036.フィットハイブリッドに少し乗る  2012.9.29

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フィットハイブリッドに少し乗る 01 第一印象  2012.9.29
フィットハイブリッドに少し乗る 02 高速道路 大阪ー彦根 30の壁は越えられなかった  2012.11.23


フィットハイブリッドに少し乗る 01 第一印象  2012.9.29

ちょいとした縁でフィットハイブリッドに乗ることがあります
なかなか面白いので、印象を書いておきます。

第一印象

1.ハンドル形状、椅子の形状はいい。金がかかっている感じ
2.センター燃料タンクで、高さを下げたいせいなのか、椅子がアップライトではなく、軽く後ろ下がり。それほど、不快なレベルではない
3.ハンドリングはしっかりしている。攻めてないのでわからんけど、カチっとしている
4.エンジン回転数が異常に低い、1500回転ぐらいでトルクがでている。アイドリングは、800−1000で、コントロールしているみたい。
5.モーターのアシストがかかると、静かに速く加速する。静か
6.普通の車の燃費はよくわからんが、あんまり燃費伸びねぇなぁって感じ まあ、
ちょい乗りだと10−15ぐらい。
7.エコボタンを押すことで、省エネモードになる。走りはマイルドになる。個人的には、マイルドな走り方のほうがいい感じがする。アイドリングストップが作動、エアコンは停止し、送風だけになる。真夏だと辛いので、エコボタンを解除することもある。エアコンが電動じゃないのが燃費に痛い。少しでもいいのでエアコンは作動して欲しいかも。
エンジンが止まった時、シーンってなるのは、なかなか悪くはない。始動はブレーキペダルを解除するとスムーズ。
8.特定条件でEVモードになるようだ 電気だけで走れる。元々エンジンが静かなので、パネル表示を見ないとEV走行しているか、どうかは、わからない。


2.燃費走行イロイロ試す


正直いうと、燃費的には劇的なすごさは感じない。(通常車の燃費がわからないってのもある)
いろいろと試してみた

真ん中の小さい液晶は、いろいろ表示を切り替えることが出来る。
瞬間燃費表示、電気で走っているのかエンジンで走っているのか、燃費ログ・・・、自分がエコな運転すると育つ木など
燃費アタックし始めると、いろんな情報を一気に全部みたくなる。いちいち切り替えるのがイライラする
ハンドルに切り替えボタンがあり、手元で切り替えられるのがいい
切り替え画面が5つぐらいアリ、結構選ぶのが大変だ。

速度パネルの背景が緑色である。走行状態で、青色になったり、緑になったりする

電気メーター(仮名)

燃料メーターの上にあるのが、電気メーター 電気を充電しているのか、加速しているのかがわかる。
いまいち最初は、こいつの意味がよくわからなかったが、燃費アタックし始めると、このメーターが結構重要になってくる
フィットハイブリッドは、エンジンと同軸に発電機がついている。だから、エンジンが廻っている間は発電できる
いわゆる、普通の車の発電機と同じ感じでもある。
発電機は、電気的にON-OFFできるようだ。当然だが、発電する際は、駆動力を吸収する=ブレーキがかかる

いろいろ表示を見ていると、こまめに小さく充電をしているようだ。(していない時もある)加速中でも充電していたりする。
加速中に充電したらムダっぽい感じがするのだが、その辺は、バッテリー充電量とかの関係があるのだろう・・・

その走行中の充電だと、電気メーターの針はほとんど動かない。だから、あんまり充電できていない感じだ。
大きな充電は、やはり減速である。ブレーキを踏むと大きく充電されるようだ。結構、電気メーターの針が大きく動く

針の動き方に気が付いてから、イロイロ試すようになった。
どうやら、ブレーキの踏み込む量で発電量=回生ブレーキ量をコントロールしている感じが有る。ある程度ブレーキを踏むと、多く発電されるのだ。ただ、ブレーキを踏みすぎると、本当の物理ブレーキが作動してエネルギー損失になってしまう。プリウスではものすごいシステムがあり、物理ブレーキも電気的にコントロールしていたと記憶している。だから、エネルギー回収量が半端ではない。

