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06.スカブLX 初ツーリング 祖谷温泉 2007.03.17

あらすじ
納車されたので、早速走ってみることにした。
はたして、どんな具合なのだろうか・・・



マニュアルを読みます


ならし走行は、最初の1000キロまで4000rpm以下らしい。
Dモードで普通に走っている限り、大丈夫


法定速度は守りましょう・
回転数を上げるとやっぱり寿命が縮むみたいですね。気にしませんけど・・


車載工具です とりあえずって感じですね。
ヒモみたいなものは、タンデム時用のヘルメットホルダーです



メットホルダーの図
途中までしか通していません
J-Forceだと、ヒモなしでなんとか留めることができました。
金具がクルクル回っているので掛けるのが非常にメンドクサイ。
今度、削っちゃおうかな・・。



キーです
電波認証式です。
素人ならエンジンはかけられませんね。

押して回すと、メットインが開きます




メットインランプ。便利です。
スイッチは、シートの付け根(A)にあります。
バッテリーは、Aのちょっと下にあります。
Bは、バックレストの位置調整レバー



見えにくいのですが・・・
レバーを押すと、簡単に調整できます。
でも、バックレストがズボっと動いてしまうので、ちょっとコツが必要です。




フットレストに出っ張りが有ります。
人によって、使えると思います



こんなふうにヘルメットを入れます。
10kgなので、お米は運べそうですね




メットインのシートを閉じる際、一度この位置で停止するようになっています。
ここからパコっと押し込むと、ロックがかかります。


ためしにネットをつけてみました。
しっかりと、引っ掛けやすいです。



小物入れ。
ペットボトル入れになりそうです。





ABS センサーは、車輪の右側にあります。
50キロぐらいでフルロックブレーキを試してみました。
ABSが作動すると、エアが入り込んだような感触と少しガタガタと振動があります。
ABS無しより制動距離は長くなるでしょう。でも、ロックしない安心感はいいですね。
ブレーキは、ソコソコ効きます。でも、基本的に車体重量が重たいので、なかなか止まりません。





リヤです



フロントタイヤとリヤタイヤ
ブリジストンのバトラックスです。


タンデム用の足置き場
前のほうに出っ張りが有るので、銀翼のステップ的な足の置き方も可能です。


給油口
燃料タンクは、メットインの真下かな?





さっそく入れてみました
廃刊が長いせいか、ガソリンがすぐにあふれてきて、すぐに止まります。
しつこく入れていると、下から漏れてきました




キーは、ひねっている間だけ、つめが引っ込むタイプ。
結構、開け閉めしにくいです。


ガソリン警告が点滅していて、11リットル入りました。全15リッター



早速走ります




■ミラーは確かに見やすいのですが、真横に死角があります。その感覚になれる必要があります。



足回りはどっしりしてます。
重たいので、振り回しにくいですね。

ハンドリングの曲がり具合が判らず、腕の力が抜けません。
ちょっと練習しないとダメかも






お約束の場所



一風呂はいりました



正面からの図





WESTWESTにて昼飯。



南国の道の駅で休憩


香川屋でうどんを食べました。


左のフタがうまく閉まっていない状態。ロックされていません。
どうも、フタの付け根の位置が悪いみたい・・
今度、、バイク屋さんに言ってみます
あと、サービスマニュアルを購入しなければ・・


さて、走行インプレを書いておきます


■ものすごく狭い道では、銀翼のほうが早い。
理由は、
スカブの自動変速にクセがあり、そのタイムラグでタイミングがずれてしまいます。
細かいウネウネ道では、アクセルのタイミングと加重移動のタイミングがずれると、かなり走りにくい。
まだまだ、スカブのクセがつかめていないようです。

ジムカーナ的走行状態なら、銀翼やTMAXにかなり苦戦すると思います。
電子制御はまだまだ煮詰める必要がありそうです。
ウェイトローラー式変速機は、シンプルに加速減速する状況で強く、滑らかで反応が早いです

■マニュアルシフトの弱点
シフトショックが結構あります。
特にシフトダウン時に大きいものがあります。そのラグにあたふたしていると、うまく走れません。
アクセルをうまく開けながらシフトしてやると、うまくいく時がありました。

■エンジンのトルクが薄い
マニュアルシフトでは、2000回転まで回転数を下げて走行できます。
残念ながら・・2000−3000回転でのトルクが薄いのか、無理にアクセルを開けると、ガクガクとエンジンが振動します。
緩やかな下り坂では、問題ないのですが・・
まあ、普通のマニュアルバイクのパワーバンドをはずしてしまった状態といえます。

