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019.合理性と不合理性 2008.05.21

トヨタ系の生産技術等の紹介本があれば、手にとって読むことがあります。
トヨタ大もうけしてますから、なんでだろうなぁと
工場で働いていて、生産技術向上する情報が必要なわけではありません。
ただ、1サラリーマンとして、儲かっている理由がとても気になるわけです

具体的な工場の工夫のアイデアに関しては、ホホウ・・と感心します。
トコトン考えつくして、工夫に工夫を重ねてます。
秒単位でやってます。他にもイロイロです。
勉強になりますね。そして、ここまでやらないとだめなんだなと、感心します。
そりゃ、儲かりますね

トヨタに比べると、うちの会社はヌルイです。
不良サラリーマンなので、カイゼンの提案とかしません。
仮に評価されて出世すると走れなくなって面倒です。逆にでしゃばりだと思われるのもいやです。
すんません(笑)

でも、まあ、個人的に活用できることはやってます。
自分だけでアイデアを取り入れて、勝手に効率よくしてます。余った時間をサボったり、勝手に研究したり、さっさと家に帰ったりしてます。
カンバン方式とか、ほんとイロイロいいアイデア頂いてますよ。
トヨタの人ありがとう。

で、本題です

乗用車やバイクは、ものすごく合理的に作られてます。
1銭、1秒を削る単位で削ってます。
でも、肝心の乗用車やバイク自体って、ものすごーく、不合理なアイテムなんですよね

ちょっとした車だと100万、200万します。
庶民からすると、100万ってものすごーく大金なんですよ。
オッチャンのお小遣いが月に3万とすれば、約2年の金額です。
ガソリンの値段が上昇した!って大騒ぎしてますが、車の100万に比べたら、微々たる物です。
車やめたらいいだけなんです。でも、みんな欲しいんですよね。

数円の値段差は意識するのに、200万の車(100万のバイク)は買ってしまう。
高い税金を払って、高いガソリンを燃やして、移動する。
この人間の不合理性こそ、車やバイクが儲かる原動力なのかもしれません。

200万でプリウス買わずに、100万ぐらいのフィットとかビッツ買っても、トータルコストでおんなじかも・・って思うんですけどね
でも、プリウスが欲しい人がいる(個人的に、ああいうハイテクは好きです)

数秒単位で作った乗り物で、どうでもいい所へムダに移動している・・
それが良いの悪いのと言いたいのではなく、
人間の合理性と不合理性のギャップがおもしろい
そして、そのスキマに金儲けの話があるんだなァ・・
と思う、今日この頃です



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