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014.なぜハーレーだけが売れるのか?って本を読んだ 2008.05.10
図書館にて
「なぜハーレーだけが売れるのか?」 水口健次著 アマゾン
という本を発見したので、読んでみた
確かに、ここ数年、ミョーにハーレーが多いことは、気になっていた。
イベントでキャンプをやるらしく、巨大な衣装ケースを積んだハーレーが妙に多い。
(衣装ケースのハーレーは、バイクの不合理性と衣装ケースの合理性のミスマッチングで不思議な風景だ・・)
あと、ネーチャンが乗っていることが多い
自分のイメージのハーレーというと、アメリカ映画のハーレーである
荒野に一軒のバーがある。その店の前には数台のハーレー。
薄暗い店内 タバコの煙がモクモク。
皮パンや、ジーンズを履いたヒゲモジャのオヤジが酒を飲んだり、ビリヤードをしている
店内に入った女を、イヒヒヒ、ゲハハってなかんじで冷やかす
こんな、偏見入りまくりのアウトロー的なイメージを持っている(すんません)
ハーレーは、馬にまたがるアメリカ的な荒削りの雰囲気がある
乗っているやつが多いということは、よっぽどアメリカ好きがおおいんだなって考えていた
それにしても、やっぱり多すぎる
この本に書かれていることを箇条書きにすると (間違えているかもしれないので、気になる人は、本を読んでください)
・トヨタの営業の人が社長になって立て直した
・2000年に750cc以上でシェア一位
・自社製データーベース 既存ユーザーと見込みユーザーについてイロイロなデーターで管理できるようにしている
・イベントは、代理店任せにせず、本社の企画部署が直接企画を実施 妥協が無い
・シェアではなく顧客満足度を追う (他社は不明だが、ハーレーに関しては顧客満足度は高いようだ)
・ライフスタイルイベントを実施 (家族が参加できるようなこともやっている)
・かなりきめ細かい指導?を店に提案している
・後継者制度(次の店長を必ず指定しておかなければならないそうな)
実際にハーレーの店に行っていないのだが・・(気が向けば行ってみたいと思う)
本で読む限り、かなり行き届いた接客など行なっている様子
店員や整備の人も名前をだして、きっちりやっているらしい。
入りやすい雰囲気など、いろいろ工夫を怠らない様子
なるほど・・
ハーレーのアメリカンイメージだけで売れているのではなく、顧客の満足度という意味で売れているんだ・・
ネーチャンもいくらハーレーが好きでも、対応悪かったら買わないだろうし・・
ライフスタイル、顧客中心という部分で考えていたんだ・・
ってことで、売れていることに納得。
昔の偏見がある人は、一度行って見るのもいいかもしれない。
●金が無いヤツはどうすればいいか。
最近は、いいパーツ突っ込んで仕上げるって方向性がある。
社会で一人前になり、収入に余裕がある人がいいものを買うことは、当然だと思う。
逆に、ジャンジャン使って社会に金を回してくれたほうがいい。
そういう受け皿が、ハーレーとかBMW、高級車両なんだと思う。
お金を出してもいいから、いいサービスがほしい人には、いい時代だと思う
あんまり金が無い人が、多額の金額のローンを長期で組んで新車を購入した上で、カスタマイズして・・・ってのは、どうなんだろう?
ハーレーの超長期ローンとか、雑誌の傾向を見ていると、ちょっと心配になります。
頭の切れる商売人に乗せられすぎないよう、気をつけようと思います(笑)
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