ライバルバイク紹介 112.TRACER9 GT サイドパニア仕様 試乗 ご協力 よっちさん 2022.04.23

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おっさんの適当な記事です

 

https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/tracer9/

ヨッチさんに試乗させて頂きました
直線のコースになります コーナーの印象はありません

小顔になった感じです

純正リヤパニア
タンデムバックレストは、TMAXのものを流用 穴が同じだそうです

リヤシートは、コンフォートタイプとのこと
電熱式もあるそうです! 5万円ぐらいするとのこと

 

新型トップケース

 

 

ジェットヘルメットが入ります SENAのステーを付けていても入りました
マフラーが後方にないので、サイドパニアが真四角です

リヤからの視点

このブラケットを追加で購入する必要があります
ゴムダンパーがあり、フニフニと動きます
動くことで、強い衝撃が入った際のバランスが崩れるのを防いでくれるそうです

 

前からの図
スクリーンは最大限に上に上げています

 

ここのツマミを握って上下させることができます
防風効果は、ほどほどに小さい乱流 
風きり音は多少しますが、100キロ近辺でも強い乱流を感じませんでした 優秀だと思います

足つきについて

シートを下げた状態 シート高さは上下できます
ちょっとシート高が高いのと、ステップがぎりぎり足の横になるので、足をついて前後に動かすのはちょっと厳しい感じ
軽量なので、多少は動かせますが・・ 一杯動かすなら、降りて押そうかなって感じですね

椅子の位置とステップの位置は良好で、自分的にはこれはアリかなと思いました

こんな感じですね
ステップを下げると、少しステップが前に行くので、足を下ろしにくくなるのかもしれません

 


ステップの位置も上下できます
これは上げた状態とのこと
ちょっとバックステップ気味になるのかもしれませんね

赤丸が下側の穴かな・・・
もう一つの上側の穴はステップで隠れているのかも
斜め上のバックステップになる感じですかね

下だと、完全にツーリングポジションかもしれません
下だとゆったりなので、上げたとのことです

ちょっとわかりにくい写真ですが
ハンドルステーを前後にひっくり返すことで、ハンドルを手前に引くことができます
ハンドルが近くていい感じでした

バーハンドルがちょっとオフ車っぽく開いているのが少し気になりますが・・
ちょっと荒れた道とか、ハンドルに強い入力が入るときには、開き気味の方が踏ん張れるので、それを考えたポジションなのかなぁ‥
しばらく乗っていると慣れました

シート、ステップ、ハンドルを調整できるのは、すごくいいですね
好みのポジションになっていました

 




オートシフト
クラッチを握らなくても、シフトアップ、シフトダウンできるそうです

普通のマニュアルだと、アクセルを抜いて、ギヤの力を抜いてスコって入れると思います
クラッチレスの場合は、結構ペダルに手ごたえがあって、ゴチってやると、バイクが勝手に点火を止めて、ギヤを入れてくれます
この固さがちょっと気になりましたが、慣れだと思います

アクセルを開けたまま、ポンポンってシフトアップできるので、非常に楽です
かなり速いと思います

シフトダウンはどうか?
シフトダウンは自動かどうか不安だったので、できませんでした。 結構踏んでも固かったので、不安になって、クラッチ握ってしまいました(笑)
よっちさんいわく、フリッピングしてくれて、気持ちよくシフトダウンしてくれるそうです

 

アクセルは電子スロットル
重たくありません 
アクセルの反応がものすごく調教されていて、すごくコントロールしやすい
勿論、激しくあおると、ドンとはなりますが、
多少丁寧に開閉してやると、応えてくれます 簡単にスムーズに走れます

介入をかなり感じますね

クラッチ
アシストスリッパーで、軽いです 指1本で行ける感じ
これだとツーリングで楽々です

電子スロットルなので、回転数をかなり維持してくれます
発進時にハンクラだけで簡単に発進可能です。明らかにアクセルコントロールして、回転を落とさないようにしてくれていて、エンストする気配はありません
クラッチ自体も軽いですし、これなら、ミッションでも良いかなと思えました

自分が慣れていないってのも有るのですが、発進時にアクセルを開けてクラッチミートすると、ちょっと回転を合わせるのが難しい感じがしました
慣れの問題かと思いますが、スリッパーの特性なのか、電子スロットルの補正のせいなのか、昔のミッションに乗っていて、ストール感を感じながら、アクセルとクラッチを調整する人は、ちょっと ? って感じるかもしれません 慣れかなぁー
自分なら、発進初期は、ハンクラだけでスタートするかなって感じがしました
クラッチに悪影響があるかもしれないので、自己責任で 普通にクラッチする感じでスルスルって進みますけどね

この辺のストールしない安心感と、ハンドルが近く、ステップが良い位置である乗車姿勢、車体重量が比較的軽いってこともあり、低速時の取り回しは結構いい感じでした。一時停止して左に曲がるとか、そういうシチュエーションです

