなり強烈なものがある。このクラスの排気量で発進加速最速とか聞いたことがある・・・
やはり、排気量が大きいほうが、低い回転数で多くのガソリンを燃やせるから、低回転で有利。
ツーリングならトルクが有ったほうが乗りやすいし、速い。ツーリングなら、NC700がGOODかもしれないね。マニュアルで楽しんでみたいところ。


CBR500の最高馬力が8500回転、約50ps。 NC700に比べると高回転の伸びる部分が広い可能性が高い。
CBR250Rでは、パワーバンドの8500を超えて、10000回転まで引っ張りきって使う場面が結構あるのだ。
8500回転以上は、最高馬力より少し落ちて、惰性の感じが有る。でも、惰性でも回って加速してくれるとコーナーでの組み立てがしやすくなる。CBR500Rでも恐らく、最高馬力回転数である8500から、ある程度引っ張りきれるんじゃないだろうか・・・。

あと、気になるのは、中低速のパワー。峠で常にパワーバンド全開ってワケじゃないですので(笑)
楽に速く走りたいのなら、低中回転でのパワーカーブの面積の広さが重要ですね。
数値上の馬力が高い=パワーカーブのトップエンドがトンガっていたら、直線でのアタックは楽しいんですけど、加減速の多い峠で走るのが難しくなります。特に、ヘタクソだと遅くなっちゃうんですよね。 
その辺の最終的な評価は、やはり峠で乗ってみないと判らないかもしれません。
CBR250Rでは、個人的に数値以上に楽しめました。数字じゃわからんもんですね。 500Rでも大丈夫な感じがします。
最近はパワーカーブを公表してくれないので、悲しいですね。あれがあれば、ある程度比較して、想像できるんですけどね。また、発表されるでしょう。


ピストンの内径
CBR600RRと同じ内径ですねぇ・・・。 
CBR250Rは、CBR1000RRとおなじサイズ
NC700は、フィットと同じボアストロークだったりします
径が同じだと、設計がしやすいのかなぁ・・・ NC700の場合は、フィットのノウハウを継承できるので、かなり高性能な燃費性能になっているようですね。
クルマの開発費は半端じゃないですからね、使えるものは使ってもらったほうがいいかなって、私は思いますけどね。


重さ
CBR500Rは、CBR250Rより30キロ重たいようです。CBR250Rの面白さの一つ、コーナーの軽快感は、少なくなるでしょうね・・・。
これは、仕方ないところ。その代わり、パワーが増えるので、トルクでの走りが楽しめるかもしれません。あとは、高速での120キロからの余裕かな・・・
CBR250Rだと、140が実用巡航の限界なので、高速でちょっとハイペースになるとしんどいんですね。ま、パワーに関しては人間贅沢で、欲望にきりはありません。


NC700Sと、CBR500は、そんなに大きく重量は変わらないみたいです。7kg程度。 
重心から離れた場所の数キロ重量増は、意外と素人で判るぐらいの違いがでてきます。この7キロが、意外と大きいかもしれませんね。

車体寸法
キャスターとトレールがCBR250Rと似ている。曲がり具合は、同じような味付けっぽい可能性がありますね。 250Rも、500Rもレースを考えている車両ですから、似たような設計になるのでしょう。
ただ、軸距離がちょっと長めですね。素人でわかるのかどうかは不明ですが・・・。ちょっとハンドルが遠くなるのかもしれませんね。600RRは、さすがに、最強の小ささです。

NC700Sと比べると軸距離が100mm短いですね。コーナーの小回り感はCBR500Rが有りそうです。さすがスポーツタイプというところでしょうか。
ハンドルも近くて、乗りやすいかもしれません。やはり、ハンドルが近いと楽ですね。
ただし、NC700Sは、シリンダーを寝かしている分、メットインスペースがあります。そのメリットも捨てがたいですけどね。
その人のバイクのスタイル次第ですね。


400ccが出てくるのか?
400ccにすると、バランサーとか、いろんな部分を再設計しないとダメだと思うんです
そうすると、エンジンのテストも全部やらないといけない。 
今は排ガス規制などもありますし・・・・コスト的に400の設計は、難しそうな感じがするんです。 

なんといっても、今、700ccが60万です。hondaは、海外と同じぐらいの値段で、国内で売ってくれているんです。ほんと、とっても嬉しいことです。いい時代ですね。
大型も中型も、保険代も同じ、車検費用も同じ、燃費もいい。
特に、NC700の出現で、あえて400を選ぶメリットがかなり減ってしまいました。
あえて400にこだわるなら、名作のCB400&400SBの4気筒ぐらいかなぁ・・・ 

個人的には、ちょいとお金出して、教習所で大型とるのをオススメします。バイクが好きなら、あっというまですよ。

さて、CBR500Rが国内で販売されるかどうか自体が微妙な感じも有ります
国内仕様を開発するのもお金かかりますから・・・。
ま、楽しみに待つとします 発売されなければ、NC700Sかな。

次の文章

ちょこっとつーりんぐ > 中間排気量バイク選び