023.素直なからだ 2009.05.29

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腰痛を起こしてから、簡単なトレーニングを続けている。
それについて気がついたことを書いてみる

これまで、一度作り上げた体は、長い時間持続されるものとばかり思っていた。例えば、マラソンを10年やっていれば、1年ぐらいサボってもバリバリのまま体力が維持されるという風に。

しかし、実際は違うようだ。
腕立て伏せのトレーニング回数は、最大回数で50回まで増えた。50回まで増えるとちょっと苦しいが片手で腕立てもできるし、20回位軽々とできる。体もそれなりに筋肉質になった。当然、当初の目的である腰痛も治まってきた(腕立ての際、体を支える背中の筋肉が自然に鍛えられる)。鍛えたらそれなりに良くなるもんだと感心した。
50回というと、楽ではない。歯を食いしばり、コンチキショーってぐらい気合で筋肉をいじめ抜く。時間もかかる。フツウの精神なら、やらなくていいならやりたくは無い。だんだんとサボるようになり、2週間ぐらいやら無くなっていた。
ひさしぶりにやってみると、10回でも疲れてしまうようになっていた。これには驚いた。何ヶ月も続けてやっと体が出来上がったのに、衰えるのはあっという間なのである。

衰えるという考え方は、間違いではないか。
体が、「腕立てをしなくてもいい環境」にすばやく適応しただけなのだ。
腕立てをすると腕立てができる体に変化し、腕立てをしないと腕立てができない体に変化する。腕立てをやる必要が無いなら、無駄な筋肉はなくなるようになっている。人間の体は、ものすごく合理的にできている。

鍛えたのをやめると、それまでの莫大な時間の意味がなくなってしまう。結構、悲しい合理性である。
悲しんでも仕方ない。こちらも合理的になるだけだ。
回数を10-20回だけに減らした。こちらの目的としては、無駄に時間を使うことではなく、腰痛にならないだけの筋力を維持すればいい。疲れるからといってトレーニングしなくなり、ある日いきなり腰痛・・・だけを避けられればいい。
回数はショボイし、体もそんなにムキムキにならなくて寂しい。腰痛を避けるために、10回でも毎日やることが重要なのだ。

蛇足
腕立て伏せを50回100回ぐらいすると、人間としてはかなりステキな肉体になります。0円です。ジムに移動する時間で完了できるので、ステキです(笑)、そういう体にあこがれている人は、ぜひ腕立て伏せ等の基礎トレーニングをオススメしておきます。人間の体は、できる回数分の肉体に変化してくれます。


ちょこっとつーりんぐ
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