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035.読書と読書メモのデジタル化のススメ 2008.07.29


ここ最近取り組んでいることは、物を少なくすることです。
書類などを片っ端からデジタル化しております。

なぜ、物を少なくしているのか?
ひとつは、トヨタの本に影響され、部屋を片付け始めました。
トヨタの本には在庫の無駄って考え方があります。在庫があるだけで、その保管場所に経費がかかりますし、それを管理することもお金がかかります。
それじゃ、ってことで、減らし始めたわけです


話がそれました

私は本が好きです。中毒に近いかもしれません。石垣島に行った際、活字を求めて毎晩本屋に立ち寄っていたぐらいです。
もし、大金持ちなら、気になる本をかったっぱしから買い集め、大きな部屋に本を並べていることでしょう。

でも、現実は厳しく、家畜のようにワンルーム暮らしです。一時期、買い込んだ本を集めていましたが、置く場所がなくなったので、泣く泣く気に入った本を売ったり、処分しました。

そこで、図書館を使うようになりました。今の図書館は、コンピューターでデーターベース化しており、ネット経由で予約もできます。家に本を置いているよりも、よっぽど便利です。
そういうわけで、家には本を置いていません


人間は、すぐに忘れます。
本を読んでいて、感心したことがあっても、1年するとほぼ確実に忘れています。常に読んでいると微量には知能の蓄積は行われるでしょう。しかし、せっかく出会ったいい内容が消えていくのはさみしいことです。
あるときから、本を読んでいて面白いなと感じたことを、ルーズリーフに書き込んでいます。まとめたものを読むと、文脈を思い出します。この辺は、人間の記憶力はすごいなと感じます。
坂の上の雲4巻を読んだメモには、薩摩の総帥の伝統のことがメモしてありました
薩摩の総帥は、有能な部下を抜擢し、部下に自由にやらせ(やれる環境を用意する)、最後の責任は自分がとる。
へぇ・・って感心したことをメモっているわけです。それにしても、司馬遼太郎ってすごいですね。
まあ、こういうことをずーっと覚えているわけでもありません。それに、本を単に保存していても最初っから読み直さないとこの文面を再発見できないのです。結構、二回読むってのはあまりないですからねぇ・・
やっぱり、ピピっときたことをメモすることは、とっても有意義です。本好きな方にお勧めしたいと思います。
このメモを見直すことで、もう一度読み直してみたいなという気持ちにもなります

たくさんメモがあります。が、このメモ自体も量が増えてきました
ここ数日は、このメモをスキャンしてPDF化しています。簡単に検索したり、読み出したりできるので、本当に便利です。特にここ数年のHDDやDVDの安さ、大型液晶ディスプレイの安さは、本当に助かります。まさに、デジタル化する環境が整ったといえます。


そこで、今後本を読んだ際、入力も全部デジタルにしたら、合理的でいいんじゃないか?と考えました
つまり、読書の感想メモをキーボードでパソコンに打ち込むわけです。そうすれば、スキャンする必要もありません。

デジタル入力の結果は、失敗でした

ひとつは、書き込む際にパソコンが必要であることです。メモなら、紙と鉛筆でどこでも書けます。

ふたつめは、表現力の不足です。下線を引いたり、簡単な図を書いたり、注釈を挿入したり、鉛筆では簡単にできることが、デジタルでは、とても難しいのです。今のパソコンのスペックとソフトを駆使すれば可能であるのですが・・考えをまとめるような表間をするにはすごく手間がかかります。
改めて、紙とペンのよさを感じました


ただ、もう少し時代が進むと、状況が変わってくるかもしれません
パソコンなどデジタルデバイスがが紙と鉛筆となる時代になりつつあるのを感じます。


そういうわけで・・・

図書館は便利
本を読んでメモすると結構楽しい
人間はアホだからすぐに忘れるから、メモを取る
メモを取る際は、紙に書き込む
データーの管理、閲覧はデジタルで管理


あまりプライベートなことを書くと、最後は消してしまいそうなので、気をつけなければ。
実物がないので、ふとした気まぐれで一瞬にして消せてしまうところもデジタル世界の利点の一つです。

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