3000回転まで上昇させれば、エンジンはきれいに回ります。
でも、そこまでくるとちょっとエンブレ感が強くなっちゃうんです。

もうちょっと、2000-3000の回転域できれいにトルクが出てくれば、ATエンジンとして100点満点なのですが・・
スカブのエンジンは、最大トルクが5000回転です。
もう1000回転低いところで最大トルクを発生させれば、ものすごくGOODだったとおもいます。
恐らく、高回転のパワーに振っているのかな。これは、ナラシ後に楽しんで見ます。


■燃費
積算燃費計がついています。
燃料を噴射した量を積算し、距離計での距離で割って燃費を計算してくれます。
AとB、二つの燃費表示があります。
ですから、峠区間の手前でBだけをリセットしてやれば、峠区間だけでの燃費を計算することができるのです。

平坦な道で、マニュアルシフトを駆使すれば22ぐらいを叩き出します。
山道では、当然ですが、15ぐらいになるようです。

■Dモードの特徴
ソコソコ走ることができます

面白いのは、エンジンブレーキをアクセル連動で積極的に使ってくることです。

ある速度以下でアクセルを緩めると、かなり強力なエンジンブレーキを発生します。
60キロ走行中、赤信号を発見し停止する際、ほとんどブレーキなしで停止できるほど強力なエンブレです。
停止位置の調整の為に、ちょいとブレーキを握る感じです。

市街地のストップアンドゴーでは、ブレーキを握らなくても良いので、ラクチンです。
恐らく、それを狙っているのではと思います。
アクセルを微量に開けてやると、エンブレは少なくなります。
普通のスクーターのように 全開ー全閉だと、けっこうギクシャクしちゃいます。

個人的な希望としては・・
積極的にエンブレを使わないモードを用意して欲しい。
なんというか、加減速せず、同じ速度域で巡航する場合、エンブレがあるとアクセルワークが非常に疲れます。

エンブレ退避策として、マニュアルモードがあります。
マニュアルモードにすると、2000回転キープしていく為(Dモードだと3000回転)エンブレが緩やかです。
じゃあ、マニュアルモードで走れば?ってことになるのですが・・
エンジンの件でも話したように、2000−3000で振動が発生するので、常用できないのです。

結果、Dモードにしたり、マニュアルにしたり、チャッチャチャッチャと、プレステでゲームしているようなやりくりが必要になります(笑)
まだ、小細工できるだけいいかもしれませんが・・


ってことで、もしマイナーチェンジするならば・・
1.エンジンの最大トルク発生回転を下げ、2000−3000のトルクを太くして実用に耐えられるようにする
2.2000-3000をDモードで使用するようにする
3.「エンジンブレーキが少ないモード」のボタンをつける


かなぁ。。と思いました。


■可動スクリーンについて
確かにちょいと乱流が発生します。上に上げても静かでは有りません。
でも、個人的には、まあ、合格点かなと。
風に当りたいときは下げ、ちょっと疲れたときは上げたり、結構活用してました。

で、エンブレが強い為、右手にあるスクリーン上下ボタンを操作するのが難しいのです。
アクセルをちょっと離すと、急速に減速してしまうので
対策として、左手で操作していました


■ヘルメットをかける場所が無い
ちょいとヘルメットを掛けたいとき、置くところがありません
普通のバイクならミラーにかけるのですけど・・。
メットホルダーは掛けにくいので、ナントカしたいと思います。

■取り回し
なんとかなる。
後部のタンデムバーが大きく握りやすいので、力を入れやすいのである。
ただ・・センタースタンドを解除するのが一番難しい。なかなか慣れない

■デジタル速度計は、ちょっと使いにくい
可動式スクリーンや、静かな変速機、しっかりした足回りで速度感が麻痺します。
ずばり、デジタルメーターは速度がわかりにくいのです。
速度変動がわかりにくいため、速度調整が難しいのです。
針式だと変化量の速度が直感でわかるんですけど、数字式だと計算しないといけない(笑)

脳トレーニングにはいいかもしれませんが・・
やっぱり、針のほうがいいです。



■総評
変速機とエンジンの細かい点以外は、ツアラーとしていい感じです。
もうちょっと走りこんでみようと思います。


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