33.FZS1000 高速全開?試乗 2005.08.27 

 

以前にもちょいと試乗しています>こちら 
輸入代理店のページ > コチラ

高速で試乗する機会がありました。ちょいと試乗させていただきましたのでまとめておきます。

まず、私はいい人間では有りません。あんまりいい記事では有りません。
いい人間であると自覚している方はコチラへ移動してください。


以下を読んだ時点であなたは悪人の仲間入りなので、苦情は受け付けません(笑)
ふわわとかの表現嫌いなので普通に表現してます。

 

 

ちょいと加速してみた

高速試乗をさせていただきました。高速試乗をするからには、勿論全開しないとだめです。
ちなみに、大型バイクで全開にしたのは、あんまり無い(パンヨーロピアンぐらいかな)

メータの写真をご覧のとおり、速度のメモリが細かい。普通のバイクの80キロの位置に、160キロのメモリが来ています。。
日本の道路法規で走る限り、このメータは使いにくい(笑)

実際に走り出してみる。
どの回転でもフラットにトルクが出てくる。だから、何速であるとか意識しにくい。
とにかく、開けたらドロドロドローっと加速していく。
400のパワーバンドぐらいの加速をどこからでもしてくれる。

アクセルに トルクがついてきて、開けるだけ普通に加速していく。
速度を感じさせてくれるのは、風圧である。
速度を上げていくにつれ、頭を上げていられなくなってくるのだ。必然的に、カウルの中にもぐりこむ必要がある。

アクセルを開けて行くと、どこまでも速度の針は動いていく。
速度感覚が麻痺してくる。

安定性について

驚いたのが、高速安定性だ。
残念ながら、私は車のBMWの上位車種で200キロとか、大型バイクで200キロとかはあまり体験したことがない。
せいぜい、1.3リッターのバンでリミッター180キロぐらい。 600cc、400ccでスピードリミッター程度である。
私が乗って全開してきた乗り物(プロボックス、銀翼)では、フニャフニャ感がある。これらは、予想しにくい動きをしてくれる。スピードを出すには、わざと時間差で制御してやったり、静止させるのではなくゆれる動きを停めようとはせずに揺れさせたままコントロールするテクニック(脳内フィルター?)が必要だ。揺れを止めようとしたらダメだ。受け流す雰囲気である。それはどうでもいいか(笑)

FZS1000は、そういう制御が必要ない。見た方向に車体が進んでいく。今回私が試すことが出来た180キロの領域までは思った通りに動くことが出来たのである。まるで、自転車で街を走るように、150キロでごく普通に高速でのレーンチェンジが思い通りに出来る。

これは、正直なところ感動した。こんなに簡単に動けていいのかと。
銀翼やプロボックスなら(比較対象が寂しくて申し訳ないが・・・)ある程度経験による補正が必要なのである。直感でコレだけ動かしたら、思ったよりコレぐらい動いてしまう。だから、コレぐらい動かして・・・って感じで変な微調整がいるのである。

ちなみに、私はバイクのセンスがないことはわかっている。
高い速度域での急激な挙動に対応できる技量は無い。だから、無茶はしてない(笑)

全開加速
どうも、パワーバンドってのが判らない。どの回転数でも、銀翼の最大トルクぐらいの加速をしてくれるのである。
でも、回しきってみたいってのが人情である。
いろいろ試させていただいた。

トップエンドにフルパワーがある様子。
どうも、素人には変化が早すぎて対応できない。中間トルクあたりを制御するのが良さそうに感じた。

ギヤを二段ぐらい落とすと、140キロの速度域で走っている車を簡単に追い越せる。コレは、正直痛快だ。
速度を自由に制御できる。制限するのは自分の恐怖感だけ。純粋に楽しい。

結局、目がついていかなかった(笑) メーターで確認できたのは180キロだった。

 

総括?

リッターバイクOK!と感じた。

高速道路は、ずばり、早いものが偉いのある。
そのステージで、思う存分、自由自在に加速できる感動は、とにかく感動である。
そこには、学歴とか、年収とか年齢とか、全く関係ない。早く走れるか走れないかである。

リッターバイクは「自由自在に走る」という人間の原始的だが強い要求を満たしてくれる。
速度に魅入られた人は、一度試して損はないだろう。(死なない&捕まらない程度にね)

FZS1000の場合、比較的楽なポジションでツーリングにも使える。伏せるとウィンドプロテクションもOK。
結構軽く、足つきもいい。
速度の要求が強い人にオススメかもしれない。私は、多分死んじゃうか、交通刑務所行き決定だから自制します(笑)

オマケ
ヤッパリエンジンは熱い。高速でも熱かったのは少し衝撃だった。
足に汗をかく。足のムレが気になる人は、代えの靴下が必需品だと思う。

もどる