87. CBR400R F800GT &シゲさん700X よっちさん9万キロフォルツァ試乗 2013.05.19

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あらすじ
ちょいと話の流れで、試乗&お見積もりにお伺いすることになりました

 


ガッツリ走るなら、皮パンでしょってことで、皮パン
はいている人ってほとんど見たこと無い。20−50%ぐらい、バイクが面白くなるんですけどね
(車種によります ケツ荷重で動くタイプは、不要)
結構、早起きした



シゲさんの700XLD


追加スクリーンが効果絶大とのこと

ちょいと試乗させて頂くと、確かに顔に風が当たらない
気流の乱れを感じるが、ツーリングは、レースではない。
人間がラクチンってことは大事なことなので、このグッズはなかなか面白い


無線機の場所
NC700シリーズ、アーダコーダ言われるけど、この空間は、劇的に便利

試乗させてもらったら、確かに風は少ない
ただ、ポジションがシゲさんスペシャル。シートやハンドルをカスタマイズされている
この辺がバイクの難しいところ。


ついでにヨッチさんの9万キロ超えフォルツァに乗せてもらった


オーディオとかすごい。ちゃんと、聴くことが出来る
雨でも壊れないなんてすごい・・・・


フォルツァは、乗っている感じは、正直遅い
でも、追いかける側からは、フォルツァはかなり早い。

ロングスクリーンの出来と、変速機構の出来がかなり良いせいだと思う
CBR250Rは、ソコソコきびきび走れると思っていた。 ASモードで全開している市街地でフォルツアについていこうとすると、CBR250Rでは、高回転をガンガン回さないと厳しかった。
乗っていると、遅く感じたんだけどなぁ・・・ 

ASモードってのがかなり賢くで良く出来ている。アクセルを戻すとすぐに巡航モードでトップギヤになるし、アクセルを全開にすると、最大効率で加速を開始する。流して走っても、ちゃんと対応する。良く出来ている。Dモードがかったるい感じ、燃費モードなのかも

荷物も一杯入る。
これらのパッケージを、銀翼などの大きい排気量でやれば、面白いと思うのだが・・
あと10年ぐらいして、銀翼がフルモデルチェンジすれば変わるかもしれないね。



某ドリーム店
CBR400Rが展示されていた



前後連動ではないABS 
あまり宣伝されていないけど・・・ 2kgと軽量。
反応速度もかなり良い感じだった
リヤだけ試してみたが、作動レスポンスとかキビキビしている感じがした


今は、色で値段が違う
でも、やっぱりこの色かなぁ・・



なんと、CBR400Rには、燃費計(瞬間、積算)がついている
この表示は謎なのだが・・・ リセットしてからの使用した燃料だと思われる
(耐久レースで使えそうな機能 このメーターを流用する人もいるかも)
ちなみに、試乗車の燃費表示は20でした、試乗で20なら、かなり優秀かもね

燃費マニアとしては、かなりくすぐられる機能。これだけで、ちょっと欲しくなる
残念なのは、走行距離と燃費表示が一緒であるところ。

メーター切り替えボタンは、とても押しやすい。

タコメーターがアナログではないのが残念だが、あんまり気にならなかった
走行練習中に回転数がわかればいい。普通に走っているときは感覚で走るからね。

CBR400Rの印象

エンジンの音、フィーリング
最近のホンダで気になるのが、エンジンのフィーリングや音にこだわっていること
明らかに、何らかのチューニング技術が投入されている感じがする
CBR400Rでは、表現が難しいが、流している時に心地良いエンジン音がする
あと、回すとフェラーリーっぽいエンジンの咆哮音がする。
2気筒ダメじゃんって言われるけど、このエンジンの回した音の感じは、なんかスゲーなって感じるのだが、俺だけだろうか?
吸気音とか、うまくミックスして、グォォォーって、えらいすごい音だなって感じた。

小排気量は回さないと走らないんだけど・・・
逆に考えると、小排気量だから、回して楽しめる。
大排気量でちょっと気持ちよく回すと、時速100キロを超えて、死亡領域に入る
遅すぎてもストレスが溜まるが、速すぎても危なすぎてストレスが溜まる

dbr400でも遅いって言われるけど、2速で全開するとあっというまに80キロ超えてくるので、もう死亡領域なんだよねぇ・・・。全開で楽しめるのはこの辺が限界っぽい感じがする。
250だと全開でしばらくそのまま我慢、いや全開しているぜって楽しめる時間があるんだけど、
400だとかなり全開できる時間は短くなるだろう。
勾配の強いところで、どれだけ流して走れるのかが気になる。