ブレーキペダルの最初の5-10mmの遊び量で、物理ブレーキを少なめに、回生ブレーキを沢山作動できるようなのだ。
充電のコツとしては、この回生ブレーキをいかに沢山作動させるかにかかっていると感じる。
残念ながら、発電量はあまり大きくない。普通のブレーキような減速できるぐらいのパワーは無い感じ。だから、電気メーターを見ながら、発電量最大となる弱く長いブレーキをしてやる。 そうすると、かなり、電気の充電量が違う感じがする

 

効率の良い加速
フィットハイブリッドは、エンジンが主体で加速する。エンジンでは効率が悪い加速になった際に、蓄電していた電気をつかって加速をアシストする
燃費を狙うなら、当たり前だが、必要以上に加速しないほうがいいのかもしれない。
加速度合いを一番チェックできるのは、瞬間燃費表示。バーグラフで瞬間的な燃費を表示してくれる
これをチェックしながら走っていると、微妙なアクセルで燃料噴射量が変化しているのがわかる。いまどれだけアクセルをあけているのか判るので、結構、新鮮で面白い

滑空走行を使うか、否か
走行中にNに入れると、エンジンブレーキがかからなくなる、長い下り坂とわかっている場合は,Nにしたほうが確実に燃費は伸びそうな感じがする。(マニュアルに乗っていないので、自己責任だけどね) 燃費計が付いている車で試してもらうとわかるが、当然だけど劇的に燃費は伸びる。
普通に走っていると、アクセルを緩めたときに充電をして、エネルギーを回収してくれる。発電して再び動力にする効率は、ロスがあるとおもうので、やはり、Nの方が燃費がいいんじゃないかなぁ・・と思うのだが、どうなんだろうか。



どうやれば燃費が伸びるか?
電池の残量が多くなってくると、思っているよりEVモードで走ってくれる。満タンになってしまうと、充電できなくなるので、積極的に電気を使う方向になるようだ
EVモードは、ガンガン加速するほどパワーは無く、ギリギリで40キロぐらいで失速しないように、速度を維持するような感じである。
電気を効率よく溜めておいて、EVモードで燃費を伸ばすって形なのかなぁ・・・

乗り方次第で結構燃費が伸びしろがありそうな感じ。
電動エアコンじゃないのが痛い感じ。夏場の普通の使い方としては、エアコンを常用することが多い。そこでアイドリングでエンジンを回すと極端に燃費が悪くなる。
信号待ちで、暑さに耐えられなくて、アイドリングストップを解除することがよくある。
溜め込んだエネルギーをエアコンに使えたらなぁ・・と思うのだけどね。


気が付くと、法定速度ちょいの効率の良い領域で、走行車線をチンタラ走ってしまう。それが不快かというと、速く走るのとは別の面白さがあって、意外と面白かったりする
チンタラ走るハイブリッド車の気持ちがわかったような気がする

気になるのは重さ。電池を積んでいるのか、上り坂では普通の車に対し重たく感じる。当然、アクセルを踏めば軽く加速してくれるのだが。
足回りは、しっかりしていて、リニアにハンドルが効くので、重たいなりに悪くは無い感じ。センタータンクとか、バッテリーの配置で重量配分がいいのかもしれない
ただ、峠を走ったわけじゃないので、なんともいえないけど

まあ、ネットで燃費走行の情報を調べて、また、ちょっと試してみる予定
個人的に、面白いので、少し欲しい。何年後かわからないが、次期、親のマシンでは、ハイブリッドをプッシュしてみようと思っている。
椅子とか、足回りの感触は、旧ビッツよりは好みかな



