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055_15000キロ走ったスカイウェイブ650の感想 2007.10.23

くだらないツーレポばかりってのも役に立たないので、15000キロ走って最近気がついたことを書いておく

1.エンブレをコントロールできる

スカブ650といえば、強力なエンブレである。赤信号で停止する際、白線の手前でちょいとブレーキをかけるだけで済む。
いまさら気がついたのだが、このエンブレを多少コントロールできる。
アクセルの位置に、ほんの少し開けた場所に、加速も減速もしないゾーンがある。アイドリングよりチョイ回転数をあける感じ。2-3mm動かす感じの位置。微量にエンブレがコントロールできるので結構便利だ。これまでは、ガバッと閉じたり、ガバッと開けたりしていたのでこのアクセル開度が使えることに気がつかなかった。

60キロ程度で、マニュアルモードにして0Dにする。
このときも、微量なアクセル位置で、微量にしか加速しないがエンブレも無いアクセル位置を確認できる。慣れてくると、結構使いやすい。意外に微量なコントロールできるんだなと改めて感じた。結構、気に入っている。

ギクシャクで困っている人は、練習してみて欲しい。
コレが使るようになると、ギクシャクがだいぶマシになる。

あと、アイドリングを規定値内でちょいと高めに調整してやると、エンブレ低減に効果がある。かなり、走りやすくなる。
ただし、燃費アタック時に燃費が低下する気配がある。



2.非パワーモードが欲しい

スカブの自動変速のセッティングは、急加速、急減速を優先としたセッティングである。
エンブレが強い。60キロぐらいまでは、アクセルを開けると、3000以上に回転を上げようとする。
アクセル開度を30%ぐらいすると、元気よくキックダウンしてくれる。巨体をグイグイと加速してくれるので、結構ストレスは少ない。
特に、峠では丁度良い感じ。比較的少ないアクセル開度でキックダウンしてくれるのも、慣れてくると使いやすい。
新マジェでは、ボタンを押すと加速モードに入る。緩めると元の巡航モードに戻る
スカブのDモードではアクセルをちょいと大きめに開けると加速モードに入る。緩めると元の巡航モードに入る。アクセルの開き具合さえ体が覚えれば、ヤマハの新マジェのような感触で走れる。位置を覚えないと、結構イライラすると思う。

ちょっと話がそれてきたので、戻す。
加速重視のセッティングは峠では便利である。しかし、街中でゆったりスルスルと加速したいとき、重たく感じる。通常発進時、加速に備えるために、3000回転ぐらいまで上昇させようとする。さらにアクセルを開けると、4000回転まで回転が上昇してしまう。上手く説明しにくいのだが、エンジンのパワーが進む力ではなく、回転数上昇に食われてしまい、重たいと感じる。

個人的には、60キロ程度まで、アクセルを開けても、回転数を2500程度に抑え、加速してくれるモードが欲しい。そうすれば、重たい感が少なくなるのではないかと。
パワーモードでは、回転数を高くキープする。そのパワーモードとは逆に、低くキープしてくれるモード「非パワーモード」、いまふうに言うと「エコモード」的なものが欲しい。これは、銀翼時代から訴えているものなのだが・・。加速能力だけではなく、クルージングの感触の領域まで、自動変速が進化してくれることを願いたいものだ。

マニュアルモードである程度、自分が行いたい低い回転数を指定することができる
ただし、マニュアルモードにチョイ難点があり、思い道理にならない。詳細は、次に述べる。


3.マニュアルモードをクロスミッションにして欲しい


通常の発進をすると、加速に備えて回転数が上がりすぎてしまい、街中ではギクシャクする。と、先ほど述べた。
ここで、なんとかしたい。マニュアルモードがあるので、それを活用する。

残念ながら、マニュアルモードでは、デジタルメーターで23キロ以上でないと、1速から2速へ変速できない。これは、スカブのなぞの一つである。理由を聞いてみたいところだ。
18キロでシフトアップできれば何も言うことは無いのだが・・。
Dモードでは、23キロの際にマニュアルモードより低い回転数をキープしているので、機械的に可能だと思う。なぜか23キロなのか・・。

次に、マニュアルモードのギヤ比の飛び方が余りよく理解できない。1.2.3がワイドレンジで、4,5,6がクロスになっている。いわゆる、フツウのバイクのようなギヤ比である。
具体的に弱点を述べよう。
本気で峠を攻めて高回転をキープしようする。
クラッチ機構がないスカイウェイブでは、このギヤ比でシフトダウンすると、リヤがロックしてしまうのだ。もしくは、ものすごいショックが発生する。違和感があってとても使えたものではない。