エンジンのパワー感
CBR250Rでは、2500−3500という狭いところで強いトルク領域がある。ここを発進加速で使おうとすれば、かなり変速がしんどい、結構テクニックが要求される。(NC700のDCTはこの辺のアイドリングのすぐ上のトルクゾーンを的確に使ってくる)
ここの低い回転数の山を使えると、軽い車体の割りに強めのトルクで、結構楽しかったりする

CBR400Rでは、回転が低いところでの強いトルクの場所が判りにくかった。実は速度の乗りがいいのだろうか・・・・じっくり乗ってみないと判らない。

回転を上げるほどパワーがモリモリ出てくる感じ。高回転では、音の演出もあり、かなりパワーを感じた。かなり音量があって、マフラーイラネーって感じ
たぶんマフラーを交換するとやかましくて疲れそうだ。

ポジション
CBR250Rと似ている。少し大柄な感じ 
峠を走っていないけど、やっぱりちょっと重たい

ハンドリング
CBR250Rより、穏やかな感じ。簡単に言うと、CBR250Rより曲がりにくい。
ただし、スポーツポジションなので、重心をつかんだり、体の動き方を覚えれば、クイックに曲がれるのかもしれない。
CBR250Rのようなクルクルではなく、少し高速向きで安定セッティングかなぁ

ブレーキ
ABSということで、リヤだけ意図的にロックしてみた。結構反応はよかったと思う
+5万円 2kg
非前後連動ってのが、ちょっといい感じである

クラッチ&シフト
クラッチは、NC700Xと同等の重さ。CBR250Rほど軽くは無い
少し気になったのが、ハンクラ領域が少し広いように感じた。完全に動力を切るには、結構握り込む必要があるような感じがする。

新車なので、シフトがすこし渋いのだろうか?スコっとは入らない。結構、クリック感がある。いろいろタイミングを変えて試してみたが、スコっと入るところが判らなかった。ミッションは詳しくないが、どんなもんなんだろうなあ。
CBR250Rでは、かなり試行錯誤して練習の末、満足いくシフトが8割ぐらいの確率でできるようになった。練習が必要なのかも。

さいごに
規制のかかった400ccと言えども、やはりスポーツ車だと感じた
信号ダッシュじゃなく、峠で回転をキープして走ってみたいところ。CBR250Rと違って、回すとキッチリパワーが出ると思うけど
そりゃ、大型と比べたらダメなので、そういう人は比較するものを間違えている
流して走るには十分なパワーかと思う

エンジンの音の演出は、ビックリした。並列2気筒だから、もっとドコドコって思っていたが、かなりレーシーな音。大人しいバイクばかり乗ってきたせいもあるけど・・・CBR400Rのエンジンは、回した時、フェラーリーとか、F1みたいな露骨なエンジン音に感じた。

アイドリングの時、エンジンから結構、ドコドコ大きな音がしてくるのも印象的だった。

 

 


F800GT試乗

ビーマー(BMWファンのこと)である、ヨッチ販売員のススメもアリ、BMWにも訪問してみた
BMWというと、バイク好きのオッサンとしては、どうしても気になるバイクである
ただ、あの上から目線、オーラが、小物日本人としてはあんまり好きじゃない(笑)

けど、やはり、お店には行ってみるべきかなと思った
仕事も20年ぐらいしている。金持ちを満足させる仕事ぶりが気になるところ
一人じゃ絶対行かないし、いい機会だと思った。

ドリームのお店もかなり対応がシッカリしていたが、BMWのお店もかなりシッカリしていた
整備エリアとか、接客とか、目配りとか、それとなくチェックしていたが、かなりシッカリしている。
なるほどなと、実感した。

驚いたのが、かなりお客がいること。たまたまかもしれないが、家族連れもいた
駐車場が一杯だった。
何か待っている人が多いようだったが、何か集会があったのだろうか?
沢山人がいたのが印象的だった

バイク乗りのオッサンってのは、結構わがままだと思う
そういうのをいやな顔せずに、じっと対応していた。プロだねぇ・・・


さて、最初は無料でコーヒーをもらえるってこととか、雰囲気はどうなんだろうということで行って見たのだが・・・ヨッチさんのススメで試乗という流れになった

自分に手が届きそうな現実的なツアラー。

F800GT(BMWのページ) をチョイスしてみた


試乗は、どこに走りに行ってもいいらしい。納得行くまで乗って、気に入ってくれたら買ってくださいというスタンス
ホンダも少しだけ試乗ができるんだけど、ちょっと納得行かないんだよね。
バイパスとか走れたらいいんですけどねぇ

対人保険は入っている様子。ただし、対物は無し。
壊したら全部弁償(勿論、壊したことで仕事に支障が出る影響も弁償しないといけないだろう)


変なメーター
だけど、まあ、判りやすい。

 


