42.2006年型バンディット1200S 2006.08.29       シルバーウィングでいこう > ライバル紹介 

ご協力 よっちさん

参考
スズキ > バンディット1200S
03モデルの試乗記事

あらすじ
ヨッチさんには、これまでもイロイロと情報を頂き、お世話になっています。 詳しくはライバル紹介参照
そのよっちさんが、早々にバイクを乗り換えました。
その車種は、バンディット1200S。 試乗会で気に入ったそうです。

購入から1月で5000キロと慣らしもとっくに完了。順調に距離を重ね、車体査定価格を順調に減らしております(笑)
ツーリングに遊びに来ていただいた際、ご好意に甘えて試乗させてもらいました。


各部説明



左06型、右03型

エッジの効いたなかなかスタイリッシュな造詣。数年前と違い最近のスズキのデザインは、良くなったように感じます。
前のバンディットもネコ目でシャキッとしたタイプでした。

見やすいミラー
ミラーは本体マウント。ハンドルミラーよりは、こちらの方が後方確認時に視線移動が少なくて良いです。
高速ツアラーの条件の一つですね。
はっきり確認はしませんでしたが、意識的に湾曲させているのでしょうか?平面ではなかったように感じます。特にブレなどなく、視認性は悪くありませんでした。









被視認性が高いランプ
特に良かったのがランプ。正面からの被視認性が良好です。これってツアラーでは重要な要素だと思います。
センター上部のロービームは幅広となっていますが、そのさらに左右に小さいランプがあります。
うまく光の形状がつながるようになっており、おおよそ30センチ幅の発光領域となります。発光部は銀翼の2倍ぐらいの大きさになると思います。
小さく見えるバイクは、車にとって距離感がわかりにくい様子、その結果、変なタイミングで突っ込まれやすいのです。



メーター 左が06 右が03
結構変わってますね  燃料計、時計とツアラー基本装備は備えられています。

めんどくさかったので撮影しませんでしたが、起動時にGSFと表示されます。

防水シガーソケットに、迷ワン200、無線、ETCも装着されていました
迷ワンは、日差しに弱いのでちょっと工夫が必要かもしれません。

コンパクトなポジション
特筆すべきはポジション
幅がちょっと狭く、近くて、高めです。
大抵のバイクは、もうちょっと高く、近くにしたくなります。しかし、近年にない丁度良い場所でした。
ポジションが自然に取れるので、停止時の車体が操作しやすく、その結果、取り回しもしやすいように感じました。
ハンドル幅も狭いので、スリヌケもしやすいかも・・(要確認)



エンジンは、湯冷。冷却ファンがありません。


キャブです
排ガス規制をキャブでクリアしてしまうことで、コストを抑えているんでしょうね。




後ろからの図


ヨコからの図




後で知ったのですが、座席の高さを2段階に調整できるそうです。低い側にしていたのでしょうか?
あしつきは、ベッタリでした。横幅がない分、スクーターとあまり変わらないかもしれません。TMAXよりはいいと思います
慎重175センチ、短足です。



乗車レポ

低速トルク
1200ccもあるので神経質にならずとも、簡単に発進できます。
CB1300のようにアイドリングのすぐ上から使えるほどの、低速能力はありません。
しかし、実用上は全く問題ないと思います。

振動
03式にあった3000回転付近のものすごい振動が消えていました。通常道路で使用する2000−5000ぐらいでは、特に変な振動はありませんでした。
CB1300に比べると、多少ノイジーですが、手がしびれたり、不快になるほどではありません。

パワー

大排気量のトルクが十分あります。
トップギヤで登板車線の追い越しが可能です。普通に走るには、これで十分です。

ちょっとまわしてみた個人的な感触ですが、かなりパワーを押さえているように感じました。
それでもあっというまに3桁に加速できます。あとは、個人の技術た根性(笑)の領域でしょうね。
高回転はざらつきは有るものの、吹けあがる高揚感がありました。

私のようなヘタクソでは、シフトでガチャガチャやっているよりは、図太いトルクでコーナリングに集中したほうが速いと感じました。
運転は簡単ですが、使い切るにはかなりテクニックが必要だと思います。

コーナリング
違いが判らない人間ですが・・足は良く動いていました。段差をかるくいなしていくのが、心地いいですね。
やはり、足回りはスクーターとは別格です。

ポジション
先ほども書きましたが、ポジションが良好です。
銀翼>1200S>TMAXと乗り換えてみましたが、違和感がありませんでした。
スクーター系のポジション(足を伸ばして寝そべるスタイルではなく、椅子スタイル)でニーグリップできたらなぁ・・って考えている人は是非試してみたほうがいいと思います。

ホームページでは、タンク長を短縮してハンドルを近づけているなど、かなりポジションにこだわった記述があります。

最後に
バンディット1200Sは、価格、パワー、ポジション、風防、足つき、デザイン、重さ・・・絶妙なパッケージングの一台だと思います。
ツーリングに必要なところを絞り込んで、低価格でうまく作りあげている一台だと感じました。

ちなみに、燃費はツーリングメインで、特に燃費走行せず、17ぐらいだそうです。

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