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03.バイク選び バイク哲学 2007.03.13

注意 オッサンがうだうだ書いているだけだから、読んでも面白くないですよ。

偶然だが、銀翼>スカブ650へ乗り換えている人が多い。
ちょうど節目の次期だからだろうか?
この乗り換えの話は、今に始まった話ではない。
いろんな人がいろんなバイクに乗り換えている。4年以上同じバイクに乗る人は、少ないのではないだろうか?
本当にバイク選びは難しい。
いろいろ考えたので、ちょっと述べてみようと思う。

バイク選びの要素には、大きく分けて二つある。
乗り手のバイク哲学と、バイクの性能
その二つがうまく合わさったとき、バイクライフを充実できるのではないか?と私は考えている。



バイク哲学というと、かしこまって重苦しい感じがする。
要は、自分のバイクの好みである。まあ、バイク哲学としておこう。
多数のバイク選びで悩んでいる人を見てきた。自分自身でも悩んできた。
バイク選びで迷っている人のパターンで、バイク哲学が無かったり、あいまいなままである人が多い。
結局、「何がやりたいのか」、「何を求めたいのか」があいまいだから、当然、どんなバイクがいいのかはっきり決まらないのである。

こればっかりは、自分自身で決めるしかない。
漢はカワサキ!って決めてしまえば、振動も心地よくなる(最近はカワサキも洗練されてますけど)
ホンダ宗一郎好きだから、ホンダ以外は乗らない。
でもいい。

結局、自分で決める必要がある。
バイク選びに迷っている人は、自分自身の生き方に迷っているのかもしれない。
家族や金の使い方もバイク選びに絡んでくる。
バイク以外にも大事なものがあるから、ある程度自分の中で割り切りが必要だ。
こうなってくると、バイク選びとは、単なる趣味の悩みではなく、生き方の領域にまで踏み込んでくるのではないだろうか?



バイクの性能
これは、所有して、乗ってみれば判る。
単純明快である。
しかし、世の中の普通のサラリーマンにそんなことは、不可能に近い。
お金がいくらあっても足りないからである。
普通の人は、最後は思い切って買ってみるしかない。

試乗会がある。
ある程度乗せてもらえると、なんとなく判る。
ホンダの試乗会の低速には閉口したが・・・これは主催者側の事情もあるので仕方が無い。
試乗会では、ほんの一部しか判らない。
じっくり知るには、1年ぐらい付き合わないと、バイクってのは全体が判らないのではないだろうか?
1台のバイクを数年じっくり乗って、初めて気がつく所もある。

本やWEBページという情報元がある。
確かに、役に立つ。
しかし注意が必要だ。
特に、書き手の人間がどんな奴かわかっていれば、わかっているほど、その評価がわかる。
その人間の視点を理解できるか否かが、WEBや本のインプレを見るミソだと思う。
乗ってきたバイクの経歴とか、旅のスタイルだとか・・
自分に似ている人を見つけられたら、すごく参考になるかもしれない。

バイク自体を乗らずに知ることは難しい。
でも、知りたい。

どうすればいいか?
バイクの作り手を知るというアプローチがある。
バイクの作り手の哲学に、自分と同調できるならば・・・バイクも自分に合うはずである。

メーカーごとに特色がある。私の感じた特色は・・
ホンダは、安全重視。扱いやすさ
ヤマハは、スポーティさ、かっこよさ。
スズキは、ユーザー要求主義。

ヤマハは安全じゃないと言っているわけでもなく、ホンダがスポーティでないというわけでもない
なんとなくだが、私は、各メーカーの特色がバイクに現れているように思える。
自分がそれに同調できると、いいかもしれない。



メーカーの考え方も重要だが、特に開発テーマが重要だ。
作り手が何をやりたくて作ったか。これを知ることがバイク選びの一つのキーだと思う。
作り手の方向性と、自分の方向性がずれていれば、バイク選びは成功しない場合が多い。
逆に、おおまかにテーマが合っていれば大きくはずすことは無いと思う。
開発テーマを知らずに違うイメージで購入してしまっている人が多い気がする。
仮に、大陸間高速弾丸ツーリングを目指しているのなら、狭い峠の小回りはある程度犠牲にするだろう。
町乗り重視にすれば、当然、高速がちょっと苦手になる。

残念ながら、作り手のメッセージは、あまり見当たらない。
丹念に探していくしかない。
ホンダならFactbookで車種のテーマが明確書かれているので非常に参考になる。
あとは、雑誌や本などの開発者へのインタビューがヒントになると思う。
宣伝はちょっと注意が必要かもしれない。万人に良いように見られるようにする傾向がある。
なにを犠牲にしているかは、広告では描かれていない場合が多い。

さいごに
何が難しいかというと、自分も変化するし、バイクも変化するのである。
バイクを知るのも難しいが、自分を知るというのは、非常に難しい。
考え続けていくしかないと思う。
バイク屋さんも、不特定多数の人間の数年後のトレンドを読まなければならない。
なかなか難しいだろうなぁ・・

アレコレ書いてきたが・・
あまり難しく考えず、ちょいと気に入ったバイクに、とりあえずじっくり乗ってみるというスタイルもありだと思う。
無理に最善解を出すのではなく、バイクという1作品をを楽しむという、アプローチもあるかと。

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