取り締まり傾向と対策 2004

はじめに
ちょっと捕まりそうになりました。自分自身へのメッセージを含め、まとめてみました。

1.交通違反のリスクを知る
2.取り締まりの傾向
3.精神的なケア
4.警察に捕まらない方法

この4章からなっています。

法的なことに関しては、めんどうなので適当に書いています。間違いがありましたら教えてください。


第1章 交通違反のリスクを知る

貴方の履歴書

「1年無事故無違反なら得点が元に戻る」
確かにそのとおりです。
しかし、表には出てこない裏のポイントがあるのです。
赤切符の履歴です。

赤切符=「キップの色が違って、一発免停で、罰金が高いだけじゃないの?」 
いいえ、違います。
裁判所に前歴として残るのです。
2回目の赤切符のとき1枚のカミキレが偉いおじさんに渡されます。その1枚のカミキレには、貴方の前回の赤切符の違反の記録が記されているのです。(丸めて食べちゃいたい!)

そう、何度も重大な違反(赤切符)をしている悪質なドライバー&ライダーは、罰則がキビシーくなるのです。 そして、赤キップの履歴は一生消えることはありません。
しかし、昔の記録は非常に懐かしかった・・・(笑)

私の場合、30数キロオーバーで一発免停。罰金はいきなり10万でした。普通3.5万ぐらいですが、前歴があり悪質なライダーなんで、罰則が厳しくなります。血も涙もない白バイさんのおかげで、年末を過ごすのに苦労しました (笑)あれは、明らかに点数稼ぎ・・・

ここらへんでお気づきの方も多いはず。赤キップは青キップと全く重さが違うのです!
面倒な免停講習もありますが、同じ捕まるにしても赤キップはできるだけ取らないほうがいいのです。


速度違反で赤キップの速度は・・・
一般道 30キロ以上
高速道路など 40キロ以上

となってます。

重要ポイント
ちょっとやばそうな雰囲気で飛ばす際には、赤キップ以内の速度で。

特に気をつける点をもう一つ
急に制限速度が低いエリアがあります。
ぼんやりしていてそのまま突っ込むと、赤キップ速度となるのです。警察さんも、そういうところでぼんやり走っているカモを捕まえようと張っていたりします。制限速度は守らなくても、標識は見逃さずしっかりチェックしてください。
個人的には、どうしても飛ばしたいなら、青キップ速度まで落すと、いいかと思います。

制限速度以上で走る限り、捕まえる人がいる限り、捕まる可能性があります。
ねずみ取りしてたらおしまいです
そのときの損害を少しでも減らしましょう。
最近はあまり見かけませんけどね。

あと、車でメシ食っている人は、慎重になった方がいいでしょうね(笑)
青キップなら、何とかなりますが、赤切符もらったり、長期食らっちゃうとなんともいえないピンチになります
経験者は語ります (笑)

 

第二章.取り締まりの傾向

普通の人は、警察のやりくちを知らなすぎます。捕まって初めて、こんなことやってるの?と勉強するのです。
他の方にそんな目にあって欲しくないです。私が知っている警察さんの手口と注意点をを書き記しておきましょう

追尾系 うしろから追いかけて捕まえる

1.合流できるところ、隠れられるポイントを通過したら、後方確認する。
待ち伏せ系では、姿を隠しています。
高速道路のパーキング。峠のわき道。高速料金所近辺。そんなところにそっと潜んでいて、調子に乗って楽しく走っている人が通過すれば安全を確認しつつ、追尾、計測、キップを切ります。
隠れられるポイントを発見したら、停車している車にチェック入れましょう。通り過ぎた後に怪しい車がグイッっとでてきたら、要注意です。必ず速度を落として追いつかせ、その車を確認しましょう。(もしくは追いつかないぐらい速く走る)

全開での後方確認は難しく、肉体的にも精神的にも疲れる作業です。
後方のチェックがめんどくさいと感じる時、私は、安全速度域(制限速度10−15キロ)で走ります。
ちなみに、赤キップ速度で走っているとき。私は、息を吸ったり吐いたりするタイミングで後方確認してます。許された時間はほんの数秒ですから・・・。

後方確認のコツは
頭の中でミラーを見ることをイメージしてから視線を動かすと、すばやく見ることができます。
いきなり見ると、目が準備できていないらしく、少し時間がかかる様に感じます。

2.覆面パトの見分け方
現在の覆面は偽装が巧妙です。甘く見ていると、やられますよ
特徴としては・・・

1.アンテナをつけている
自動車電話用のアンテナ。まれにV型のTVアンテナ(伸ばしている場合が多い)、ごく稀につけていない奴もいる(瀬戸大橋 こげ茶色の古いセドリック)

2.怪しいレースのカーテン
昔の覆面はレースが定番。現在ではスモークもあるぞ!

