027.シフト練習7 なぜガシャンと言うのか 2009.08.06

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あらすじ
どうも、ゆっくりギヤを入れると、ガチャンと音がする。特に1速
なぜなんだろう・・・
疑問を解消すべく、考えてみた


ここで、仮想的なエンジンとミッションを考えてみる
実際のバイクのミッションのギヤは、常時噛み合っており、駆動を伝える部分を切り替えることでシフトチェンジしている
それを表現したいが、難しい。
簡単に回転数差だけがわかるよう、簡略図で考える

1速が2:1  2速が1:2  の二速ギヤである。 

上の図は、1速のとき
エンジンが1000回転のとき、 スプロケは 500回転
回転数は、半分だが、トルクは二倍になっている

 

シフトアップでガチャンという謎

 

発進してから、1速から2速に入れる際、ガチャンと音がする。
その謎を図で説明してみた

結論を言うと
クラッチを切ると、エンジンの回転数があっという間に落ちる。
ゆっくりしすぎていると、内部のギヤの回転数差が多くなる。

ゆっくりしていたら綺麗にギヤが入るというイメージがあったが・・バイクに関しては、全く関係ない。
クラッチを切った直後にチャチャっと操作しないと、だめなようだ。
あらかじめシフトペダルの準備をしておき、クラッチ操作直後にシフト動作を開始すると、
スムーズにギヤが入るようになった。

まあ、シフトアップは、簡単である・・・



シフトダウンを考える
二速に入っている状態

シフトダウンは、難しい
二つの回転をあわせる必要がある
1つは、ギヤ
2つは、クラッチ

ギヤのガチャンという音を消すことはできるのだろうか?
まぐれかもしれないが、うまく吹かしたら、スコっと入ったときもあった。

2速から1速に切り替わる際、一瞬だが、ギヤがフリーになる瞬間がある
フリーになる瞬間がなければ、メカ的に壊れてしまう。

ガチャンという音自体は、ギヤの回転数の差が大きいときに、発生していると考えられる。
ギヤの回転数差を減らすにはどうすればいいのか・・・

最初、クラッチを切ると、完全に駆動系へ動力は伝わっていないと思っていた
だから、ギヤを切り替えることに関しては、回転数は関係ないのではと。
走りながらクラッチを切ってシフト動作すると、自由自在に、カチャカチャと音がして切り替わる

結論として、カチャっと言う音は、シフトミスではなく、正常なのではないかと思う
1速2速のギヤ同士の回転数差を綺麗に吸収する機構がない以上、音がある程度はでるだろう

カチャっという音がしないシフトダウンについて考えてみる
ただ、時々綺麗にギヤが入るときがある。
上の図に書いてある通り、クラッチを切っていても動力は完全には切れておらず、ほんの少し回転数が伝わるのではないか?
もしくは、タイミングによっては、微量な半クラ状態でシフト動作をしているかもしれない。
ギヤが切り替わる負荷のかからない瞬間に、ギヤが増速され、ギヤの速度が同調し、スムーズにギヤが入る。 
これが、スムーズにギヤが入る理由なのではないかと思う。

(ちなみに、車のミッションには、機械的に回転数を合わせてくれるシンクロ機構がある。)

理屈では謎が解けた。
ギヤをいれるタイミング、クラッチの切り具合、アクセルの吹かし具合がピッタリくると・・・・
ギヤがスコッと入って、綺麗にクラッチがつながるかもしれない。

ただ、実際は、難しい
ほんと、リズム的なものを要求される
同じ速度で、同じギヤ比だけなら、しつこく練習していると、いいポイントはみつかる。
ただ、それを実際にいろんな速度で走っているときに、いろんなギヤで走っているので、とっても難しい

今のところ、


シフトペダルに足を置く
クラッチを切り、テキトーにぶいーんと吹かす  (ほんま、テキトーしかないんだよねコレ(笑)
吹かした瞬間、軽く押さえていたシフトがスコッっと入る (時もある)
半クラでショックが無いようにクラッチミート

うまくシフトできない悪いパターンとして
シフトペダルの操作が遅いのが原因だと思う
先にペダルに足を添えて準備しておくことが重要かなと。

あれこれ考えたが、現実的に効果的なのは、コレぐらいかなと・・
ひとまず、構造的にモヤモヤしていたのが終わったので、シフトに関しては終了だと思います

あとは、走りこんで練習するだけです。
決まりのパターンができれば、ある程度はいい感じになるんじゃないかなと


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