ディスクが真ん中にあるベルトドライブ

ポジション
足がかなり窮屈。SSみたい
恐らく、シートを低い位置にしているからだと思われる。乗れないことは無い
その代わり足つきはよかった

上半身は、なんともいえない中途半端な前傾
もうちょいハンドルがコンパクトの方が好きだけど
これはこれで許容範囲。 
もしかすると、シートを高くするとシックリくるかもしれない。

あと、ミラーが小さく感じだ。でも、結構ちゃんと見える

防風
スクリーンが低めだけど、横に広い。顔には風が当たるが、体全体はカバーされている。
体全体の防風は考えられていて、疲れない感じ
後で述べるエンジンの余裕もあって、長距離で疲れないと思われる
この辺はBMWだなと

エンジン

試乗前に低速が少ないので、回し気味で走ってくださいと、言われた
いきなりエンスト。どこでエンストするのか試しながら乗るのでいつものこと。
だいたい、エンストする加減はわかった
1速の守備範囲が広い。恐らく、1速のギヤ比が高いのかなと感じた

排気量が800もあり、ハイオク仕様だから、すごぶる快適
発進さえしてしまえば、グイグイ走る。これは、快適だね。
乾いた排気音で、悪くない感じ。疲れない感じがする

シフト
クラッチが結構重たいので、試乗前からコリャだめだって思っていたのだが・・・
スパっとクラッチが切れるし、シフトも小さいストロークでカチカチ入る
だから、一瞬少しクラッチを切って、スコってシフトできるから、意外と疲労は少なかった
ただ、渋滞だと、先ほどのハンクラが必要なギヤ比と重たいクラッチレバーで左手が動かなくなる可能性が高いと思う

最近は、シフトがカチっとちゃんと入るってのが結構重要に感じている。
そこでクラッチが軽ければ最高なんだけどねえ・・・
R1200GSは、お値段が高いだけあってクラッチは軽くて、シフトがカチっとしていた。
ホンダの高級車も負けずとシフトは素晴らしいのだが、クラッチとかアクセルが重たい
高齢化社会だから、もうちょい軽くして欲しいもんである。

電子化も素晴らしいのだが、本来の腕が疲れるとか、シフトが頻繁になるってのに着目してみたらどうだろうか・・。クラッチに関してはもっともっと軽くていいんじゃないかと思うのだが
やはり、コストなんだろうなぁ。高いバイクは、クラッチとかアクセルが軽いからねぇ・・。

総評
ちょっと大柄で、日本の狭い峠でグルグル回るってのには向いていない
しかし、高速をビューンと走って、有料道路の見通しがいい道を走るなら、全く問題なし。
こういうバイクがいい

バイクに乗っていて面倒なことの一つである、チェーンメンテもベルト駆動になっているので不要。
これは、オッサンにとっていいポイントかもしれない。オッサンは、
時間無いんだよね。
(チェーンも、意外とノーメンテで走れるらしいですけどね)

国産では、この手の手堅いロードタイプのツーリングバイクが無いのが残念かなぁ・・・。VFR1200や、CB1300だとちとデカイ。
売り上げと所有感は得られると思うけど・・。
お値段が130万円台とのこと。サイドパニアやら、諸経費をいれると、アラマアこんな値段!になるんでしょうね
でも、逆に言うとお金を出せば、いいバイクが買えるってことだね

作業している人の動きをみている感じでは、BMWは、工賃は高そうだけど、
仕事はきっちりしてそう(このへんは実際に対応していないのでわからないので、あくまで予想)
お金に余裕がある人は、BMWもいいんじゃないでしょうか?


ツアラーに関しては、ウィンドプロテクションのシッカリ感、やはり、歴史の長さを感じました。
国産も、がんばって欲しいですね。 
NC700シリーズで、手堅いスポーツツアラーのポジションが出なかったのが残念でなりません。
まあ、日本じゃ売れないかもね


あと、例のBMWスクーターも
1000キロ 90万で売り出されていました
1000キロで売った理由を聞いてみたいなぁ 試乗車流れ?

スクーター最速らしいです


荷物室 結構広い



最近、乗り換えタイミングでイロイロ試乗していますが・・・
どのバイクが一番すごいっていうのはあんまり無いですね
料理みたいなものでしょうか・・・

それぞれ、面白さがある
CBR250Rの軽快な一体感の楽しさってのは、他のバイクじゃ得られない
重たいバイクに乗って実感するのは、
確かにパワーがあると楽
しかし、重たくなるほど反応が鈍くなり、面白くなくなるってことですね。
あと金がかかる(笑)

ただ、軽いバイクは、面白い一方で、高回転を駆使しての運転が難しいですね

その辺のバランスが難しいところであります。
まあ、逆に言うと、どのバイクでも必ず面白いところがある。
デメリットばかりではなく、面白いところを見つめるのもいいかもしれません
でも、デメリット見ちゃうんだよなあ・・

以上


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