29.走行距離による費用差 2005.05.17
前回の. 車検なしと車検ありの費用差を考察する で判明した通り、車検あり無しでの価格差は少なかった。
4年で3万チョイ。一年に1万である。
これをどう考えるかは難しいところである。目安にしてもらえれば幸いだ。
今回は、走行距離で維持費がどれだけ違うかを考えてみる。
タイヤ
1セット 10000キロ |
2セット 20000キロ |
3セット 30000キロ |
5セット 50000キロ |
10セット 10万キロ |
|
バイアス | 3万 | 6万 | 9万 | 15万 | 30万 |
ラジアル | 1万 | 2万 | 3万 | 5万 | 10万 |
耐久性やサイズごとの個別価格差などが存在し、一概に比較しにくい。
一般的にラジアルはバイアスの2倍の価格になる。
貧乏系で長距離を走る人間にとっては、バイアスであることは生命線であるといえるだろう
普通の人は、年1万以内であることが多い。これだと、バイクの廃車までに3回ぐらい交換すればいいほうではないだろうか?
しかし、年に2万キロ以上走り出すと、タイヤ代が大きなウェイトを占めてくる。
ラジアル、バイアスの価格差を考えると年に3万円は変わってくるのだ、この時点で250以下と250以上の法的維持費差も簡単に吸収されてしまう。車検で悩んでいる人は多いがタイヤで悩んでいる人は少ない気がする(笑)
ただし・・・一般の人は走行距離が短い。実際の維持費にはあんまり関係ないことが実情である。
燃費
10000 | 20000 | 30000 | 50000 | 100000 | |
10 | 10万 | 20万 | 30万 | 50万 | 100万 |
15 | 6.6万 | 13万 | 20万 | 33万 | 66万 |
20 | 5万 | 10万 | 15万 | 25万 | 50万 |
25 | 4万 | 8万 | 12万 | 20万 | 40万 |
30 | 3.3万 | 6.6万 | 10万 | 16万 | 33万 |
簡単に計算するため、1リッター100円で換算している。現在の価格に修正してほしい。
参考までに・・・
通常の大排気量系の燃費は、15程度&ハイオク
250など燃費系では25以上 レギュラー
となる。
年に2万キロ走った場合のガソリン代・(注意 レギュラー100円 ハイオク120円換算)
大型ツアラー(リッター15) 15万
250系 (リッター30) 8万
2万キロごとの価格差 7万
7万円違ってくる。この金額差は結構大きい。車検代なんてどうでも良くなってくる価格差になってきた
年に1万キロか、2万キロか単純に2倍になる。
維持費が大きく変わってくる。
その他消耗品
コレは難しい。
私の経験上では、ブレーキ、チェーン等は、5000-1万キロに設定されているように感じる。
これも走行距離に純粋に比例して維持費が上昇していく。
結論
年2万キロ走るようなツーリングバカならば、維持費を中心にバイクを考えなければならない。
逆に、年5000キロ程度ならば、結構高価なバイクも簡単に維持できる。
維持費から考えると、車検代とかかわいいもんである(笑)
個人的なこと。
年2万キロ前後のペースで大型バイクを維持することは、非常に難しい。
貧しいながらも、週末は自由にフラフラと移動し、おいしいものを食べたり、いろんな風景を気楽に楽しめる。それが私のとって人生の楽しみである。
それを比較的安価に叶えてくれるバイクはとてもいい奴である。
確かに、大型バイクは快適であり、気持ちよく走れてすばらしい。
しかし、巨大な維持費のせいで気楽に旅が出来なくなるのは、なにかおかしいと思える。
私にとっての究極のツーリングバイクは、何なのだろうか・・・?
距離が少なければ大型バイクが維持できるだろう。
しかし、なにかが違うような気がする。
答えを出したいと思う。