フィットハイブリッドに少し乗る 02 高速道路 30の壁は越えられなかった 大阪ー彦根  2012.11.23

フィットハイブフリッドは、仕事関連で乗っている。残念ながら、個人のクルマではない
なんと、珍しいことに、出張で乗れる機会があった
大阪から彦根の往復である

行き 高速道路のパーキングから燃費測定開始。だから、暖気分とか、町乗りの燃費が除外されているので、そこそこいい条件の燃費といえる。
28ぐらいだった ECON ON クーラー入れず

流れが速くなると急に加速が悪くなり、アクセルの踏み込み量が増える
80キロから速度が上昇するにつれて、燃料消費量が伸びていく。バイクだったら体を小さく出来るのだが・・・車は何もできない
遅いクルマの後ろにひっついて、燃費走行を実施する
行きは、多少仕事の時間が有るので、ある程度いいペース あんまり遅いクルマを抜いて90ぐらいの速度で移動した。

30を超えているけど、これは高速を降りて、下りばっかりで充電しまくっていた状態なので、ノーカウント。

一泊して、仕事が終わり夕方
高速道路に乗る
渋滞の一般道ではリッター15 エネルギー回収量、電池量が少ないので、フィットには苦しい場面だ。
高速に乗り、パーキングで一息。 
ま、反則なんだけど、高速での燃費の測定を開始する

クルマは、低温時の暖気、発進時の急加速で、かなり燃料を食う。その低燃費を巡航で回復していくというのが、パターンである
フィットハイブリッドの特性もつかんでいないのだ・・・

フィットハイブリッドは、メーターの真ん中のデーター表示をイロイロ切り替えられる

加減速Gメーター?  アクセル ブレーキの加減の参考になる。
瞬間燃費(3秒間?) 約3秒ぐらいの瞬間燃費を表示してくれる 巡航時にアクセル一定にした時の燃費が表示されるので、このまま巡航すると大体この燃費という、目安になる。
システム表示  充電か、モーターに電流供給しているのか。 エンジンの駆動、停止。 電気モード(EVモード)なのか 電池の残量 を表示してくれる
キーをONにしてからの燃費 
燃料を入れてからの燃費 
あと何キロ走れるかの表示 
ユーザーカスタマイズ ?

で、ハンドルについているスイッチで これらの情報をピコピコと切り替えられる
本気で燃費走行を始めると、見たい情報が見られず、すごくイライラする

燃費アタックしたい人間としては、いろんな情報を一気にみて、最適な走行パターンを見極めたいのが人情である
が、一度に一つしか情報を見ることは出来ない。 ハンドルにスイッチが付いていて、表示を切り替えられるのだが・・・・ 切り替え画面が多くて、結構キツイ
最初は、システム表示だけで我慢して、時々、切り替えていたが・・・
それだと、特性がつかめない。 仕方ないので、頻繁に、モニターを切り替えることになる
(正直なところ、燃費アタッカー向けの表示仕様を作って欲しいところだ・・・)

さて、高速道路というと、とっても退屈でイライラして、追い越し車線を走りたくなって、時々捕まっちゃうってのがパターンなのだが・・・
燃費アタックしていると、そうでもない

車の流れを先読みしつつ・・・ 車間距離を生かした、繊細なアクセルワーク&ブレーキペダルでの充電
燃費表示、などをイロイロ切り替えて、最適走行状態の模索

さすがに渋滞の先頭なんてイヤなので、まったり走っているペース車の後ろを車間距離を開けて走る。 2車線ー3車線の時だけ燃費走行である。急いでいる人は追い越し車線を走れるから、迷惑にならない。
遅く走れば有利なんだけど、あまり遅く走ると迷惑になる、そのギリギリの範囲内で、いかに燃費を稼ぐか!結構、テクがいるのだ

これをやっていると、結構神経を使う。
特定区間を○時間で到着したぜぇ・・・・って達成感と同じ感覚を、燃費走行で得られる

 

