30.銀翼ジャッキアップする 2003.06.11

仕事が修理関係である。
だから、バイク屋に頼んでも、仕事のウラのようなものが、見えてしまうのである。
相手に求めすぎなのかもしれない・・・。

ってことで、フロントフォークオイル交換、自分でやってみたいと思う、今日この頃である。
どれだけ、劣化しているか自分で見て判断したい、って気持ちが強い。
ウダウダ考えても仕方が無い、とりあえず、ばらせるところまでばらしてみることにした。

 


サービスマニュアルと虫除けスプレー

とりあえず、この二つを用意した。
会社の駐車場で、作業を行う。
屋根があるのと、照明が点灯できる。道路脇に比べれば、天国である
用意していた虫除けスプレーを体に吹き付け、作業開始。

 



フロント周りを整備する際には、フロントを上げる必要がある。
サービスマニュアルをじっと読む。
すると、ジャッキをかましている挿絵を発見した。
銀翼は、ジャッキかけれるんだ!
普通のバイクでは、排気管に十分な強度があり、そこにかけるらしいとは知っていた。

 


銀翼の下を覗き込む。
なにやら、一本頑丈な棒があるのだ。
サービスマニュアルの図と何度も見比べる。
そうやら、これがジャッキポイントのようである。

 


あんまり意味ないが、サイドカウルを取り外してみた。
簡単であった。

 


こんな感じである

フロントを浮かせたらやることは一つ。ハンドルの動作チェックである
たまる氏が、ベアリング不良で、交換していたからである。

点検結果は、ハンドルが妙に重たい。
特に左に切ると重たい。


追加配線のグリップヒーターが悪さしているのか?
何度も動作テストしてみる。

私の追加配線は、関係ない様子。
純正のレイアウトがおかしいようだ。

動きやすいように配線の位置を調整。
だいぶ動きがよくなった。

しかし、細かい動きに目が行くようになる。
完全に滑らかとは言いがたい。おそらく、それなりにベアリングが劣化している様子。
これを交換するのは、大変な作業になりそうである




フロントカウルをはずす前に、コネクタをはずしておきましょう
ラジエターの前のカバーをはずすと楽です




フロントフェンダーの上に落ちてしまう可能性があるので、
あらかじめ、保護用の布をフェンダーの上に置いておくと、楽に作業できます

HIDランプなどの配線が、汚かったので、整理しなおしました

 

 

 

HIDユニット
ABS仕様車は、ここにABSユニットが入っていたと、記憶しています

 

 


冷却水の点検。
2年で300cc減っていました。満タンに

 



保証期間内でフロントガーニッシュが割れている人は、交換してもらいましょう
GIVIシールドを付けていると、保証外ですよ(笑)
新タイプでは、割れないようになっています

気になった点
・ハンドルベアリングが、へたっている。むちゃくちゃ悪いことは無いが、交換するとハンドリングが改善されるに違いない。新車と比較してみたいところ。
・タチゴケしているので、フロントカウルのネジ固定台がいくつか破損。固定には問題ない様子
・冷却水は2年間で300cc減る(笑)

得られたこと
・ジャッキアップで簡単にフロントを持ち上げれる
・フロントカウルの取り外しは、慣れると10分程度で可能。
・フロントカウル取り外しは、一箇所の六角ボルトを除き車載工具で可能。

残っている課題は・・・

・フロントタイヤをはずしてみる
はずせると、ブレーキディスク交換が可能になる。

・フォークオイル交換方法の調査

タイヤがはずせると、フォークの整備が可能になる。
フォークオイル交換してみたい。

・駆動系のヘタリを点検。
磨耗が確認されている。

・クラッチ部の取り外しをもう一度検証してみる。
なんとかして、磨耗を確認したい

・マフラー・スイングアームの取り外し
後輪取り外しできると、リヤブレーキディスクが交換できる。


できる範囲で点検して遊んでみる予定

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