57.銀翼落ちる!ACジュネレーター不良か?(70000キロ) 2003.09.18

あらすじ
九州遠征時に突如発電不良に。
軽自動車用のバッテリーを積載して、無理やり帰ってきました
さて、原因を探さないといけません

 

 

 


軽自動車バッテリー搭載仕様
固定してあったガムテープはほとんど外してあります
積載能力のある、メットインのおかげデス(笑)
真似しないように

 


電圧チェック 10.7V

 


8時間以上充電して 12Vまで上昇・・・
半分、死んでますね

サービスマニュアルに従い、チェックを行います

1.バッテリーリーク電流
メインスイッチを切っている時に、もれている電流をチェック
マイナス端子を外して、電流をチェックします
>異常なし

2.発電状態のチェック
ちゃんと発電しているかのチェック。
ハイビーム、5000回転で14−15Vの電圧が出ていることを、バッテリーの端子をチェックして確認します
センタースタンド立てましょうね(笑)

>10V程度しか出てません 発電していません

3.ACジュネレーターのチェック
いわゆる発電機の点検
単なるコイルなので、コイルが切れていないか、不必要なところに電気が流れていないかチェックします


このコネクタです
コネクタの先は、オイルモレで噂になった場所です(笑)

 


がひーん、線が切れてます

3本の線をチェックします
抵抗が無ければ、OKです。

画像のテスターはOFですが、撮影のためにテスターの当て方が悪い為です
悪いところは5Mオーム、正常なところは、0.1オームでした

確実にACジュネレーターぶっ壊れてますね・・・痛いなぁ・・

 


 



一服しながら、サービスマニュアルを読みます
バッテリーについて、詳しく載っていました
簡単にまとめておきましょう

バッテリーについて

1.バッテリーは深い放充電(完全充電と完全放電)を繰り返すとダメ
2.放電状態のまま放置すると、ダメ
3.通常の使用でも2−3年でダメ
4.能力が下がってくると、充電で電圧が回復しても、負荷をかけるとすぐに電圧が低下する
5.長期保管するときは、外して充電し、涼しく乾燥したところに保管する
6.長期放置すると自己放電する。3ヶ月ごとに補充伝をしてやる必要がある。

参考になりましたでしょうか?

電装品が多く、バッテリーがなくなりかけている状態で使っていると、寿命がちぢむのです
マメにバッテリーチャージしておくと、寿命に良いようですね

寿命が2−3年とのこと
確かに2年目の冬には、かなりやばい状態になった。
古くなると特に、低温時のパワーが低下してくるように感じる。

 

 

 


 

赤丸がレギュレート/レクチファイヤー
黄色丸がコネクター

 


回路図

ACジュネレーターで、交流を発電
レギュレート/レクチファイヤ ってところで直流に変更し、一定電圧に調整する。熱に変更する。

で、今回の私の場合、
ACのところのコイルが一本切れかかっているのではないかと、想像できる

 

エンジンを回してみると・・・
ACジュネレーター付近から、パチパチと音がする。
オイオイ、 ヤバそうだ(笑)

何で切れたのであろうか?
ちょっと判らない。
修理に出してやると、判明するだろう・・・

正直言って、こういうトラブルは、結構ショックである
非常にイヤーナ予感がするのである
コイルは完全に固定されているので、通常は切れないはずなのだが・・・
カチカチ音が気になる。
内容によっては、許せないかも


とりあえず
ACジュネレーターは、約2万
レギュレート/レクチファイヤーは、1.7万

痛い(笑)
両方死んでいないことを祈ろう

 

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