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37.BMW R1150RT 高速試乗 2006.03.05

ご協力 ミツルさん

あらすじ
お好みツーの際、高速移動の場面があり、その際に試乗させていただきました。以前乗せていただいた時は、山道だけでした。
今回は高速道路でちょっと試乗させていただきました。
時間の余裕も無く、決め細やかにチェック入れていません。が、印象を記しておきます。



ミツルさんのRT1150
SONYのオーディオジョグリモコンが外れてしまった為、ガムテープで応急処置をしてあります。

エンジン始動
大排気量の2気筒ということであり、まるで車の様なセルの回り方です。
ブレーキを握るとミュイーンというABSのサーボ音が聞こえてきます。
心配無用。走っているときは聞こえません(笑)

振動
結構大きめです。ハンドルにも結構伝わってきます。
しかし、手がしびれてくるという不快な振動ではありません。慣れてくると全く問題ないと思います。


ウィンカー
独特のウィンカーです。左右のハンドルにそれぞれ指示器ボタン。右ハンドルには指示キャンセルボタンがついてます。
BMWのウィンカーは、初めてでした。
私は、指示器ボタンをもう一度押せば、指示器の表示が消せると思っていました。が・・うまく消せません。
ゴソゴソやっている間に、キャンセルボタンに気がつきました(笑)

左に曲がる際には、曲がり終わった後に、右側のキャンセルスイッチを押す必要があります。
結構、腕が忙しい。この方式にしている理由があるのでしょうか?

ウィンドスクリーン

120キロぐらいの速度で可動式のスクリーンをテストしてみました。
一番高く上げると、無風になります。しかし、風の乱流で挙動が不安定になります。

高さで気に入ったのは、おでこに軽く風が当たるぐらいの高さです。静かさと安定性がバランス取れています。
銀翼等のビッグスクーター等のスクリーンの高さです。
人それぞれの座高の高さに微調整できるのがいい!





ミラー

ミラーが大変気に入りました。

死角がすくなく真後ろも見えます。視線移動も少なくて済みます。
私のように、常に後方の状況をチェックするタイプの人間には、とてもうれしい装備です。
高速道路の疲れが全然違うでしょうね。銀翼は一応後ろが見えますが、視線の移動量が多いんです。

ポジション
BMWに乗っている人の独特のポジション。腕を下におろして、軽く前傾で背筋が伸びているあのポジションです。
横で見るほど前傾ではありませんでした。

さいしょのしばらくは違和感がありました。しばらくすると、背筋がぴーんと伸びてきて、ピッタリ来ます。
ハンドルの高さを高くしているのかな・・・とチェックして見ましたが、これがノーマルの高さのようです。
すごくイイです。

エンジン

基本的にトルク重視のエンジンです。高速道路でトップギヤに放り込んでおけば、豊かなパワーで加速していきます。
シフトダウンする必要は、ほとんどありません。逆にシフトダウンして回転数を上げても、ほとんど変化を感じませんでした。
ちょっと回させていただきましたが、ガーっと惰性で回ります。振動も大きくなりますし、劇的なパワーバンドがありません。
ムチャクチャな加速を求めている人には向いていないと思います。

排気量&トルクがたっぷりなので、回転をあげる必要全く無しです。
パンヨーロピアンもこんなかんじでした。とにかく、常用トルクがものすごく分厚くなっています。

まとめ
ポジションとミラーがマル。そのほかもロングツーリングを考え尽くしたバイクに仕上がっています。
絶対性能以外、数字で表しにくい人間に対する性能が高いように感じました。
高回転の爆発的な加速感を求めている方は、やめておいたほうがいいと思います。退屈にかんじるかもしれません。
いつかはこの手のバイクを所有してみたいですね。

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