左キー

青丸
クルーズコントロールが付いています
真ん中のキーをおして、クルーズ起動 
その後、セットを押すと、今の速度を維持します

ちょっとしか走っていませんが、制御はスムーズでした

めちゃめちゃ楽です これはいい
高速の疲れは段違いだと思います

赤丸が、モード切替です

右ハンドルのジョグハンドルで、切り替えたい設定を決めて置いて・・・ (アクセル、トラコン、サス)
この上下キーで、調整・・です

加速モードは4段階あります
1が強く 4がレインって感じでしょうか

アクセルを緩めた時に切り替えられるそうですが・・ なかなか切り替わりませんでした
特に4に一度入れてしまうと、変わりませんでした
停車したときかな?っと思って、停車時に1に切り替え
1・2・3は、比較的スムーズに切り替わりました

アクセルがちょっと入っていたのかなぁ‥ なんらかの条件があるように思いました

■モードについて

1は、フルパワー 4は、アクセル感度と、最大パワーをカットしている感じ
疲れている時には4が良さそうですが、かなりパワーは抑えられていますね

1のフルパワーは、扱いにくい・・・と思われがちですが
意外と普通に乗りやすい パワーの出方のコントロールがやりやすいですね
トルコンなどの何らかの制御がかかっているのかもしれません

ただ、1で信号ダッシュから、全開をちょっとやってみたのですが・・
2速で引っ張ると 空を飛びそうな加速してくれます
ぱっとメーターを見たら140です まだ、伸びそうでした
フロントが浮くんじゃないかって怖いぐらいでしたが、安定していました
電子制御何でしょうね

パワーに関しては怖いぐらいありますので、十分満足できるかと思います
NT1100もように低速、中間でモリモリという感じでなく、高回転でグイーんって立ち上がる感じかなぁ・・
ただ、もともとの排気量が結構あるので、低回転でストレスがあるってことも無く、普通に走れますね
シフトも結構サボれる感じがしました

R1のディスクにして、キャリパーサポートをちょいと改造しているそうです
初期制動が高めです 
軽く握るだけで、しっかり制動がかかります

ノーマルだとちょっと初期制動が物足りないそうです







レーザータイプを受信する バイク用レーダー探知機ってあるんですね・・・
ナビは、BMWのものらしいです

メーターは、一見チャチそうに見えますが、高精細&滑らかです
回転数など 非常にきめ細かく表示してくれます

 




A−2って書かれているのが、電子サスです
固めと柔らかめってのを選べるそうです 面白そう・・・

細かい内容もイロイロ選べます

こちらのサブディスプレイも、いろいろカスタマイズできるそうです

シンプルですが、わかりやすいです

燃費が結構良いとのこと 結構飛ばしてもリッター23だそうです

175センチ 短足気味で こんな感じ かかとはつきません
小柄な人だとちょっと辛いかな

バンク角が十分でしょうね

 

 

 

走行のまとめ

1 ポジションを調整できる
シート、ステップ、ハンドルを調整でき、ある程度自分のこのみに近づけられる  

2 操作系 アクセル クラッチ がかるい
非常に楽 軽いだけじゃなくて、コントロールしやすい

3 パワー 
めっちゃあります 中低速はちょっと少な目感を感じるかも 必要十分ですけど
ちょっと演出的なものも感じました

4 アイドリングコントロール
電子スロットルでアイドリングがストールしにくいので、発進や低速が楽 マニュアル車ならではのあのドキドキが少ない

5 軽さ
車両が軽い NC750とおなじぐらいかな・・・  なんとか取り回しできるかなってレベルですね
あと20キロ重たくなると、体格やテクニックを要求されるかなと思います
ちょっとズボラできる感じかな
峠とかではアドバンテージでしょうね

6 クルーズコントロール
やっぱり楽です 

7 モード変更  ギクシャクしにくい
元気な1モードでも比較的コントロールしやすい ただ、めっちゃ疲れた時は4など、ダルイモードが嬉しくなるかもしれませんね
昔のインジェクションが出た当初、どんなに頑張っても ギクシャクして辛かったのはウソみたいですね・・

8 クラッチレスシフト
強力ですね 無駄なアクセルやクラッチの操作を省略できるので、かなりのアドバンテージがあるかと思います

 

160万ほどしますが、ヨッチさん曰く この装備を考えると割安とのことです
BMWだと200万超えますからね・・
ツーリングに必要な装備をほぼ完全に揃えています
金と体格が問題ないなら、最高のツーリングバイクの一台かもしれません

NT1100と対極的な感じですね
NT1100は、ドコドコ感もあり、グイグイと押し出す感があります。日常ゾーンでの味が良いです。遅いわけではない

トレーサーは、十分に扱いやすく疲れない。 でも、スポーツ感というか凶暴さをもっている感じですね。
ちょっと比較してはだめかもしれませんが、ヤマハのXMAXと同じ感じを受けました
ヤマハの味付けを感じました。

あと、気のせいかもしれませんが、ヤマハは比較的エンブレが少ない感があります
個人的には、好みです 
燃費が比較的良いのはその部分なのかも

トレーサー9 今回のモデルチェンジで大幅に値上がりしたのですが
各種の快適装備を考えると160万の価値はあると思います
金と、体格を求められますが、究極のツアラーの一台だと思います

よっちさん、ありがとうございました 

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