14.2004年仕様銀翼を考察する 2004.03.10

 

シルバーウィングの2004年モデルが発表されました。
早速、勝手に考察してみましょう
やるからには、トコトンやらせてもらいます

ご存知だと思いますが、どこかのオッサンが勝手に適当に述べてあります。
間違っている可能性が高いので、間違っていると思って読んでください。

 

ホンダのニュースリリース
ホンダ > シルバーウィングのページ

 

ニュースリリースの要点をチェックしてみる

「シルバーウイング<600>」を3月25日(木)に販売する
「シルバーウイング<400>」を3月30日(火)に販売する

同時にしないのは、なぜだろう?
いろいろ事情があるに違いない、あまり気にしないでおこう(笑)



>今回、走行性能、快適性、質感の各項目をさらに向上させ、多くのお客様の要望に応えられるものとしている。
今回は、やけに具体的な表現である。発売当初、ホンダHPでは、乗り手の要望を受け入れて進化させますのようなコメントがありました。順番に穴を埋めてきていますね!今回はどうでしょうか!

 

1.600にTモードが追加された

400のみに装備されていたTモード。タンデム用で使うので、「T」なのか?
それはさておき、600にもTモードが装着された。
勝手な想像だが、燃料噴射と点火MAPの変更を行うようである。トルクの増強によりベルコンの低速ギヤ選択状態となり加速が向上するようだ
ホンダの銀翼紹介HP

 

ちなみに、400では、確かに加速がよくなっている実験結果を頂いている

果たして、600では変化を感じられるのであろうか?
車用の機器を流用した、燃料噴射系の補正チューニングが存在する。
確かに、噴射系でのセッティングで、効果はあるようだ
今回、600では、燃費向上(+10%)が歌われている。
Tモードスイッチで燃料噴射プログラムを切り分けることで、加速向上と燃費向上なのだろうか?

 

2。600燃費向上
銀翼600の弱点の一つであった、高速の燃費が改善されたようである。
(逆を言えば沢山燃料を噴いて加速レスポンスが良かったとも言える)

その改善が行われた様子である
10% (60km/h 定地走行テスト値25.5km/L→27.5km/L)

燃料噴射(T−MODE?)、駆動系、どの部分で調整が行われたかは判らないが、いいことには間違いは無い
実際にテストしてみないと、なんともいえない

 

3.シート形状向上の足つきの向上 シート高さ−10mm

確かに形状が少し違う。
足つきは銀翼の利点の一つである。それがパワーアップされたのなら、いいことだろう。

ただ、ちょっと心配なのは、足つき向上でケツの接地面積が小さくなる可能性がある。
コレばかりは、長時間乗って試してみないと判らないだろう。


4.シートスポンジの材質を見直しで乗り心地UP
厚さを薄くして、衝撃吸収性能を向上? 今流行り?の低反発ウレタン?だろうか?


5.メインスタンドの形状の見直し
旧銀翼では、センタースタンドを立てるのに、少しコツが必要であった。つかむと簡単だが・・・
今回、センタースタンドの接地面の形状を変更されているようだ。30%軽くなっているらしい


6.ライトのプラスチックパーツがメッキ化

これ旧タイプ
ライトとウィンカーをを仕切っている枠は、メッキされていなかった
今回が、これがメッキされている。


うむ、いいね(無断引用ホンダさんごめんね)
ウィンカーのフチと、ランプのHI−LOのフチ

 

 

 

7.エンジンのラバーマウントの取り付け形状を見直す

どんな風に変更になったのかは、気が向いたらパーツリストを購入して検証してみようと思う。
さらに、ラバーマウントの形状変更とエンジン外側から支えるマウントステーの追加により振動を低減。(ホンダのHPより)

マウントステーの追加で、剛性と振動対策の両方が改善されたのだろうか?
興味深いところである。

 

 

8.色

銀翼は色がややこしい。
おんなじ車体なんだから、400、600共に色をいっしょにすればいいのにと思う。しかし、そうはいかないのだろう。
簡単にまとめてみた

 

600ABS
フォースシルバーメタリック×シールシルバーメタリック
白*シルバー

600
キャンディグローリーレッド(新色)
トラッドブルーメタリック (新色)

