海外使用でプーリーだけ国内仕様にしてみた件レポート 2005.03.06

現在の仕様
クラッチ側のバネ、金属パーツ 海外仕様
ウェイトローラーのみ国内仕様

変速の変化
ウェイトローラーで全体の回転数は500回転ほど下がりました。



発進から30キロまで

・急加速
大きく開けると3000−4000回転に回転上昇して対応(海外では4500ぐらいまであがった)

・パーシャル加速
パーシャルで開けると2500でクラッチミート?してスルスルと加速します
そのあたりにマアマア太いトルクがあります

 

30キロ − 80キロまで

・急加速
3500回転から4000回転に回転数が上昇します 
80キロをこえるまで最大回転数は4000回転に制限されています。
海外仕様では、制限回転数が4500回転。トルクバンドまで上昇する為、かなり早く加速できます。
国内では、4000で停止する為、それほど強力な加速はありません。

・パーシャル
じんわりとあけてやると、3500回転でバランスが取れます。
トルクが太いので、実際には体感よりいい加速をしています。

燃費走行したいのであれば、3500回転をキープていれば、いい成績が出ます。
ちなみに、海外仕様だと、3500回転で回転を止めても速度が伸びないのでこの回転数が使えません。

・アクセルオフ
30−80の間でアクセルオフすると、すぐに回転数が500回転低下し、2500-3000回転ほどになります。
少しだけエンブレがかかります。アクセルオンすると、すぐにクラッチがつながり、すぐに3500回転に回復します。

つながったっ瞬間は、変速比がハイギヤになっているように感じます。ですので、意図的にアクセルOFF−パーシャルを繰り返してやると、ほんの少しの時間ですが、通常のパーシャル巡航よりハイギヤで走れます(たぶん)
この技は80キロ以上では使えません。

80キロ以上
回転数と速度が正比例します。いわゆるギヤ固定の状態です
長時間80キロ以上で走れなかったので、きっちりとした確認は取れませんでした。

簡単にまとめると・・・

・80キロまで
アクセルをパーシャルにすると 標準的な変速比
アクセルを開けると 1段シフトダウンして加速
アクセルを閉じると、1段シフトアップしてエンブレを少なく

・80キロ以上では
アクセルに連動する変速動作は、しない。

こんな感じです。

 

以上から判る銀翼の変速(ウェイトローラー式)の限界

2つあります
1. 80キロ以上でアクセル開度による変速比を可変できない。
=>高速燃費が伸ばせない。エンブレが強すぎてしまう。140キロぐらい出すと燃費が悪化する


2.2段落とし、2段UPなど、極端な変速比に変化させられない。特定の回転帯域をキープ出来ない。
=>峠などでカットべない、高速でじっくり走ることができない。

 

結論 はやく電子制御化してください

ちなみに、 普通に走るにはホボ満足して走れます。特に80キロまではすごぶるいい感じです。
思ったより低速トルクが太く、低回転からいい加速をしています。
ですので、狭い山岳路でもツーリングペースなら問題なし。
海外から国内に変更するとき、低回転域のの加速を心配していましたがイラヌ心配だったようです。逆にまろやかにしっかり加速するので走りやすいと感じました。
もうひとつ心配だった上り坂の追い越し車線でも、ラクラク追い越し出来ました。思っていたより早いです、国内銀翼600.

ただ、信号バトル状態になったときには、不満アリでした。海外仕様はえげつない加速していたのを再確認です。

マッタリツーリング主体の人  国内仕様
いつも全開加速の人 海外仕様

とりあえず、大排気量での電子制御変速待ちですね。
新規大型車ではなく、現行銀翼程度かそれ以下の車格で実現して欲しいかな・・。

もどる