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002.道は開ける D・カーネギ 2014.01.19
題名は、道は開ける
英文の題名は、how
to stop worryng and start living
悩みを止め、生きていく その方法 でいいのだろうか・・・
本当にオススメの1冊というなら、この本である
この兄弟本、人を動かす とセットで、2組持っている
トイレと、机の上に1冊づつ置いている
この本との出合いは忘れてしまったが・・・図書館で気に入り、amazonの中古で数百円で購入したと思う
これは文庫本でとても便利だが、今売られているのは、カッコイイゴージャスな高い本になっている。
購入するのなら、ハンディカーネギーベストがオススメだと思う。
単行本サイズで、道はひらける、人を動かす、名言集の3冊セットになっている。 人を動かすも名著であるので、損は無い。名言集は、あんまり読まなかった・・・。定価は、2300円ぐらい
古い版の中古本だとamazonで1000円ぐらいであるようだ。時代が経過しても、本の要点は変化していないと思うので、お金が無い人は、古い中古の本で十分だと思う
なぜ、単行本で単品販売しないんだろうなぁ・・。
原書は、1944年ぐらい。 訳されたのは、1978年。 単行本タイプになったのは、1986年?
今が2014年なので、ざっくりだが40−50年も前の本になる。
文章はしっかりしていて、全く問題ない。
肝心の内容だが、悩みを解決する具体的な方法が書かれてある。
まさに具体的。
この本の最初に書かれてあるが、カーネギー氏は、成人向け学習コースの先生をやっていた
役に立たなくて、人気がなくなれば終了という厳しい仕事だと思う。
だから、非常に具体的、かつ、実践的になっている。
最初に本の読み方、活用の仕方から、書いてある。
普通の人は、この手のアドバイス本を1回読んで、「よっしゃ、これでバッチリ、がんばるで」とやれる気持ちになる。
しばらくして、すぐ忘れてしまうのが多い。自分もそうだ。
そういう弱点をカーネギー氏はお見通しで、まず、この本の有効活用のやりかたを書かれてある。
一部を紹介すると、一度速読して、2回読み直す。マークをつける、何度も定期的に読み直して自分のものにする
これは、本を真に活用できる人の暗黙の了解だと思うが、あえて書いてくれている
この手の本は、片苦しいと思われるだろう。しかし、非常に、読みやすく、内容が理解しやすい。
一つの問題に関し、実際の経験談を2−3挙げられている。
人は、人の経験談になるとツイツイ耳を傾けてしまう。やはり、説得力があるからだ。スイスイ読んでしまう。
ストーリーなので、覚えやすい。
最後は・・・
章の終わりに、きっちり要点をまとめてくれている。この辺がテキトウなハウツー本ではない、非常に実戦的なところ。
本当に時間が無ければ、まとめだけでも読めばいい。
他の本では、なかなかこれは無い。
具体的というキーワードが出てきたが、本当に具体的である
この本でだいぶ助けられた。仕事のヒントにもさせてもらった
■その一つ
悩んでいることを紙に書き出す。 そして、できることは何かを書き出す。
状況を把握して、自分が出来ることを吟味したら・・・ あとはやるしかない。
悩むというのは、決断を下すのに情報不足で悩んでしまう。
紙に書き出すことで、冷静に判断できる。
人生で悩んでいる時も役に立ったし、技術的な仕事でもものすごく役に立っている
紙にまとめるというのは、凡人にとっては、究極のノウハウだと思う。技術仕事をしている人は、ぜひ、試して欲しい
(ちなみに、天才だったら、全部覚えているので書かなくても大丈夫だったりする。 しかし、記録していないので、凡ミスをする可能性はある。才能が無い人間が天才に対抗するとしたら、その辺のスキを突くしか無いだろうね。)
仕事への応用例
コピー用紙に問題点を時系列にまとめていき、結論がでて終了した案件はPDFにして、ファイル名を 日時_顧客_機械の種類_案件でパソコンへ保管する。
デジタル化するなら、最初っからデジタルにすればいいのでは、と思われるだろうが・・・
紙の方がイラストとか、文字の書き方とか、思考を練るのに便利なのである。文字を消したりコピペできないという欠点はあるが・・・そのときは、もう一度書き直せばよい。スッキリ整理できて、逆に良くなる。
全部紙にすればいいのだが・・・今度は、案件が多くなると探し出すのが難しくなってしまう。だから、その部分は、デジタルでおまかせする
思考の時系列ログという感じだろうか・・・ まあ、機会があれば具体的に紹介したいと思う。
この本で紹介されているどのアドバイスも・・・なーんだ、そんなことかよって内容。
ただ、人間、追い込まれると、そんな簡単なことが思いつかない。
仮に自力で思いついたとしても、メチャメチャ苦労して、人生終わりかけで気がつく・・・って感じだろう
それが、この本一冊で、多くのヒントを得られる。
まあ、騙されたと思って、一度読んでみて頂ければと思います