97_初期型11万キロと03型8万キロ乗り比べ記 2005.10.02
2005.10.03 文章が変なので直しました
うどんを食べにヨッチさんが来てくれました。
帰り道、うねうね道を案内しました。よく考えると、早朝に大阪から出発して日帰りでしたので、お疲れだったかもしれません。
もうすぐ8万キロのヨッチさんの銀翼 03型です
私の01型11万キロとよっちさんの03型8万キロを入れ替えて走ってみることにしました。
多走行車でどう違うのか、興味深いところです。
私の銀翼 詳細
走行距離11万キロ
8万キロ Rショック交換
10万キロ 前サスOH
10万キロ 駆動系全交換 (海外仕様で、ウェイトローラーだけ国内仕様に戻している。)
ヨッチさんの銀翼
走行距離8万キロ
6万キロ 駆動系のドライブ側を交換
6万キロ ホイールステムベアリング交換
ゾイル投入 多少効果があったらしい
振動 足回り
私の銀翼には、微振動が発生するようになってきた。アイドリングがちょっと荒めのバイクの感覚程度である。以前は全く振動が無かった。ミラーが細かく震えて見えにくくなる。速度が上がってくると振動は消え、あまり気にならない。燃費も気持ち悪化しているように感じる。
っていうことで、ヨッチさんの銀翼に乗せてもらう。振動はどれほどのものだろうか?
ものすごい振動であり、ビックリした。ケツにぶるぶると振動が伝わってくる。
ただし、 走っていて困るとかそういったひどいものではない。クラッチが未交換とのことなので、駆動系のアンバランスが原因なのだろうか?
銀翼のエンジンマウントは毎年変更されている。03ではマウントが硬くなっているので、エンジンの振動を大きく拾っているのかもしれない。 いろいろ乗ってみたが、01型が一番振動が少ない。しかし、一番フニャフニャしている。
ヨッチさんの銀翼は、振動が多い代わりにフロント周りのがっちり感は良好であった。全く違うバイクのように感じるほど、剛性感がある。なかなか難しいもんである。
ブレーキ
私もヨッチさんもノーマルブレーキである。
ヨッチさんいわく、ブレーキパッドはイロイロ試したが最後は純正に戻った、とのことである。
乗って驚いたのが、ブレーキのかっちり感である。簡単にロックできる。
ブレーキレバーを交換されているが、それでこんなにタッチが硬くなるはずがない。
話を聞いていると、ブレーキをマメにメンテされているとのこと。自分でエア抜き、モミ出しをされているとのことだ。
私はバイク屋でエア抜きを何度もしてもらっても効果がなかった。OHした際もしばらくはフニャフニャでかなり落胆したものだった。交換していないホースの劣化が原因かと考えていた。
ヨッチさんは、ワンマンブリーダーという、負圧をかけてキャリパー側からフルードを抜くメンテツールでエアヌキしているらしい。勢い良く負圧を掛けて吸い出さないとエアーが抜けない(抜けにくい)場所があるのかもしれない。私が整備してもらったバイク屋さんでは、ぜんぶ普通の抜き方だった。今度、負圧で抜く方法を試してみることにしよう。
海外仕様
久しぶりに銀翼の海外仕様に乗った。加速が痛快である。結構急勾配の峠でも十分加速する。コレぐらい加速すれば、通常のツーリングレベルではストレスが無くて気持ちがいい。流すツーリングでの加速力は、銀翼の海外仕様で十分だと思う。
海外仕様は、ギヤ比が高い分アクセルを戻したときのエンブレがでかい。常にアクセルONーOFFの繰り返しで走る必要がある。もしくは超微量に調整して速度コントロールをしなければならない。微量に調整は不可能ではないが、長距離では肩が凝ってくる。
海外仕様の加速は魅力的だ。しかし、マッタリ走る機会が多い自分にとっては、現時点の「プーリーだけ国内仕様の海外仕様」が自分には向いているようだ。
銀翼の自動変速はすべての状況で走行可能で非常に便利だ。しかし、その一方で自分が本当に求めるギヤ比を得られない不満が存在する。
比較的安価にクラッチレスで走る為には、ギヤ比の選択の自由は妥協しなければならないポイントのようである。
勿論、お金を出せばスカブとか、FJR1300ASが手に入る。大きくなるし、貧乏系で長距離系の人にとっては維持コストがきつい。そこをどう考えるか。何かを得たければ何かを捨てなければならないようである。
まとめ
まさかこんな走行距離で乗り比べる機会が有るとは思わなかった。
新車から乗り続けてきた。とうとう最終局面がちかいと感じる今日この頃である。
細かいフィーリングの悪化に素人がどれだけ対応できるだろうか?部品一つとってみてもゆっくりと劣化していく。情報も少ないし、新車時から各部分の劣化を計測している人なんていないだろう。
そして、一般人には分解測定なんてことは出来ない。
お金があれば買い換えればいい。オカネがあんまり無い人は、イロイロ悩むしかない。まあ、実際には悩んでも解決しないのだけど・・(笑)
フィーリング面を改善したければ、駆動系とサスに関しては、関連場所をズバッと交換し一気にリセットするのをオススメしたい。不良箇所がわかりにくいことと、全体の劣化で不具合になっている可能性がたかいからだ。順番にチマチマテストしていくことは、スキモノでない限りオススメできない。常に不調の部分を考えてばかりで、乗ることが苦痛になってくる。
一台をどこまで乗るか、見極めるのはナカナカ難しい。なぜ難しいというと、各乗り手の思想がからんでくるからだ。
これが、あいまいだと自分が辛くなる。
どこかで、決めないといけない。 決めるのは自分自身。
よっちさん、試乗ありがとうございました。