250スクーターと銀翼の比較  2005.03.02 もどる

銀翼に一番違和感無く乗り換え出来るのは、250からの乗り換えです。
250ccのスクーターをツーリングなどに使用していて、高速域での動力性能不足を感じていている方ならば、まさにピッタリです。
私がそうでした。いいツーリングバイクになると断言できます。(旧マジェSVオーナーでした。)

高速道路での状況
250ccだと、最高速は100−130キロ程度です。 通常の高速道路で走行車線の流れに沿って走るならば、250で全く問題ありません。しかし、ちょいと追い越しをかけたいときや、ちょいと流れが速くなってきた場合に完全にパワー不足です。追い越しのタイミングなどシビアになり非常に疲れます。
そんなに飛ばさない方もいると思います。しかし、高速道路では、時間帯や場所によっては120以上で流れている場合があります。そういう状況で、100キロ程度で走っていると無理な追越をされて怖い思いをします。最近はトラックにリミッターが付いているので流れが遅くなりましたので、昔ほどひどくはありませんね。ちなみに、一昔前は10tトラックが130キロで流れていました。今でも中型は暴走してます(笑)

銀翼600の場合、追い越し車線の流れにも余裕で乗ることが出来ますので、高速での移動時間を稼ぐことが出来ます。
結構流れが早い高速の120-140に軽く乗ることが出来ます。 免許や命が惜しく無ければ、150程度の巡航も可能です。法定速度どうのこうのもありますが、道路の流れに乗ってはしれることは、楽に安全に移動する上で非常に重要なことです。

私の言う巡航というのは、最高速では有りません。ソコから軽く追越できる余裕のある状態のことを指します。最高速は600で180キロです。まあ、下りのトンネルだといくらでもスピードは出ますので・・・。厳しい条件でも170ぐらいでます。コレぐらいの動力性能が有れば高速では十分使えると思います。

峠での状況
銀翼では、峠の上りにある追い越し車線を走れます。 駆動系の海外仕様もしくは、プーリー変更でOKです。 ある程度横暴な追越も楽に出来るようになります(笑) まあ、それは個人の責任で行ってください。
弱いというイメージのある足回りですが、250からの乗り換え組なら不満は出ないと思います。 スクーターでスポーツを求めている方は、ラジアルタイヤ装着車のスカブやTMAXを購入してください。

取り回し
足つき性は、250スクーター同等です。足元がえぐられていますので、足をしっかりとつけます。足バックがつかえます(笑)

注意点は、車重です。250では、よっぽどのことでない限りまたがったまま移動できました。またがったまま移動できなくても、降りてちょっと押せばほとんどの状況で簡単に脱出できます。
しかし、銀翼ではそうはいきません。足つき性がいいので平地での取り回しは全く同じなのですが、ちょっとでも勾配があると結構動かなくなります。250では簡単だったちょっとした段差を乗り越えることも難しい場合があります。
重量車特有の取り回しのテクニックが必要になってきます。(危険なところには入り込まない、バック駐車等)

取り回し性を重視したい方は、400の単気筒モデル(マジェ400、スカブ400)が200キロ程度の車両重量です。取り回しと高速性能のバランスを考える方には、そちらのほうがいいかもしれません。但し、単気筒はエンジン品質が落ちます。

維持費
銀翼のタイヤはバイアスで、7000円程度です。あまり、250用のタイヤと変わらない値段で助かります。バイアスは約2倍です。
燃費のほうが残念ながら、あまり伸びません。600で15−22程度になります。 400だと、24まで伸びるそうです。
パワーの代償なので仕方ないと思います。単気筒400モデルのほうが、モウチョイ伸びるようですね。

足回り
フニャフニャとかいわれますが、それは結構な速度域でスポーツバイクと比較してのことです。250とは、雲泥の違いです。法定速度+アルファ程度では安定しております。無茶をするとウネリだします。

マトメ
高速の快適性の代償として、重量増と車検の問題が出てきます。あとは、燃費です。
結構割高になるので、250で地味なツーリングしている方は、かなり悩まれると思います。
長距離の高速移動をどうしても快適にしたい人は、大排気量をオススメします
私も元250乗りなんで、250のオキラクさ楽しさは知っています。狭いところにガンガン入り込んだり、トコトコ走るツーリングなら250も銀翼に負けない良さが有ります。

250の案内ではないので簡単にしか書きませんが・・・
Gマジェ250は、従来の250の弱点であった高速走行が強化されてます。最高速が130ぐらいまで伸びるらしいので、従来250よりチョット高速が快適に走れるでしょう。足回りは次世代フレームで十分な性能を持っていると思います。残念ながら、車体重量は200キロ級になってしまいました。

新フォルZは、電子制御の変速がかなり良い感じです。驚くことですが、600オーナーが乗っても峠であまりストレスを感じず乗れました。
ただし、80より上からは、排気量なりで針が少しずつしか動きませんヨ。最高速は120キロとのことです。快適速度は100キロ以下のようです。

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