035.セロー250 2000キロ走った印象 2009.08.18

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セロー250を2000キロ走った印象を書いておこう

高速は、とってもしんどい
風圧は、100キロぐらいまでは、そんなに気にならない。
個人的には、100キロまでならカウルはいらないかなと思う。
風圧よりは、虫がいやかな。

しんどいのは、エンジンの回転数。

簡単に例えよう
1.3リッターの4速ATの車で、2速にして高速を走る。だいたい、80−100キロぐらいはスピードが出る
そのときは、エンジンがグォーっと叫んでいるはず。
これがセローが90−100キロ前後で走っている感触と同じ感じである。
(ちなみに銀翼だと3速ですね。もう一速上げたくなる感じ)

アドレスでは、林道も走れないことはない。でも、タイヤが小さいし、サスもストロークしないし、ガチャガチャと強い入力で、壊れそうで可哀想になってくる。
セローの高速巡航も同じような感じ。走れないことはないが、無理をしていて、可哀想になってくるのだ。
私のバイクのセンスは、あんまり良いほうではないが・・
感触的に、高速巡航を続けたら壊れるって感じがして、飛ばせない。

その結果、高速の長距離での巡航速度は90キロー95キロになる。
この速度なら、慣れてくると、ギリギリセーフ。なんとか走れる。
パワーに余裕があるバイクで、流れに乗ると110-130キロで巡航できる。それに比べると、セローは約2割ぐらい遅くなる
移動距離が、100キロ程度ならいいが、数百キロになると、かなり移動時間に差がでてくる
5時間の二割なら、1時間の差となってくる。
長距離ツーをした際に、この一時間が結構痛い。寄り道の余裕が無くなってしまうのだ。

高速に乗れるのはオマケだなってのを認識した。
正直、高速は乗りたくない(笑)
1車線だと、最悪である。


低いギヤ比には納得した
高速で回転が高くてしんどい。トップギヤでエンジンパワーも余裕がある。
じゃあ、スプロケを交換してハイギヤードにすればいいのである。
それも考えてたが・・・

林道を走る。荒れた道を走ってみて、1速の低いギヤに納得した。
平地だと、クラッチを繋いだだけで走れるギヤ比である。ボコボコの岩だらけの坂を上るとき、かなり粘ってくれる。
ほとんど半クラがいらない。普通のバイクだと、半クラしっぱなしになるだろう。

うまい人は、勢いでガンガンと上るらしい。なんとなく判る。
ヘタクソな人は、危ないから、チンマリチンマリ、ヨタヨタと二輪二足で上る。
そんなときに、このギヤ比が効いてくる。クラッチに負担をかけず、確実にグイグイ上ってくれる。
ってことで、低いギヤ比に納得したのである。低ければ低いほど楽なのだ。
ただ、6速だったらもう少し高速が楽なのになぁ・・と思う。

熱ダレを感じる
まだまだ検証中だが・・・
どうも、夏場にガンガン回して走っていると、パワーが少なくなってくるように感じる。
なるほど・・これが空冷なんだ。 そして、水冷の意味が理解できた。

ミッションの感触が悪いときがある
私がヘタクソなのかもしれないが、入る感触が悪いときがある
シェルパでは、もっとカチカチっと入る。
入らないわけではないので、コレが普通なのかもしれない。いまいち、よくわからない。
とりあえず、ミッションの練習は続けてみる。
熱と関係あるのだろうか?


砂が浮いた道は楽しい

ビッグバイクでは不快でしかなかった砂の浮いた狭い道が楽しい
ポジションとか、タイヤとか、いろんな要素があるのかもしれない
とりあえず、山を探索するのが楽しい


足バッグが便利
あしつきがべったりなので、足で進んだりバックしたりできる
車体も軽いし、タイヤも大きいので、多少の段差や坂道も関係無しに、グイグイ足でバックできる。
探索ツーでストレスが溜まらない。

峠では、マアマア
結構速い。
軽くてブレーキもソコソコ効くので、遊べる。

ただし、絶対パワーが足りないし、エンジンが高回転タイプではないので、直線では不満になってくる。
ストロークの有るサスは、最初は違和感があった。しかし、慣れてくると、沈ませてブレーキできるようになる。
最近では、リヤブレーキとフロントブレーキの配合を変えると、沈み込みの具合が変わり、面白い。
滑り出しも滑らかでコントロールしやすい


チェーンがめんどくさい

やはり、面倒である。
なぜ、砂とかゴミが多いところを走るのに、チェーンカバーをつけないのだろうか?
軽量化のためなんでしょうか?
チェーンカバーとか、軽量シャフトドライブとか、なにか良い手はないんでしょうか
無いんでしょうね・・・


簡単に段差を超えられる
歩道の段差とか、比較的簡単に超えられます。
あまり意味はありませんが、いけなかったところにいけるようになります。ステキです

まとめ
山道テケテケがとってもステキ
本格な岩ゴロゴロな山道を走らなくても大丈夫。
ちょっとコケが生えていたり、砂がちょっと浮いてる、酷な道を走るのがすごく快適。

山奥の道を、ちょいちょいと立ち止まりながら、散歩
たぶんなのですが、高性能すぎると、ペースが速すぎたり、エンジンにせかされたりして、立ち止まれないんじゃないかなと。 
一人でチンタラと、山をうろつくのが好きな人に、オススメ。
そんなことしない人は、セローはやめといたほうがいい

性能が低いとかじゃなくて、割り切らないと得られない性能を感じます
その割り切らないと得られないものが不要な人には、ただの低性能なバイクになります

割り切って楽しんでみる予定です

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