ちょこっとつーりんぐ > さかなのどうでもいいこと2009 ご感想など
あらすじ
ヤングジャンプという青年漫画がある。そこで、孤高の人という、山登りの漫画が連載されている
時々しか読んでいないので、ストーリーは全く不明。(漫画と内容は違うような気がする・・・漫画では現代風の装備だったし・・・今度、漫画も読んでみよう)
少しだけ興味がでてきたので、原作を読んでみることにした
図書館で書庫から出してもらう
山の写真が表紙に描かれている。どこかで見覚えがあるなと思ったら、子供のときに家に飾っていた山の写真に似ている。
昔、山を登っていたと少しだけ聞いたことがある
前半 痛快
中盤 幸せ
後半 最悪
一番嫌いで、しんどい物語のパターン、読みきった
最後に少しだけ救われる描写も有る。
小説的には、名作らしい。
確かに、面白かった。
ハラハラする部分がある。
命を無くすかもしれない趣味(山、海、バイクとか)を、人生をかけてやっているひとは、一読してみることをオススメする。
似ている部分があり、結構楽しめた
仮に同行している人が死んだとする。
勿論、死んだやつ個人の責任だ。
そうは言っても、俺は悔やみ続ける。
それは、耐えられない
でも、道楽は、個人の自由。
自分が一番いい方法を決めるだけ
作品中の主人公は、趣味と家族、仕事で葛藤していて、うまく描かれている。
このあたりの悩み、30年前も、今も、何も変わっていない
追記 加藤文太郎の単独行を読む 2009.10.05
孤高の人を読む
どうやら、実在の人のことを書いているらしい
ちょいと調べてみると、加藤文太郎氏が書いた文章が本になっている
早速読んでみた
・・・・
小説とだいぶ違う
登山クラブにも所属している。
小説では、初めての同行登山で遭難したとなっているが・・
最後に遭難した仲間とは、以前に他の山にアタックし、成功させている。最初のチーム登山で死んだわけではない
もしかしたら、そのへんで油断があったのかもなぁ・・
小説「孤高の人」はあくまで、加藤文太郎という凄い登山家をベースにした架空の小説と思ったほうがいい。
主人公だけ実名が出ているし、文章がうまいから、つい本当の話と錯覚してしまう。
例えるなら、NHKの大河ドラマが有る。あれの半分以上は作り話である。
すごく昔のことだから、小さな出来事とか再現できるはずは無い。
でも、本当に昔の人がそのようにしゃべったかのように錯覚してしまう。
単独行を読んで、孤高の人の小説の評価は高くなった
よく、練り上げたものだと、思う
孤高の人を読んで 加藤文太郎に興味を持った人は、文太郎本人が書いた単独行も読んでおくことをオススメする