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47.7つの習慣 最優先事項 2008.08.30





時間管理系の本です。図書館で借りてきて読みました。
じつは、これ、7つの習慣という本の後編らしく、理解にちょいと苦労しました。

表紙に、時計の手前にコンパスがあります。
これが要点です。生き方の方向性に着目する

時間管理の手法の本は多数あります。
しかし、なぜ時間効率をUPさせるのか?という部分は、アンタの勝手ですって本が多い
投資や金儲けの本もそうですけど、儲けて幸せになれるか?って部分までは書かれてない。それは、金を儲けたアンタの問題なわけです(儲けられたらの話ですけどね(笑))

仮に短時間に儲けても不幸せになっちゃ、結局時間の無駄じゃないの? 
そういう視点に踏み込んでいる点で、非常に有意義な本でした

週単位の時間管理、第二領域を優先に処理する(急がないけど重要案件)
仕事とか、盛りだくさんで、読むのが疲れました


面白いなと思ったキーワードとしていくつか書いておきます
個人的な解釈ですので、本と意味が違うかもしれません

良心と貢献
ドズ黒く金儲けしようとすると、どうしても捨てがちの2点(笑)
でも、これが生きている満足感の重要点のようです。
特に良心を満たすよう、決断し、長期計画していくこと。これが、満ちた生き方のヒントみたいです。
これは、時代が変わっても変化しない要素のようです
自己中心に考えると良心貢献なんて遠回りのようですが・・、よく考えると、一番近道なのかもしれませんね。

失望とプライド
こちらがダメなほうです
失望の意味は、ビジョンを失い自分で行動を起こさないってこと。 コレを回復するには、実行可能な約束を一つ一つ実行して、自分自身に自信をつけることだそうです。確かに、くだらないですが、自分に課した腕立てふせの日課をクリアしていると、ちょっぴり変わってきたように感じます。

プライドもだめなの?っと意外に思いました。プライドというのは、ほかと比較して満足を得る。下を見下すという意味と、上をうらやむという意味両方です。
プライドとは、満足の基準が自分自身の中にあるのではなくのではなく、相対比較です。だから、常に他を上回る必要がある。走り続けないといけない。
ある意味、資本主義ならではの一つの満足感なのですが・・・。残念なことに、幸せ感を満たし続けるためには、走り続ける必要がある。物質的な満足は、人間の本質的な満足ではないので、いつか行き詰っちゃう。
謙虚になれってことなのですが・・まあ、聖人ではないのでなかなか難しいです(笑)

相乗効果
この本で時間管理、目標を考える際、自分の役割を決めます。会社員、上司として、父、息子、遊び・・・ってな感じです
仕事をやるには、家庭を犠牲にするしかない。ってな考え方でした。
この本では、そうではなく、それぞれの役割がリンクしている。1−1=0のゼロサムではなく、1+1=3の相乗効果がある

確かに、私の経験上ですけど・・・仕事が良い感じの人は、家庭も遊びも良い感じにやっているような気がします。
あんまり、仕事がうまくいっていない人は、他の要素もうまくいっていないような感じです。(自分ですね)

小さな部分で見るのではなく、一つ上の視野で見るといった感じでしょうか?
部分部分分割されているのではなく、一体なのだと。
この著者、ガンジーが好きなようで、よく引用が出てます
あるところで不正をしているのに、別のところで正しいことをしてもムダである。人生は分割できない統合体だから
なるほど、いい事いうななぁ・・と 今度、ガンジーの本読んでみたくなりました


早速開始>即挫折
コレはすばらしい!今日から第二領域の習慣スケジュールを組むぞ!
ってところですが・・めんどくさいので、すぐ挫折しました(笑)
ボチボチやってみます

ただ、「良心、貢献」 この2要素に関して
ウダウダと悩んでいた自分にとって、方向性のヒントをもらえたような気がします

自己啓発系としては、よくできた本でしょうね。

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