で、フィットハイブリッドの話に戻る

フィットハイブリッドは、加速時に充電をする
なんで、加速する時に充電するんだよ! 加速がトロくなるから、よけいにアクセルを開けちゃうだろ って不思議に思っていたのだ

ただ、冷静に考えると・・・ 一般の人で燃費を考えずに走る人で、最大のロスが発生するのは、発進加速。
その無駄が多いタイミングでにエネルギーを少しづつ回収するようなのだ。
そして、急発進の時のサポートに蓄電した電気を使っているようなのである。

(あと、マニア向けに 特定条件で蓄電した電気を使える EVモードがある。 条件が厳しいが・・・暖気が終わった状態で、20キロぐらい以上80以下で、アクセルと一度戻し、微妙開けたときにEVモードは、発動する。)

 

減速時も当然、発電をする

で、発電ってステキなんだけど・・・発電>電池>モーター駆動ってなると、やはり、ロスがあると思うのである
ブレーキで捨てるぐらいなら、ロスなんて無視して回収しちゃえばいいのだが・・・
高速を走っているときに、アクセルを抜いて、充電されちゃうと割が合わないと思うんだよね
だから、エネルギーを回収しないで慣性走行するモードってのをやって欲しい感じがする

プリウスには、特定のアクセル開度にすると、エンジンもかからず、発電もせず、モーターの加速もしない状態に出来るらしい

で、フィットハイブリットは・・・ 滑走ボタンとか、高速道路モードとかつけてくれると面白いんだけど、そういうのはつけてくれないんだよね・・・
けっこう、そういうモード追加で劇的に燃費が伸びそうな気がするんだけど、ヤッパリ難しいのかもしれない

ってことで、走行中ニュートラルです。
ま、これは、自己責任でお願いします・・・ 
日産は、入れるなと書いてあるし、プリウスでは入らないようになっている。

下りはニュートラルで走って、充電させずに走ります。車間が詰まりそうになったら、Dにして、軽くブレーキして、回生ブレーキでエネルギー回収。

意外とね・・・ニュートラルにすると、長い間走れちゃったりするんですね・・・
この間をアイドリングストップできちゃったりすると面白いんですが・・・

単にアクセルをオフしたほうが、燃料カットでいいってのが定説なのですが・・・ 個人的には、やはりエンブレのパワーロスが大きいと感じるんです
ホンダのことですから、バルブを開けっ放しにしたりとか、CVTのギヤ比を最大にしたりして、ロスを少なくしているとは思いますが・・・
やっぱり、下りは、何もしないで滑り落ちるのがベストな感じがするんですけどね・・・


イロイロ試行錯誤したのですが・・・
リッター30は超えられませんでした・・・がっくり
最適な走行条件をつかみたいのですが、情報が少なくてそれが難しい・・・ 


勿論、フツーに走って燃費がいいのがステキなのですが、マニア向けに燃費アタックできる仕様をお願いしたいところです
あと、燃費アタック用のボタンを用意して欲しいですねぇ・・・ 積極充電 積極放電、高速モード、市街地モードだけでも選べたら、かなり違うと思うんです
そりゃ、全自動で状況判断するのがステキなんですけど、人間だって、燃費が良くなるんだったら、ボタンぐらい押しますけどねぇ・・・
人間と機械のスキマを埋める工夫ってのを考えて欲しいですね。
究極は、機械が人間の気分や目的地までの勾配を計算するってなところなんですけど・・・それって、あと30年後だと思いますし(笑)


リッター30かよ・・・って少しガックリしていたのですが
ちょいと後で調べてみたらフィットハイブリッドの 10・15モードでリッター30  
とのことで、 結構すごい数値かもしれません。

燃費走行を解析&補佐するツールってのを作ってみたくなりました
もしかしたら、そういうメーターをつけるだけで、普通のクルマも燃費伸びるかもしれませんねぇ・・

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