78.NC700X dct 六甲試乗 ご協力 タンスキさん 2012.08.19

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銀翼時代からのバイク友達である、タンスキさんが、NC700XのDCTを購入されました
以前、お会いした際、購入されたら、ちょいとツーリングでもしましょうと話しをしており、ツーリングすることとなりました


ものすごく暑いので、水を持参します。


おろしたてのグローブで、大丈夫かな・・と思ったのですが、すぐになじみました。



待ち合わせのさくら夙川駅
待ち合わせが10時で9時ごろ到着。
ちょいと早いので、近所で時間をつぶしました



30分ぐらい前に行くと、タンスキさんがおられました
あれこれ、雑談


氷を作れるスプレーを頂きました。
ノズルを絞ると、人工雪が出てきます。すごい


ICチップが入っていないキー
信号待ちで、ちょいとフタを開けたい時の為に作成されたそうです。
走行中、差しっぱなしとのこと。なるほど・・・
半ドアという方法もあるのですが、高速道路で開いちゃう・・・らしいです




700XのETCアンテナ設置場所、ホンダの指定場所は、鼻先です
へぇ・・・・


裏からみたところ
ETC用の電波は、ガラスやプラスチックを透過しますからね・・・
動作確認のインジゲーターは、キーのヨコになります



HONDA指定では、ETC本体は、タンクメットインなのですが・・・
荷物を積んでいる時に出し入れが難しいので、タンク側に設置



タイプLDではなく、フロントの突き出し1cmと、リヤサスのプリロード調整で、すこしローダウンされてます
リヤのプリロード調整は、ダブルナット方式で、長いドライバーが必要です

CBR250R(MC41)では、前後長がコンパクトな為、荷物を積んで後ろ下がりになると、簡単に曲がり具合が弱くなります。
ですので、チョイチョイ、プリロード調整で、ニュートラルなハンドリングになるように、調整してます

700Xは、プリロード調整は、ユーザーで、できません。(工具でダブルナットを調整するとできる)
CBR250に比べ、NC700Xは、ホイールベースの距離が遠く、車高変化は少ない。特に問題は大きくないのかなぁ・・。
調整できないのなら、恐らく、2名乗車、積載を考えた設定のはずです。

ちなみに・・・
プリロード調整すると、バンク角に対して車両の曲がり具合を調整できて、面白いです。
走りが好きな人は、ぜひ試してみてください。
個人的には、マイナーチェンジの際にでも、プリロード調整をつけたサスにして欲しいですね

ただ、ホンダがプリロード調整を省略したのも判らないわけじゃありません。
わたしもそうなんですが、実際、あんまりいじる人っていないんですよね・・・。面倒ですし
でも、いじる人間になった自分としては、やっぱり、つけて欲しいなってところです。


シート
標準では前下がりになっていて、知らず知らずに前に来てしまう。
シートの固定箇所をチョチョイと加工され、角度をゆるやかにされたとのこと。

前下がりは・・・ホンダの真の狙いはわかりませんが・・・
足つき対策と考えられます
皮パンツを履けば、問題ないのですが、Gパンだと滑ってくるみたいですね


六甲へ





いつものコース
練習コースは、やめて、普通の観光コースにします
残念ながら、社会人の夏休み最後の日曜日であり、時間が遅かったため、一般車が多く・・・まともに走れませんでした
制限速度が40キロなのですが、プリウスとかが35キロぐらいで走ってますんで・・・
素人の車がくると、それぐらいの速度で走っちゃう、ステキなコースなんですけどね。


ガーデンパレスで休憩 いい天気でした
飛び入りのむとねさんと合流


サイドブレーキなのですが、イマイチ使用方法がわからん・・・



ファミレス着 すごい暑さなので、日陰に

 