3.運転手の服装
交通機動隊ですので青色の制服を着用されています。さすがに私服でやられたら判別不能です(笑)
あと、手袋をしているような気がします 。ヘルメット着用しているとこともあれば、帽子をかぶっているところもあります。

4.二人乗り
一般的に二人で行います。ビデオカメラが登載車では、一人の場合もあるようです。

5.しっかりとした乗車姿勢
彼らは仕事で乗ってます。訓練で鍛えられています。しゃきっとした乗車姿勢です。
ハンドルもちゃんと握っています。私は、ナナメ後ろから見える姿勢で判断します。だらしない姿勢をしている覆面は、見たことがありません。ハンドルの握り方で判ります。
ただし、助手席側の人は、隠れるように座ったりして工夫してたりしますので注意(笑)

6.運転がうまい
彼らは訓練されています。動きが非常に滑らかで熟練を感じ、車からオーラが出ています。交通機動隊は警察でも選抜された職務の一つと何かで呼んだことがあります。
ウィンカーの出すタイミングも訓練どおりです。ウィンカーの出し方と車線変更の動き方は、覆面の判別の大きな材料になります。荒っぽいのも見たことがあります(ダマシ?)が、基本的に訓練どおりの動きとなるようです。
白バイの運転も後ろから見るときれいです。仕事で練習している人は違います。追いかけましょう(笑)

7.車種
基本的にセダンです。1.6リッターは使っていませんので判別の材料になります。3リッターなどの十分加速能力のある車種です。
インプレッサSTI、ランエボ、GTRなんてのもいるそうです。
昔の車では、クラウン、セドリックが有名です。
ちょっと前では、スカイラインです。スカイラインを見たらとりあえず覆面と思って頂いて結構かと思います。

現在では、四国ではニッサンのティアナ(もしかしたら新型スカイライン?)も見たことがあります。
TVアンテナタイプでは、 後方からの外見ではほとんど判別不能です。

覆面の車種に乗られている方、 怪しいステッカーとかぬいぐるみを置いてください。識別の材料になりますので・・・。

8.スモーク仕様
法的には、後方座席の窓をフルスモークにすることは合法です。実際、後方座席のフルスモークの覆面を見たことがあります。運転手を良く観察しましょう。


覆面に関しては、こんなもんですかね

3.1台だけと思うな
一定地域を重点的に取り締まっている場合があります。阪神高速では、狭い地域で4台ぐらい取り締まってました。 あと、覆面を追っかけるときは、後ろの車にも気をつけましょう。つまり、複数でチームを組んでいるということです。

4.追尾時間はほんの数秒
ほんの数秒の追尾で測定完了です。なんども見ていますが、狙われている人に与えられている時間は、ほんのちょっとですよ・・・

私は、赤キップ速度を出す際は、呼吸ごとに後方の車種を確認してます。それが面倒なら、安全速度域(制限速度に10-15キロ以内)でのんびり走行してます。追尾は、技術である程度回避できます。運に任せるか、実力で回避するか、これはあなた自身の問題です。

5.先頭を捕まえるとは限らない
後ろの人でも速度違反していることには変わりありません。法的には速度違反は違反です。怪しい車が後ろからきたら、速度を落としてやり過ごすこと。

6.数台後ろからでも測定完了
3台の集団の後ろで赤灯をまわし測定していたのを目撃しました。速度違反以外だったかもしれませんが・・・

7.取り締まりの厳しい場所がある
覆面、白バイがウヨウヨ走っているエリアがあります。 知らない場所をツーリングするときは、控えめに。地元情報があるといいですね。

8.中途半端な速度で走らない
・・・中途半端に後ろから追いついてこられ、捕まえるころあいの速度(+20キロぐらい)で単独で走るのはやめましょう。 ぶっ飛ばすなら、後ろから車が追いついてこない速度がラクです。捕まったときは大変ですけど(笑)

