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メンテナンスの記録 勝手に集めたセロー250の情
あらすじ
シフトチェンジがイマイチ思う通りにいかない
フィーリングをないがしろにするのもだめだが、理論を無視するのもダメだと思う
修理をしている仕事柄、わかっていることがある。
基本というか、根本、原因を押さえなければ、結局遠回りになる
修理の素人の方?は、どうも、原理や根底をほっといて、結論を求める傾向にあるように感じる
フィーリングで、タマタマ、予想が当たればいい。
しかし、ヤマが外れたときには、根底となる理論や組み立てが無い。
原因を絞り込めず、袋小路に陥る。
そこから、一切進めなくなる。
理論というか、原理を重視すると、遠回りである
山を登るのに、山頂へ進まず、山をまず一周して、山の山頂をきっちり確認してから登り始める。そんな感じ。
時間はかかる。しかし、仮に失敗しても、根底から組んでいるので、着実に答えに進む。
ちなみに、プロは、そういう簡単なものを確実に高速にこなすものなんじゃないかと思う。(準備などはとても重要だ 道具とかね)
時々は、山勘に負けることもある。しかし、平均すれば山勘に勝てる。
たまに、手を抜いて山勘に頼って、痛い目にあうときもある。 ああ、やっぱり基本だよね・・と反省すること多し(笑)
まあ、そんなわけで、なんでだろうって部分は、調べてみたり、自分で考えを構築したくなるのである。
たとえそれが間違っていても、構築することに意味がある
構築することで、間違いが認識できる・・かもしれない
人生半分ぐらい生きてきたけど、私はどっちかというとセンスがないのである
センスがない奴が、仕事をナントカこなすにはどうすればいいか?
やれることを確実に早くやるしかない。
準備とか
センスのある奴が、ちょっと手を抜いて失敗するのを狙う。
平均以上は狙えて、そこそこいい線にいけるんじゃないかなと思う。
ただ、人間の壁があって、わかっていてもやらない人が多い。
それもまた、一つのセンスだと思う。
話がそれてきたので、このへんであらすじ終わり
頭で整理するのに、図を描いてみた
まずは、簡単なシフトアップ
右方向が時間軸
縦がエンジン回転である
ギヤペダルを軽く上に押し当てて、アクセルをちょいと一瞬緩めるだけで、スコンと入る。
レース用のバイクでは、シフトペダルにスイッチがあり、ペダルを上げた瞬間、一瞬エンジンの点火をカットすることで、アクセルを戻したのと同じ効果を出すようにしていると、読んだことがある
シフトアップは結構簡単である。
ノークラッチシフトアップも、できるが・・・、現在のところ、私はクラッチを使っている。
理論上、やっていることは同じなのだ。
クラッチの操作さえ素早くすれば、ノークラッチと同じように素早くシフトアップできると思う。そこそこ、同じようにシフトできる。
状況で使い分けたいと思っている
ノークラッチシフトについて
ミッションは、基本的にはクラッチを切って変速する必要がある
ミッションは、複雑な形状だが・・・単に、5速の変速機なら、5組のギヤを切り替えているだけである。
ギュイーンとエンジンにつながって回っているギヤを手で取り外そうとしたら怪我をする。
一度、エンジンのパワーを切ってやれば、分厚い軍手などしていたらナントカギヤを止めて取り外して入れ替えられる。
取り替えて、また、エンジンのパワーをつなげてやる。これが基本だと思う。
では、なぜ、クラッチを切らずに変速できるのか?
回転数差は、どこで吸収されるのか?