せっかくのCVTなんだから、7か8ぐらいのクロスミッションにすればいいのに・・って強く思うのである。タイトな峠のヘアピンの立ち上がりでマニュアルシフトが使えないので、かなりショボーンってなる。
その辺の理由から、へんにミッションを使うよりはパワーモードのほうが早い(笑)

パワーモードでは、エンジンのフィーリングの加速感が無く遅く感じる。しかし、峠でコーナーを攻めているときの速度のノリは、パワーモードの方がかなり早い。雑誌にて250スクーターのテスト記事を読んだことがある。そこでは、運転の上手い人でもマニュアルシフトに勝つのは難しい様子だった。直線加速でも、峠タイムでも。使いこなせていない素人ではなおさらオートのほうが早いだろう。
マニュアルを使うなと言っている訳ではない。もうちょっと使い勝手がよければ気持ちよく走れるのに、その部分が残念である。

4.60キロ以下でドライブモードからマニュアルモードへ変更すると、ギクシャクする

60キロ以下でDから、マニュアルモードに変更すると回転があわず、ギクシャクする。
自分がヘタクソになったみたいで、すごく気分が悪い。
クラッチつきだったら自分のがんばり具合でスムーズにできるが、自動変速でギクシャクされると無力感を感じてかなり気分が悪い。
(60キロ以上だと大抵スムーズに切り替わる)

故障?っと思ったのだが、マニュアルモード>Dモードだとスムーズに変速する。
条件はわからないのだが、時々、スコッと変速するときもある。速度を試したがいまいちよく分からない。


いろいろ試してみた
アクセルを大きく加速しながら、D>マニュアルモードに移行すると、ギクシャクしないでモードが切り替わる。
っということが判った

加速の時にマニュアルモードを使ってくださいっということなのだろう。

オレ的には余計なお世話である。
とりあえず、スムーズに切り替わって欲しい。そのあとで、シフトダウンを手動でやりますので・・。

私が購入したスカブは05式である。
もしかしたら、個体差なのか、年式差なのか?
バイク雑誌にもそういうことは書かれていた記憶も無いし・・。


5.センスタが当りやすい

バンク角はあるのである。
しかし、高加重をかけてバンクすると、簡単にセンタースタンドが接地する。
意外にリヤがしっかりと動き、沈み込んでいるようなのである。

こんなところで接地するの?ってビックリするときもあれば、小回りでコレでもかとリーンアウトしても接地しない。

センタースタンドのゴムを切るべきだろうか?
もうチョイ当らないほうがうれしいんだけど。


5.ま、結構気に入っている

メットインが広くてハコをつける必要がない。
巨体の割に峠もクルクル回る。
発進のクラッチミートのスムーズな感じが良い。このスムーズな感じでスルスルと加速してくれたら最高なんだけど・・。
シート高さと、足置き場の関係も大柄で、足がゆったりしている。真下に下ろせるのが良い(TMAX、銀翼はちょいと窮屈)
ハンドルの位置もいい。
ABSもちゃんと作動するので安心感はある(車体自体が重たいので、制動距離はライバル中最悪かもしれない。とにかく加速力の割にブレーキでの減速力がぬるい。だから、ギュワワっと強いブレーキで突っ込んで攻めるのは、あんまり得意ではない。そういうのが好きな方は、TMAXをお勧めします)
マニュアルシフトでODにいれて60−70で巡航すれば、25程度まで燃費がのびる。
燃料計が正確で残り燃料が計算でき、燃費も伸びる為、安心した状態で300キロ走行できるので、長距離で楽。
LXの電動風除けも、まあ、気がついたら使っている。だから、一応便利なのだろう。無くても困らないと、思う。
電動ミラーはすり抜けに使える。ミラーに注目されるのがいやなので、あまり使わないが・・。(笑)
ミラーの視界が広く、使いやすい。ただ、低い位置にあるので視点移動が多い。TMAXの位置が一番いいと思う。
駆動系が10万キロメンテフリー(オイル交換だけ)
ブレーキが減らない 何キロ持つのだろうか・・。 駆動系と含めてメンテフリーなので、意外と維持費用は安いかもしれない。メンテナンスは、タイヤとオイルぐらい。
ラジアルタイヤの費用がかなり痛いので、長距離系の人は注意。それなりの走りはするけど・・。
タイヤの寿命は、リヤ12000-13000キロ フロント2万?  

過去に重複して書いているかもしれないけど、まあ、こんな感じです。

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