どうでもいいこと2013 025.速読記憶術の本を読む データーが多いほうが記憶に残りやすい? 2013.3.14

ちょこっとつーりんぐ > さかなのどうでもいいこと2013 ご感想など> ちょこっと掲示板

1つ前の記事

間違っているかもしれないので、各自確認してみてください。


速読記憶術 若桜木 虔(わかさき けん)

図書館で返却棚に置かれていたので、借りてきた本。
(おもしろかったので、後日、購入した 最近は、面白かったらアマゾンで手に入れている)

中央図書館は、とにかく本が多い。全部のジャンルをチェックすることはむずかしいし、めんどうなのでやらない。だから、返却棚にある、おもしろそうな本を手に取る時もある。

本を読む人間なので、やはり、速く読めたら面白いかと思い手に取った。
速読術に関しては、なんとなく理解しており、音読でなく、イメージで読み取ってしまうというものだ

チャンキングという方法が紹介されている。
一度に読み取る塊を大きくする方法である。
「本日、スポーツを経験する」 と書かれていて、け い け ん す る なんて、一個一個読み取らない
熟語単位で、読み取っている。視野を広げることで、もっと広げていく。
その具体的な練習方法が書かれてある
練習すると、一行まるまるを一瞬で。又、横の行まで平行して読み取る・・・そして究極は、1ページってのもできるらしい。

チャンキングを意識して、ちょっとやってみた
少し本を読んでいるので、さすがに声を出すようには読まない。文の半分ぐらいは、一瞬で読めるが、一文は無理な感じ
2行となると、結構むずかしい。

速読術も、なじみのない用語が多いと、スピードが落ちてしまう。ある程度の基本用語をパソコンの文章にまとめておき、記憶してしまうらしい。

パソコンを使った速読記憶術というのも紹介されている
文字を拡大できるワードなどに覚えたい用語、文章を入力しておき、スクロールさせながら速読すると、頭に入りやすいらしい



速読を生かした、試験のコツも書かれている
著者は東大に行って、試験も楽勝とのことだった。

過去10年の問題を何度も速読して覚えてしまうらしい。
覚えてしまうと、同じような文章が出てきた時、対応速度も速くなる。
試験というものは、ある程度定型パターンなので、それさえ押さえてしまえば、かなり有利になる
なるほどなぁ・・・・

ちなみに、東大には、記憶じゃなく、本当に頭の良い奴ってのがいるそうな。
頭がいいと思って入学してきた人がショックを受けるそうだ。
4000人に10人ぐらい、いるらしい・・・超えられない壁があるに違いない。


英語の勉強方法も参考になった

英語の辞書の例文を速読で覚えてしまうそうな
文字が大きく、挿絵があるほうが良いとのこと。

人間の特性として、意味の無い単語を数多く覚えるのは、非常に苦手なんだそうな
文章やイメージで、覚えてしまう。


小さくまとまった本より、分厚い本の方が覚えやすい?

これは、衝撃だった。

人間は、英単語のような意味の無い羅列を覚えるのが苦手なようである
確かに、そのとおりで、私も英単語は挫折した。全く、おぼえられる気がしない(笑)

ストーリーとか文章とか、イメージ化されたものは、覚えやすい。
映画の名場面のせりふなんてのは、一発で覚えてしまうし、その前後のあらすじも、結構覚えているものだ。
人間の記憶の仕組みでは、関連性、連想という方向の味付けがあるほうが、記憶全体が強化されるようだ。
だから、単なる小さなデーターではなく、お互いに関連性がつよいデーターの塊を飲み込んだほうが覚えやすいのかな。
一部を思い出すだけで、関連性から、全体を思い出せてしまうってことかもしれない。


著者は、歴史が苦手だそうで、その克服方法は、シリーズものの日本史の本、30巻ぐらいあるを読みきってしまったそうな
世界史の本も読みきってしまったらしい・・・・
世界のストーリーには、つながりがある。 
小さな出来事と年代を覚えるよりは、歴史の流れを丸ごとを覚えてしまったほうが効率よく覚えられる・・・ 
理屈では判るが・・・ なかなかねぇ・・・



著者は自分のことを普通っぽく書いてあるが、十分すごいと思う
家に沢山の本があり、幼少のころから読みまくっていた。普通に読んでいたら全部読みきれないので、自己流で速読を学んだようだ

ある程度訓練をすれば、効率の良い本の読み方、受験のやりかたができることに、衝撃をうけた、
学生のときにこの本に出会っていれば、少し違っただろうなぁ
興味があれば、読んでみてください

次の記事へ

ちょこっとつーりんぐ > さかなのどうでもいいこと2013  ご感想など>ちょこっと掲示板