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003.人を動かす D・カーネギー 2014.01.20


前回の002.道は開ける D・カーネギ 2014.01.19 で紹介した、カーネギーベストという、単行本セットに同梱されています。

英語の題名は、how to friends and influence people
直訳すると、友を作り、人を動かす法 らしいです
なんと、初版は、1936年に作成されている。例文は少し古いが、今読んでも理解できる。人間の本質は、どの時代でそんなに変わらないんだなって思ってしまう。

結論から言うと、神レベルの本である。
人間関係どうしたらいいんだろう、って悩んでいる人に、ぜひオススメする
実際に役立った

私はあまり本を読んでいないので、断言は出来ないのだが・・・
恐らく、現代の人間関係ハウツー本の元祖だと思われる。

この通りにやれば、スゲーいい人になれる、友達も増える。
一時期自分も実践し、効果はあった。
って、過去形になってますね
完全には続けられませんでした・・・。ただ、完全には出来ないけど、ちょっとは影響を受けていると思います。

こういう成功の秘密ってのは、シンプルでだれにでも理解でき、実行も大体できる。ただし、淡々と続けることが難しい。
ラジオ体操が健康にいいと判っているけど、だれも早起きして続けられないってのと同じかなぁ・・
それを続けられるのが、才能のある人かもしれない
でも、凡人でも、ほんの少しは参考になると思う


さて、
「道は開ける」と同様、実際の経験談+シンプルなマトメで、非常に理解しやすいし、読みやすい。
一つの文例の長さが丁度いいから、テンポ良くチョイチョイ読み切れてしまう。ついつい、次のを読み進めてしまう。
まとめもシッカリしてあるから、記憶力、国語力が悪い私でも、最後に要点が理解できる。
このへんは、ハウツー本としては、押さえておくべき基本なんでしょうね。
昔、面白い文章というのは、どういうものかと調べていたことがあります。
理解しやすいことが第一条件なんです。まず、伝えないといけないから、文章が判りやすくないといけない。

話しがそれました

肝心の内容としては
人間の特性を観察し、その上で、お互いに幸せになるにはどう行動したらいいか
経験談を例にして、わかりやすく書かれてあります。

例えば、どんな人でも自分が間違っているとは思っていない。自分が大切です。
自分が大切な人同士が自分の主張しあうととどうなるか・・・ 勿論、うまくいきません。
そこで、どうしたらいいんだろうってところです。
相手の気持ちになる、そして、相手の求めるものを提供する。
その時点でWIN−WINでだれもデメリットはなくなります。

この本は、なんとなくだけど、文に真心を感じます。

相手の立場・気持ちになってみる。
心遣いと、行動が、心の広さ、暖かさが、相手に伝わり、いい関係を作れる。
そういうことなのかなぁと思います。


人間には、沢山の弱点があります。
凡人が、自分自身でその弱点に気がつくことは、なかなか難しいです
いろいろと気づかせてくれる良い本だと思います。

仕事やプライベートで悩んでいる人は、道は開けるとセットで読むと、ちょっと前に進めるかと思います
実際にできないかもしれませんが、こういう考え方もあるんだという発想だけでも知っていると、役立つと思います。

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