043.アドレスV125 峠を走った感想 2009.5.28

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アドレスV125をだいぶつかめてきました。峠を走って感じたことを書いてみます。
人間は、絶対的評価をすることは、苦手でなのです。ですので、ここに書かれていることは、スカイウェイブ650との比較となっています。

減速するパワーが強力で安心感がある
車体が軽く、ブレーキがいい。
だから、速度の落ちがびっくりするほどいい。
タイヤのグリップ力や、ブレーキパッドの性能とか、そういうアイテムの強さではなく、とにかく車体が軽いのが効いている。
スパッと速度が落ちる。
体が本能的に、いけると感じる。だから、結構、コーナーに気楽に突っ込んでいける。

大型バイクは、強力なブレーキシステムが装備されている。しかし、質量だけはどうしようもない。やっぱり、重たいから止まれないのです。
(とあるSFでは質量を落として光速の壁を越えるネタがあったなぁ)
質量が大きいバイクに対しては、止まれる距離が長いので、体が本能的にスピードを出さなくなります。

アドレスの強力な減速力は、大型バイクにないオモシロさですね。

ブレーキが見かけよりいい
フロントディスクで、リヤがドラムである
最初、ブレーキにはあまり期待していなかった。実際乗ってみると、そうでもない。
初期から減速が強烈に立ち上がって、強力に減速してくれる。(大型スクーターに比べてです)
これだけ効いてくれれは、十分。
フロントのディスクもおもちゃみたいにチイチャイのだが、グイッと効いてくれる。リヤのドラムはもっと利く。今のドラムは、こんなに利くんだ・・・

とりあえず、止まりすぎるぐらい減速パワーがある。結構好きなフィーリングだ。
走行4000キロでも今のところ、止まるフィーリングは劣化してきていない。
スズキは、あまりブレーキ変化が少ないように感じる。(たまたま?)
先ほども述べたが、やはり、軽さが利いているのかもしれない。

ただし・・・・ガチガチに攻めだして、ある一定以上の強いブレーキングをすると、ちょっと手ごたえがやわらかくなる。
自分の走りでは、そこまでカツカツに強くブレーキをすることはめったいないので、特に気になりません、。

アクセルが軽い
アクセルの軽さには二つ有る

1.実際の回す力が軽いこと

アドレスのアクセルは、実際に軽い。私は肩を壊しているが、凝りにくいので助かっている。
いろんなバイクを見るたびに、アクセル、クラッチを触ってみる。意外と重たいバイクが多い。繊細な動作をするんだから、軽くてスムーズでもいいのではないだろうか?


2.パワーの出方が軽いこと

アドレスでは、アクセル開度の70%ぐらいで、ほぼ全開パワーを引き出している。
アクセル自体は、まだまだ回る部分が残っている。残っている部分を回すと、気休め程度に加速が増える。
アクセル開度が少なくて済むということは、アクセルを持ち替えることもないので、ラクチンである。
パーシャル領域も制御しやすい。


バンク角がある
私は、ヘタなりに、いろんな乗り方を使い分けて走っている。
リーンウィズ ナチュラルでフィーリングを感じやすい。早い人は、たいていコレ。
リーンイン バンク角を少なめにできる。グリップしにくい道路では、これを使う。
リーンアウト 体を立てたまま、バイクを寝かす。ハンドルをこじるので、旋回効率は悪くなる。ただし、視界を確保できるし、上体が起きているので路面の変化に対応するのが楽にできる。

狭い峠では、リーンアウトを使う場合がある。車体をねじ込んで無理やり曲がる方法である。
早くは無いのだが、結構、好きだったりする。
大型スクーターだと、すぐに接地して、走る気が無くなる。接地するのは、結構怖いことなのだ。
アドレスではどこまで倒してもなかなか接地しない。だから、思い切ってねじ込める。


旋回力がある

とにかく、すごく向きが変わる
大抵のバイクでは、「この辺で無理だな」と感じることが多い
アドレスに関しては、旋回の限界が底なしである。人間のほうが音を上げてしまう。
これでハイグリップタイヤを履くとどうなるんだろう
(私のコーナー速度が遅いせいもある)



ここで、ちょっと弱点を書いておこう

エンジンのパワーが足りない

60キロから上あたりで、谷がある。 それを過ぎて70キロぐらいになると元気になって吹き上がってくる
平地では、うまく加速してくれる。しかし、峠でのぼり坂を走る際、60キロからはなかなか加速してくれないのである。

こういうとき、ミッションがうらやましくなる。ミッションは、シフトダウンすれば、どの速度でもパワーバンドを引き出せる。
アドレスは、そうは行かない。ただ、上り坂が終わるのを待つしかない。

ウェイトローラーを軽くすると、峠を元気に走れるだろう。
ただし、最高速が落ち、燃費も落ちる。ツーリングもするので、それはよくない
変速のセッティングは、機械式変速機式スクーターの永遠の悩みだろうなぁ・・
峠ではやっぱりマニュアルなのかなと思う今日この頃。

まとめ

アドレスは、峠でも結構面白い。


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