ハンドル高さの図

わたしはハンドルを下げたいのですが・・・DCTだと、あんまり下げ幅がありません
DCTの人はご注意を

あと、ハンドルを変えると、ハンドルロックした状態でメットインが開けられなくなるみたいですね


ファミレスでバイクの雑談しました
楽しいひと時でした



700XDCTを六甲を走った感想
バイク好きのオッサンの感想なので・・・・
ちなみに、今乗っているのは、CBR250R(MC41)単気筒です


一般道(平地)でのDCTでの感想

ラクチンです。エンブレが少ないのと、エンジンの鼓動感がいい感じ
ドコドコドコって加速して・・・・しばらくスイーっと慣性走行。 そして、また、ドコドコドコって感じですね
エンブレが少ないから、アクセルを戻せます。だから、右手を休められます。
アクセルオフから、ONしたときってのは、結構繊細な操作が必要なのですが・・・
そのへんは、うまくできていて、スムーズに気楽にアクセルONできます
一般道で60−70キロで車のペースで走っても、ストレスが溜まりません

視界
視界がいいのがいいですね。遠くが見えます
流して走る時にいい感じですね

強い傾斜でのDモード
六甲への登り道は、結構な傾斜なんです。小さい排気量のバイクだとヒイヒイいいながら登るのですが・・・
700Xだと、スイスイ登ります。
多少は、ノッキング寸前のギリギリっぽい挙動もみせますが、グイグイ登っていき、ストレスを感じさせません
やっぱり、700ぐらいだと楽だなぁ・・と感じました
ATですので、坂道発進も、ラクラクです。
CBR250Rにはタンスキさんに乗ってもらっていたのですが、発進でブィーンって回し気味にされてました。小排気量だと、トルクが薄いからそうなっちゃうんですね。

峠でのDモード、Sモード
普通に走れます。
が、自分の意図しないタイミングで変速されるのが気になります
これは、AT特有で、ある程度変速クセを人間側がなれる必要があります
慣れてきて、挙動がわかってくると、あんまり気にならないかなと思います

流して走る時は、Dモードだと比較的高い回転数をキープしようとします
それがいやで、マニュアルモードにして走っていました

マニュアルモードでの峠
ボタンでのシフト動作に慣れていないこと、エンジンの特性がつかみきれていないことから、ちゃんとしたギヤを選択できませんでした
が、そこは大排気量で、フラットトルク。テキトーなギヤ選択でも、スイスイ走れます。 この辺は、大きい排気量は楽だなって感じました
勿論、特性を体で覚えて、タイミングよくシフトチェンジがベストなんですけどね

高回転、シフトショックが少し気になる

DCTは、確実に90%以上の完成度でシフトチェンジしてくれます。過去にDCTに乗った際、シフト制御は、自分の練習の参考になりました。
ただ、ちょいと気になるのは、100%じゃありません。 マニュアルシフトをきっちり練習すると、かなり小さいショックでシフトできるのですが・・・DCTだと、高回転では、どうしても少しガシャっとなるようです。
変速の時のアクセル開度を変えたらいいのかな・・とイロイロ試しましたが、逆効果みたいですね。チェーンのたるみの影響もあり、ショックが逆に大きくなります。
普通にアクセル一定でシフトボタンがベストのようです

クラッチを3−5mmぐらいで操作し、アクセルOFF−ONの駆動系の遊びのショックをちょいと半クラで吸収して消しているレベルの人は、すこし不満があると思います。

ただ・・・やはり、クラッチレスの自動制御ってのは、かなり魅力的と感じます。
発進に関しては、かなり抜群なので、本当にラクチンです。

コーナーリング
1cm突き出しと、リヤプリロードを最弱にされているので、あくまで参考程度で・・・

六甲は、走り屋ヨケの舗装や、路面も多用荒れていて、結構ガタガタがあります
低速(60キロレベルまで)だと、足が硬くて路面のガタガタに追従できていない感じが有ります。
ただ、トントンという感じで、感触レベル。 危ないという感じでもなく、多少慣れなのかなという感じかも。
これは、走り込まないとわかりません
ただ、ちょっとチョンチョン跳ねている感は確かにある。
理想としては、低速の段差もしなやかに、高速はシッカリ踏ん張る・・・・なんですけどね
なかなか、難しいのかも

