17.2004年型銀翼の考察 その1 スペックから考察する 2004.04.04

04銀翼はどう変わったのか?
発表された資料をもとに、
もう一度詳しく考察してみる。

なお、パーツリストからの考察。試乗での考察を予定している。
大変申し訳ないが、600メインでさせていただきます

2003年3月24日 ABS追加 
2004年3月10日 マイナーチェンジ


比較

通称名 03銀翼 03銀翼ABS 04銀翼 04銀翼ABS 03TMAX BLACKエディション 04TMAX(逆輸入) スカブ スカブLX
車名・型式 ホンダ・BC-PF01 BC-SJ02J XP500 BC-CP51A
全長×全幅×全高(m) 2.275×0.770×1.430 2,235/775 /1,235 2,235/775 /1.410 2,260mm×810mm×1,435mm
軸距(m) 1.595 1,575 1,575 1,595mm
最低地上高(m) 0.140 0.130 0.130(予想) 130mm
シート高(m) 0.740 0.740 0.730 0.730 0.795
(ローダウンキット存在)
0.750
(別売りのローシートが存在)
車両重量(kg) 236 243 245
03比+9k
249
03ABS比+6K
218 225(+7K) 258(予想 264(予想
乾燥重量(kg) 215 222 224 228 198 205(予想 238 244
(+6K)
乗車定員(人) 2
燃料消費率(km/L) 25.0(60km/h定地走行テスト値) 25.0(60km/h定地走行テスト値) 27.5(60km/h定地走行テスト値) 27.5(60km/h定地走行テスト値) 30.0 (60km/h) 27.0 km/L(60km/h)
最小回転半径(m) 2.8 2.7m
エンジン型式・種類 PF01E・水冷・4ストローク・DOHC・2気筒 J402E・水冷・4サイクル・DOHC・4バルブ P506・水冷・4サイクル・2気筒 / DOHC・4バルブ
総排気量(cm3) 582 499 638cm3
内径×行程(mm) 72.0×71.5 66.0×73.0 75.5mm×71.3mm
圧縮比 10.2 10.1 : 1 11.0:1 11.2
最高出力
(kW[PS]/rpm)
36[49]/7,000 28(38PS)/7,000 32.6kw (44.3PS)/ 7,500r/min 37kW〔50PS〕/ 7,000rpm
最大トルク
(N・m[kg・m]/rpm)
53[5.4]/5,500 44(4.5kgf・m)/ 5,500 47.6N・m (4.86kgf・m)/ 6,250r/min 60 N・m〔6.1kg・m〕/ 5,000rpm
始動方式 セルフ式
燃料供給装置形式 PGM-FI(電子制御燃料噴射装置) キャブ BS30 電子制御フュエルインジェクション 電子式燃料噴射
点火装置形式 フルトランジスタ式バッテリー点火 T.C.I式 フルトランジスタ式
燃料タンク容量(L)

16(レギュラー)

14.0(無鉛プレミアムガソリン指定) 15L
潤滑方式 圧送飛沫併用式 強制圧送ドライサンプ 圧送式
クラッチ形式 乾式多板シュー式 自動遠心湿式多板 湿式多板
変速機形式 無段変速式(Vマチック) Vベルト式無段変速 Vベルト無段変速
変速比 1 速 2.100〜0.850 2.322〜0.800 2.344 ー 0.795 1.800〜0.465
キャスター(度)/
トレール(mm)
28°30´/105 28°00′/ 95 不明 26°10' / 106mm
タイヤサイズ 120/80-14M/C 58S 120/70-14 M/C 55S(バイアス?) ←(ラジアル) 120/70R15M/C 56H (ラジアル)
150/70-13M/C 64S 150/70-14 M/C 66S(バイアス?) 160/60R-15 MC(ラジアル) 160/60R14M/C 65H(ラジアル)
ブレーキ形式 油圧式ディスク(シングル) 油圧式ディスク(ダブル 油圧式ディスク(ダブル
油圧式ディスク(シングル)
懸架方式 テレスコピック式 テレスコピックフォーク    
スイングアーム式 スイングアーム    
フレーム形式 バックボーン 鋼管ダイアモンド パイプアンダーボーン
トルクウェイト・レシオ 43.7 45 45.3 46.1 48.4 46.2 42.2  
パワーウェイト・レシオ 4.81 4.95 5 5.08 5.73 5.07 5.16  
価格(税抜き) 749000 799000 749000 799000 750000 799000(プレスト価格) 859000 959000
変更点   ABS

ブレーキディスクABSと共通大型化

エンジンフレーム強化

T−MODE追加

ブレーキディスクABSと共通大型化

エンジンフレーム強化

T−MODE追加

     

格納ミラー

ABS

まあ、ご存知だと思うが・・・
最高パワーは最高速
一般の峠では、トルクが大きく影響する。
特に、スクーターは変速できないので、トルク型であることが要求される

しかし・・・スカブとあんまり重量が変わらなくなってきたなぁ(笑)

 

もう一度変更点のおさらい。

1.T−MODEが追加された
二人乗りのときに効果を発揮する・・・そうだ。
理屈的には、沢山燃料を燃やすだろうから、燃費は悪くなるだろう。。
スペック的には変化は無い。加速は向上されるのか??

2.燃費向上
今回、25>27.5。10%もUPしている
PGM−FIの設定変更(T−MODE含む)、排気バルブの効果だろうか?

最悪燃費は、約15.高速を150巡航したとき。町乗りの場合であった。
待ち乗りの場合は、暖気などもあるので、ある程度は仕方が無い。
計算上だが、これが、16−17まで上昇するのだろうか?

国内仕様で120キロで高速巡航すると20−22ぐらい走っていた。
海外仕様で19ぐらいである。

燃料警告を開始するのは、12リットル消費したときである
国内仕様では240キロで警告がつく
海外仕様では200−220キロである。

簡単に10%向上と考えると・・・
約20キロほど足が伸びる計算になる。・・・はずだ

3.ブレーキディスクがABSと共通になった
径が大きくなったからといって、ABS同様停止距離が縮むわけではない
コントロール性が向上している可能性がある。
その分、重たくなるけどね。

4.フレームの追加?
エンジンのラバーマウントの取り付け形状を見直す
とある。
弱点の一つでもあるフロントの接地感は改善されているのか?

この部分は、毎年変更されている場所である。
主に、マウントの種類を変えていた。

固くすれば振動が強くなり、弱くすればウネル。
微妙に固めていたようだが・・・今回は、根本的に取り付け形状を変更してきている。
期待していいのだろうか?


5.メインスタンド形状変更
足の部分の長さが変更され、30%軽くなった。実際にかなり軽いらしい。

6.シート形状の変更
材質、形状変更で、足つき性がよくなっている
-10mmとなっている。
バックレストも変更アリ。

7.メーターデザイン変更
起動時にメーターが動くらしい
表示方式の変更

8.ランプ部デザイン変更
600のみ、ランプユニットの黒フチがギンフチになった。

9.排気バルブの追加、マフラーも変更
走行性能を犠牲にすることなく・・・・とある。
以前の国内仕様は、騒音規制に対応する為、60キロ近辺の加速に不満であった。
海外仕様にすればある程度加速は改善はするが、燃費は悪くなる。

海外仕様並みの加速をして、静かで、燃費向上ならGood。
そんなにうまい話が有るはずが無い。
本当のところはどうなのだろうか・・・・
気になるなあ.・・・

 

もどる