私の想像だが・・・
バイクの駆動系には、数多くのギヤ、チェーンのたるみなど、機械的に多くの遊びがある
エンジンを切って、ギヤを入れた状態で車体を前後させてみると、結構前後に動く。これが遊びだと思う。
一瞬アクセルを緩めた瞬間、その遊びの分、一瞬クラッチを切ったのと同様にミッションに力がかかっていない状態になる。
その瞬間にギヤの組合わせを入れ替える。
ノークラッチシフトは、機械的な遊びをクラッチの代わりに使っている
と、思う
ギヤ比の差が小さければ、有効な手段かもしれない
ギヤ比の差が大きい場合、回転数差を吸収するのはじゃないかなと思うが・・どうなんだろう。
アタマのいい人なら、計算できるかもしれない。
シフトアップのコツ
シフトアップのコツは、シフトレバーを軽く上に押しあげておくことである。
クラッチを切り、アクセルを緩め、回転数が合った瞬間、スコっと入る・・
入ったということは、回転数が合っているので、クラッチを即座につなげることができる。
回転をあわせるのではなく、適度に回転を下げれば、回転が合った時点でギヤが勝手に入る・・・ってな考えかただ
クラッチを握り、特定回転数に回転数を合わせることは、不可能に近い。
バイクをニュートラルにして、3000回転にまわす。次に、2500回転にして、その次に3500回転にする。
できるだろうか?
恐らく、3000回転にあわせるだけでも難しいと思う。(練習したらできるかもしれないな・・)
これを峠走行中、速度が急激に減速していく状況で、エンジンを何回転へコントロール・・・って無理なのである。
とりあえず、オレは無理って感じた
そこで、先ほどの、回転が合えば勝手にギヤが入る方式 だと思う。
完璧にあわせるのではなく、ある程度あわせてギヤが勝手に入るのを待つ
この発想にたどり着いたとき、まぐれだが、数度、理想的なシフトチェンジができた
まあ、考え自体は簡単なんだけど、それをやるとなると、なかなかうまくいかないんだよね(笑)
特に問題なのが
1.時間的にすごく短時間の操作をしなければならない
考えてやっているとタイミングが遅れてしまう。脊髄反射レベルな動きじゃないと無理
体で無意識にできる必要有り
2.アクセルがすごく微妙
ニュートラルに入れて空ぶかししてもらったら判るけど・・・アクセルの動きってほんのビミョーである
1000回転UPなんて、アクセルの動きでは1-2mmあるかないかじゃないだろうか?
それも、動かしている速度も影響してくる。ゆっくり開けるのと、チョイと開けるのとでは、エンジンのふけ方が違う
個人的には、アイドリングからチョイ上の領域は、もっとアクセルを鈍感にしても良いんじゃないかなって思う。
アイドリングのチョイ上ってのが楽にできたら、かなりコントロールが楽になるのだが・・・、今の状況ではかなり難しい。
キャブとインジェクションで、また違うのかな・・・練習あるのみなのかなぁ・・1-2mmだもんなぁ・・
ダメって書いてあるけど、そんなにだめでもない
普通のシフトアップの図
アクセルを全閉にして、クラッチをぎゅっと握って、ガチャンとシフトチェンジするとこんな感じになる
うまいこと回転数をあわせたらいいじゃん・・・ってなるんだけど・・
それが難しいんだよね・・・
難しい理由は、さっき述べた
シフトダウンの図
シフトアップと基本的に同じ原理
軽くペダルを押していても、スコっと入らない場合が多い。
ほんと、難しい・・・
靴の問題
シフトアップは、靴の柔らかい側で感触が繊細である。
しかし、シフトダウンは、靴の裏で、鈍感である。
なかなか、靴の裏でペダルを軽く押さえておくってのは難しい。
吹かす量の問題
エンジンストール寸前でのシフトダウンでは、思ったより、小さい吹かし量でOKなのである。
釣竿の先っちょをチョイって感じで、ほんと繊細
ちょいだから、アクセルテキトーでクラッチミートであわせようとすると、ギクシャクする・・・
まとめ
理屈ではわかっていてもできない場合って多い
とりあえず、2>3など、簡単な変速比に絞り込み、地味な単調練習を続けて、理想のシフトチェンジができるように練習してみる
シフトダウンでスコっとなればうれしいのだが 本当にいけるのだろうか
恥ずかしながら、変な癖があり、アクセルクラッチの順番がアベコベになっちゃう場合が多いのだ。
1>2 2>1は、ニュートラルがあり、ギヤ比差も多い、他のシフトと違いすぎる。
1速の高回転のエンジンブレーキは強すぎる。チェーンなど負荷がかかりすぎる。
そして、実際に1速は発進直後のみで、峠では使わない。
1速は、あんまり意識しなくていいかもしれないな・・。
まだまだ走り込みが足りんなー
間違っているかもしれない、いろいろ走って試してみよう
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