9.遅い集団を追い越すときは注意
覆面が潜んでいる場合があります。 自動車アンテナがついていたり、ちょっと左寄りに走っていたりしたら、注意。
追い抜く際は、一台一台きっちりチェック入れながら走りましょう。

10.走りたいなら時と場所を選ぼう
大きな幹線道路は24時間要注意ですが、朝方は流石に覆面を見かけたことがありません(笑) (でも、大型国道では、朝にネズミ捕りやっていたとの情報もあります)
白バイは、夜は基本的に営業終了です(例外有り)
天気が悪い日、白バイはお休み・・・と思います。洗車しないといけないからとか?第一は、やはり、危ないからでしょうね。
本当に、山奥の道ではいません。
早朝はいません。7-8時ぐらいからはやばいですね
観光道路でやってる場合があります。
気持ちよく走りたければ、 早朝行きましょう。

11.逃げられるか?
警察は、命がけで逃げる奴は追いかけません。逃げる奴が事故して死んだら警察にとっても面倒なことになります。死ぬ気で逃げれば逃げられるでしょう。実際、良く死んでます。良く考えると割に合わないでしょう。1-2日の拘束と、高くても20万程度の罰金、それだけの話です。

覆面と白バイには積載カメラが装備されています。動かぬ証拠となるでしょう。

白バイと覆面との鬼ごっこゲームは、速度を測定された時点で当方の負けで終了です。未然に発見できなかった自分の未熟さを反省し訓練しましょう。訓練次第で、しょうもない違反は避けることができます。

追記 白バイはほぼ無理ですが、相手が車ならなんとかなるかもしれません。もし、「気がつかないふり」をするならば、事故だけはしないように、冷静にやってください。事故したら、なんにもなりません。
ただ、 違反者が所轄内だと、とりあえず家に来るそうです。警察が家に来ると結構きついですね。所轄外だと手柄の関係も有り、よっぽど悪質(人身や何度も繰り返している)でない限り家まで来ないようです(たぶんね)
実際には、現行犯以外は、本人の自白がないと実証が難しいようです。もちろん、じっくりやれば可能でしょう。しかし、忙しいので、そんな雑魚に時間をかけている時間が無いのが実情のようです。 逃げた人曰く、逃げると精神的にしんどいとのことです。

待ち伏せ系  待ち構えて捕まえる

1. レーダー探知機は過信しないで
今の取り締まり機は目標が近づいてから電波を出します。探知機が反応したときは、測定完了です(笑)1秒ぐらいで減速できる速度、15−20キロオーバーぐらいにしておきましょう。30キロオーバーだと反応しても減速できません。
効果は明確に判りませんが、レーダーテスターのほうが実際には効果的かもしれません。

2.知らない土地では一旦停止しとこう
ご面倒ですが、とえりあえず足をついておきましょう。(ついたついてないでガタガタ言われることが多いようです) 小さな違反が後々に大きな影響を与えるときがあります。違反することが多い方、この小さな点数が命取りになります。経験者が語りますので本当の話です

3.自動測定装置(オービス)
赤キップ速度(一般道+30、高速+40)から作動するようです。
気味が悪いので制限速度まで落としてしまいますが、+15キロぐらいなら大丈夫です。あんまり神経質になることもありません。(自己責任でね)

10キロぐらいからピカピカ光っていたら、警察が満杯になって大パニックになります。
みんなちゃんと速度を守って、良いかもしれませんが(笑)

わざわざ呼び出す手間の経費がかかります。重大な違反でないと、警察さんも割りに合わないのかもしれません。

4.レーダーパト
高知道にはレーダーパトがいます!ご注意を(70キロ制限の超高速ワインディングでやってます)
ココまで読んだ方なら、早々引っかからないと思います。
どうしても出したい場合は、 早い奴の後ろについていきましょう。地元の車は、減速するはずです。

5.次世代の話
ちなみに、アメリカではレーザーで測定とのことです。原理上、妨害も探知もできないです
おまけに、ハンドガンタイプで小型で安いらしい(笑)
走行中で、反対車線の車両の測定が一般的らしいです。

 

 

