043.他人の運転 2009.07.21

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 仕事でもプライベートでも、車を自分一人で運転して移動することが大半である。
先日、珍しく、同僚の車に同乗することになった。

高速に乗ると、乱暴に飛ばす。追い越し車線の車に接近する。
車に乗ると、人が変わるのは理解できる。ただ、あまりにも続けるので気分が悪くなった。
複数台先が詰まっているのに、煽っても仕方ない。
何度も、右足がブレーキを踏む動作をしてしまった。体に悪い。

べつに、一人で乗っているときは好きにやってもらったらいいのだが、同乗者がいるのだから、そういうのはやめてもらいたい。
やんわりと、「時間によゆうがあるし、そんなにせっつかなくてもエエデ」
と、言い回しをした。 理解してくれない。
オレの本心では、
「意味も無いハイリスクな運転で、巻き添えにするのはやめてくれ」
って叫びたいところだ
そうはっきり言うべきなんだけど、言えない。だめだよなぁ・・


二つ目
雨の日なのに、十分な車間距離をとらない。
神様お願いします!ってかんじで、ずーっと気分悪かった。
バイクに乗ってると、ウェットだと全然グリップが減ることを知ってる。だから、晴れているよりはマージンを大きくする。
でも、どうも、素人?さんは、ウェットになると車間距離を詰めるね。なんでなんだろう・・。

雨の日の高速は、そういう、リスクを感じないで、車間詰めている人が沢山いる。特に休日とかヤバイ。
うまい人ばっかりならいいのだけど、ダメなやつもいる・・・。
ちょいと一人がハンドルミスしたら、後ろに続いている奴はマージンを取ってない自信家ばっかりだから、当然大事故になる。
ヘタはともかく、いきなり心臓麻痺で操作不能になるかもしれないし、荷物が落っこちてくるかもしれない。
しれないんじゃなくて、実際によくあることだ。
前の車、前の前の車を自分の命をかけて信用して走ってる。俺は、不思議で仕方が無い。
おれは、信用できないけどなぁ・・。


自分も、バカな運転もするときはある。
一瞬は、やばいこともするけど、ダラダラとはやらない。
やばいことは、集中力を使う。
長時間やっていると、疲れてきて、判断がマヒしてくる。
そういうときにかぎって、変な奴にぶつかる。そういうもんなのだ。

やるんだったら、いけると確信したときに集中してやる。
やらないときは、安全マージンを取って、自分を安全な状態にして、ゆったり走る。

メリハリをつけていると、やばいことをやっているときには、体のなかで危険信号が鳴るようになる。
ビービーって警告が頭の中で響く。
そういう危険信号が聞こえてこない人、無視してしまう人は、あんまり長く乗り続けられないんじゃないかなと思う。
さっきの同乗しているときは、ブザーが鳴りっぱなしで、とってもしんどかった。


三つ目
他人の運転は辛い。
ギューっとベタ踏みで、ガクンとブレーキ
車線変更は、頭が揺れるような車線変更。
吐きそうになった。

車の挙動には、「溜め」がある。
ハンドルを切ると、一気にギュンとまがることはない。
足回りのブッシュや、サス、フレームがギューっとシナって、タイヤがシナって、やっと曲がる力が働いてくる。
曲がる力が出てくるには、ハンドルを切り始めてから、ちょっと時間差があるのだ。
例えるなら、とっても長い釣竿を左右に振る感じ。
手元を動かしても、先端はまだ動き始めていない。
逆に、手元を止めても、先端はまだ動き続けている。
先端を思う通りの位置にしたければ、ちょっと、「溜め」が必要なのだ。

特に、ショボイ車は、ガタが多いからその分、「溜め」る必要がある。
曲がり始めも「溜め」があるし、、曲がり終わりも「溜め」がある
何も考えずにグイグイって動かすと、反動でグワングワンと揺れる。


ハンドリングだけでなく、ATやアクセルにも「溜め」がある。変速動作をして反応動作が開始するまでに時間差がある。
そういう、複数の「溜め」をうまく調和させないと、ギッコンバッタンになって、「オエー」ってなる。

数値で出てくる絶対性能のほかに、そういう、コントロールしやすさという、表に出てこない要素が重要かもしれない。

オレも運転がヘタなんだろうな・・・と自覚している
とりあえず、他人の運転は、もうこりごりだ。

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