恐らく、NC700Xは、DCTで重量が多少重めであること、高積載で高速度を走る場合があるので、足を固めていると思われます。
だから、多少低速ではしなやかさが犠牲になっている可能性がありますね。
タンデム、フル積載で80前後でコーナーリングの性能が良い可能性があります


トルクを使った走り
面白かったのが、トルクを使った走りができることですね。
ある程度慎重にコーナーに進入して、出口が見えたあたりでアクセルをあけると、グイグイを地面を蹴りながら、曲がりながら加速してくれます。
流しモードの低い回転数で、十分なトルクが出てくるので、楽しいです。急勾配でもストレスが溜まりません
CBR250Rでも多少はトルクを使った走りはできるのですが、絶対パワーが少なく、30−40キロぐらいしか出せず、回転数ゾーンも狭いので、きめ細かな変速動作が必要です。3000−4000キープという感じですね
NC700XDCTだと、とりあえずマニュアルモードで入る、高いギヤをキープしとけば、軽く流せます

フレームしなり?
ちょいと高回転をキープし、高いトルクをリヤタイヤに加えると、フレームがいい感じに「しなる」感触がありました。
これはあくまでイメージで、フレームがいい感じで曲がって、タイヤが曲がる方向に向く感触です。
素人なんで、実際にどういうメカニズムでよく曲がっているのかは判りませんが・・・

アクセルオンで、気持ちよく旋回加速できるので、とても楽しい感じです。
かといって危ないわけじゃなく、コントロールしやすい感じ
比較的簡単に楽しめそうな感じで、面白いなと感じました。
トルクが厚くてフラットなので、コーナー中の持続時間も長い・・・ 排気量が大きいバイクの面白さを感じました

切り替えしが楽
急コーナーのS字で楽です
パタンパタンと軽くバンクを切り返せます。重心が低いせいでしょうね
よっこいしょって感じがないのが、意外でした。


ポジジョン

ずばり、オフ車ですね
ハンドルが遠いって言われますが・・・スタンディングすると、細いタンクと相まって、とってもいい感じに決まります


アップポジションで、視界もとてもよく、流して風景も楽しめますね。
オフ車のポジションが好きな人にとっては、とっても相性がいいかと思います。

シートの後ろ側がお尻がうまく当たるような形状になっています。後ろ気味に座ると、お尻がそこにスッポリ入ります。
峠で攻める時に軽い前傾になり、良い感じです。
基本、リーンウィズで、ニュートラルなハンドリング。余計な体重移動は不要なセッティングですね。

まとめ
やはり、排気量のトルクがとてもいい感じですね
エンジンに味があって、流して楽しいのが、長生きできそうな感じです
峠でも活をいれると、面白い表情もみせてくれますし・・・
低速タイプの2気筒700ccは、峠で、とても魅力を感じました。

DCTだと多少重たくなっちゃいますが、信号発信がスゴブルラクチン、究極職人シフトレベルなので、これは、価値ありです。
ただし、峠など、変則的な動作に関しては、マニュアルをある程度使いこなしている人にとっては、やはりマニュアルの方がよいのかなと感じました。


オンロードの人は、700Xのポジションがどうかですね。
峠を元気に走る分には、一般的なネイキッドのような、チョイ前傾でコンパクトなポジションがいいなと感じました。
あと、タンクの形状ですね
リーンウィズでスイスイってタイプ(これが究極なんですけどね)の人は、700Xがステキだと思います。


そうですねぇ・・残念なのは、やはりプリロード調整が簡単にできないことですね
峠でプリロード調整したり、荷物を載せたり降ろしたりして、試してみたいところです。
CBR250Rでは、変化が大きかったのですが・・・もしかしたら、NC700Xだと、前後に重量物が分散していたり、ホイールベースが長いので、それほど影響が少ないのかもしれません。

タンスキさん、新車の美味しい時期に大事なバイクを乗せていただき、ありがとうございました
むとねさん、飛び入りで、楽しいバイク話ありがとうございました

あんまり縁は無いと思いますが、また、機会があれば、バイクの話ができることを楽しみにしてます

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