その他

1.関東では高速の路側帯を走らないこと
関東では、高速の路肩を走る人を捕まえているそうです。
関西の方は、気をつけてください。

 

 


第3章 精神的なケア

運が悪いから捕まった・・・誰もが思うことです。
しかし、同じ走り方をしている人は、また捕まる場合が多いです
ウジウジ考えると、体に悪いです。
私は、あんまり捕まったので、乗り物に乗るのがいやになった時期があります

「運が悪かった」以外の考え方もあります。

「速度違反のコストを考える」

ことです
事故云々に関しては、違反以前の自分自身の問題であり、いまさらとやかく言いません

100万払っても、公道でスピードを出す快楽は得られません。
公道ですのでかなりのリスクを負います。
車で仕事している人は、免停になると死活問題です。
何度も赤切符もらうと罰金の額は大きい
免停になると好きなバイクに乗れない・・・・

冷静に考えて、やっぱスピード出したい人は、覚悟を決めて走りましょう。
罰金払いたくない、警察にも捕まりたくない、な子供の考えでは、捕まった際に非常にしんどい思いをするでしょう。
「走りの楽しさを考えたら10万ぐらい安いもんですわ、お金払いますわ」ぐらいがちょうどいいです。ちょっと悪質ですが(笑)
お金払いたくない人は、速度違反しなければいいのです。

 

ただ・・・捕まることが悪いことばかりではありません

有料で交通事故関連のビデオを見せてもらい、現実に帰るきっかけになります。
世の中を知らない若者の方は、国家権力の大きさ(恐ろしさ)を知ることになるいいきっかけにもなります。
ドライビングシュミレーターがLDタイプから、3Dタイプに進化しているなーとか、右折時のサンキュー事故シュミレーションでバイクが2台出てくるのがわかるようになります(1台目は誰にでもわかるが2台目は予想できないのでほとんどぶつかる)
私が、今まで事故で死ななかったのは、何度も捕まって講習を受けたからかもしれません。そういう意味では、安い代償だったかもしれません。

スピードを出す前、出しているとき、そのリスクを考えてみるのはいかがでしょうか?
リスクを判っててやるのか、リスクを判ろうとせずにやるのかは、大人と子供の差です。
腹くくってて走りましょう。

4.警察に捕まらない方法

最終章です
気持ちよく走りたい!だけど・・・・警察には捕まりたくない。会社クビも困る。当然、事故なんかまっぴらごめん!
ってのが、多くの方の本音だと思います。

何度も捕まるので、私も悩みました。
結論は、次の3つのどれかです。


1,車、バイク以外でエキサイティングで楽しいことをする。

世の中広い。いろいろおもしろいことはありますよ。
ウィンドサーフィンで、風に乗ったときにとてつもない快楽とのことだそうです。

この機会に足を洗うってのもいいかもしれませんね
一度洗ってます(笑)


2.ゆっくり走って楽しい車種にする

あなたの奥底にある野獣を呼び覚ます、高回転エンジンのハーモニー。
命をかけた限界ぎりぎりコーナー速度。
超高速巡航の快楽の別世界・・・
麻薬的な快楽がそこにある!

アメリカン、40キロでのんびり走っても楽しいです。
オフバイクでトコトコ走りもGOOD!
ゆっくり走って楽しいバイクは存在するのです。

高性能バイクから降り、ゆっくり走っても楽しいバイクはいかがでしょうか?
私は、ゆっくり走って楽しめるバイクを選択基準にしています。
銀翼は及第点です。もうちょっと楽しければ良いのですけど。

スピード凶ですので、速い時だけ楽しいバイクなんて乗ると、スピードだしまくりですぐ死んじゃうか刑務所入りです。 少し乗りたい気持ちはあります(笑)


3.捕まるかもしれないけど、できるだけ捕まらないように走る

私の経験では、狙われるとほぼ捕まります。

流れのいい道で光電管でねずみ取り
初めて走る40キロ制限の峠で、茂みに隠れた白バイ。

前もって知らない限り、普通の人は絶対捕まります。
こういったえげつない取り締まりに対しては、運の要素も大きいのも事実です。

しかし、知識と慎重さで、大半の安易な取り締まりは避けることができると思います。
私の経験が少しでも参考になれば、幸いです。

もどる