0006.検証できるか否か 出来なければ夢と同じ 2005.02.10

修理の仕事をしています。
やはり、決め手は、原因が何かを突き止めることです。
修理の腕とは、原因を突き止める技術、経験、道具をそろえていることです。


1.動作原理から理論的に考えて、原因と考えられるものをピックアップする。
2.それが原因か否かをデーターを採取して判断する
3.原因を取り除く

主に3ステップに分けられます。
特に、2番が出来ないのです。
普通の人は、測定の方法もわかりませんし、道具も有りません。正常なときのデーターも有りません。
想像力+経験を働かせて、少ない情報からエイヤーで交換してみるしかありません。
私は、エイヤーです(笑)
もちろん、原因を追求してすっきり直すようにしてますが・・・。



バイクで例えてみる

「純正オイルを純正周期で交換すると5万キロでパワーが低下する」
理屈で考えてみます。

オイルは劣化していきますから、当然新しいほうがいい。劣化したオイルを使用しているとエンジンが削れてくる。(かも)
と、だれでも考えつきます。
しかし、もしかすると、いくら新しいオイルでも磨耗してくる部分があるかもしれません。それに、オイルが劣化したとしても、レブリミットで全開しない限りは、劣化したオイルでも十分な皮膜が形成されて全然大丈夫かもしれません。

この問題を検証するには・・・テストしかありません。10台ぐらいのエンジンを用意して、5台は普通のオイル交換、後の5台は超高性能オイルを2000キロで交換。10万キロチェックします。

定期的にエンジンのパワーを測定し、新車との性能差を比較。最終的には、それぞれのエンジンを分解し、精密に計測することで磨耗の度合いを計測してみる・・・。
ここまでやると、白黒はっきりつくのではないでしょうか?


結局、だれも実験できません。(もちろん。エンジン作っているところは、頭とお金を使い、実験とシュミレーションとやってると思います)
現実には、コレを入れると調子イイヨーといった情報だけが飛び交っています。
これは、占いと同レベルの情報だと思います。 実際に実験して検証しない限り・・・。


私の乗り物に対する考え方

・バイクメーカーでは、純正オイルでバイクを普通に動かして(レブリミットにまわすことを含める)壊れないことを検証している。これは、数少ない確実に検証されている事柄。
・ふつうの条件でポイポイ壊れるようなものを作るメーカーには、乗らない。
・ホンダはとりあえず壊れない。(トヨタの車も毎日レブリミット回して10万キロ酷使してみたが全然壊れなかった)
・経験上、酷使するとそれなりに劣化する。
・ごちゃごちゃメンテするより、新車に買い換えるほうが安く最高の状況で乗れる。
・好きな人はゴチャゴチャやって楽しむ。それも楽しみ方の一つ。

夢の世界
もし、白黒はっきりするならば、何かで計測して比較して判断する必要があります。
キッチリ確認できないことは、夢と同じです。


しかし、人間の幸せを考えると、夢でもいいんです
自分がこれがいいと感じることが重要なわけで、実際の性能とか理屈なんてどうでもいいんです。
自分がいいと思った時点でいいんです

幸せになるには
1.自分が幸せなことはどういうことかをしっかりと決めておく
2.幸せなことをごくありふれたことに設定する (笑)

これで貴方も今日から幸せな日々が送れるでしょう。
一度飢え死にしそうになって、ご飯が食べれると幸せとします。
その人は一日3回、とても幸せになれるんです

妥協すればいいといっているのではありません・・・半分有るかモ(笑)
自分がどうしたいのか整理してみると、幸せになれるかもしれませんね。

話がそれてきたのでこのへんで

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