400ABS
フォースシルバーメタリック
ホワイト

400
ピュアブラック
トラッドブルーメタリック(新色)


相変わらずであるが、ユーザーを困らせてくれる色の売り方である。

なぜ、ABSだけを特色にするのか良くわからない。
ABSを選択する人々は、ABSの実用性を選択するのであって、ABS専用色なんてどうでもいいかと思う。
逆に、赤色のABSが欲しいって人もいるはずだ。

そこで出てくるのが、600と400の色の違い。黒が欲しいけど400なんだよなー、赤が欲しいけど600かー
と考えている人もいるかもしれない。(勿論、400、600のユーザー層を研究されていると思います)

排気量と、ABS有り無しの選択肢の広さは、凄くユーザーフレンドリーである!
ABSのラインナップは、銀翼ならではだろう。

しかし、そこに色が絡んできた瞬間、急に不親切になる。
色というのは、結構いいかげんなようで、かなり重要である。乗ってみれば何でもかわいくなるもんだが・・・。購入を考えているときに、好きな色がないとやめとこう、となる。
どこかのオッサンに指摘されるまでも無いと思うが・・・来年は色の関係はご一考いただきたいと思う。

600はぜんぶABS標準はどうだろうとはおもうのだが?

 

色の考察2

左。04銀翼 400.右は、旧アメリカ仕様の銀翼
今回、ホイール、フロントフォーク、タンデムステップ、ハネの金属パーツがブラック化されかっこよくなっている。
個人的には、ホイールは黒の方が汚れが目立たないので、うれしい。
黒が好きなので、少し欲しい。

 

 

画面上の色は実車とは違いますというところだろうか?
左、04日本銀翼。真ん中、アメリカ、右、イギリス(プロトタイプの画像なので当てにならんデス)

メタル系ではなく純粋な赤?なのだろうか?
写真と実車は全然違うので注意が必要
女性と同様、写し方で全然違って見える。
実車をみてピンとくるなら買いだろう。 要確認である。

 

今回の新しい色。ブルメタ!

前回?の白黒であった、
今回は、 情熱的な赤とクールな青のラインナップ。
青メタは、600、400両方に設定されている。
どんな色だろうか? なぜか、金属パーツは明るい色になっている。
実車は明るい色なのかもしれない。これも、要確認かもしれない。

 

 

9. 排気バルブ?

さらに今回マフラーに排気バルブを採用し、パフォーマンスを犠牲にすることなく低騒音を実現。シルバーウイング<600>に関しては10%の燃費向上も達成している

ニュースリリースには書かれていなかった内容である。
排気バルブで騒音規制を回避しているのだろうか?そうであるとすれば、十分期待していいと思う

 

10.ブレーキディスクがすべてABSと同じ大きさになった

ディスクが大きくなるとどうなるかわかりませんが・・・素人的には、大きいことはいいことか?(笑)

 

総括

興味が湧いてきたので、パーツリストを入手次第、解析してみる予定である(オッサンも物好きだね)
あんまり変わっていなさそうで、きっちり改善しているな!というのが、正直な感想です。

私が04銀翼で注目すべき点は・・・

1.排気デバイス&Tモードで騒音規制を回避しつつ、加速性能を高め、燃費を上げたか?(排気バルブどこについてるの?)
2.新色は、イイ・・・かもしれない(笑)
3.エンジンマウンターの改良は走りに効果あるのか?フレームにも改良???
4.足つきの向上はいい!

春先に試乗会もあると思います。
楽しみです。

最後に言いたいとすれば・・・
ABSの機能性と、色の選択で ユーザーに二者択一させるのは・・・・・・「ズバリ間違い」とオッサンは言いたい
5年ぐらい前の車の発想かとおもいます。変なオプションといっしょにABSがついてくる。

商売的に難しいと思いますが、何かいい方法考えて欲しいと思います
ABSに自信があるなら、600は標準でやるのってどうでしょうか・・・・(ABSにクセがあるのかな?)
奇妙な色のラインナップも整理されるし、コチラとしては好きな色と安全性を同時に選べるし、ABSの単価も下がるし、みんなにいいと思うんですけど・・

ただ、乗れる人にとってはABSは邪魔な物体になります。その辺もどうなんでしょうね。乗り比べられないその辺のおっさんが考えるには、難しい問題です(笑)

 

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