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49.フォルツァ Aモードを試す さかな 2007.08.05
あらすじ
ZeBoさんのご好意でAモードを搭載したフォルツァに試乗させていただきました
以前にもホンダの試乗会で試乗したことがあるのですが・・
コース内を30キロ程度しかスピードを出せなかったので、Aモードの動作が全くわからなかったのです
ロングスクリーン、ハンドカバー、GIVIBOXのフル装備です!
テストした道路は、80キロぐらいで流せる幅の広い道です
ちょいと話がずれますが・・
フォルツァでは、マニュアルモードにしていると、燃費が表示されません。
オートモードのときのみ、燃費は表示されます。
(段数表示のところに燃費が表示される)
燃費も一定期間の瞬間燃費のみ表示されます。
燃費走行好きにとっては、瞬間燃費以外に、メーターをリセットしてからの区間燃費が欲しいところです。
Aモードを試す
Aモードで全開にして走行中
Sモードでは使わない高回転ゾーンを使います
Dモードのように一定回転をキープするのではなく、マニュアルのように自動シフトアップして、高回転をキープしてくれます
スカブ650がアクセルを30%以上開けた際にギヤを落として高加速モードに入るのに対し
フォルツァのAモードでは、アクセルをほぼ全開にした際に、高加速モードに入ります
(なんども何度も試していないので、ほんとうは違うかもしれません)
動作自体は非常に楽しくて使えます。
DモードとSモードをイチイチ切り替えなくても、手首一つでモードを切り替えられます。
流して走っているときに、エイヤ!っとアクセルを大きく開けると、全開モードになり、パワーのある加速ができる
追越が終了すれば、アクセルを緩めるだけで通常のモードに戻る
これは楽ちんです
ただ、個人的には・・・
Dモード、Sモードの切り替えのほうが、使いやすいかなと
アクセルでのパワーのコントロールがやりやすいのです。
気がつくと、DとSを使い分けていました
Aモートいらないって言う意味ではありません
第一印象では、おもしろいけど、ちょっとイマイチってかんじでしょうか
スカブ650でもそうだったのですが、この手の自動変速のシステムっていうのは、特性を体で覚える必要があります
各モードの特性を体が覚えてくると 、このときには、オート。 そのときには、このモード。ってのが、判ってきます
大げさですが、ATならではの使いこなしの技術が必要なんです。
スカブ650の場合は、操作も難しく、動作も独特で戸惑いました。
Dモードで30%以上アクセルをあけると、フォルツァでいうSモードの状態になります。急に変速するアクセル開度の位置を体で覚えておく必要があります。
そして、その変速モードが変わったときどれだけ加速を始めるかも覚えておく必要があります。
戻しすぎてしまうと通常モードに戻ってしまうので、戻しの限界も覚えておく必要があります。
スカブで、これまでの機械式変速機(銀翼やTMAX)の感覚で、アクセルをコントロールしていると、ギクシャクしてとてもじゃないですが走れません。
操作が身についてくると、非常に操作しやすくなります。
フォルツァのAモードもスカブ650ほどではありませんが、独特のクセがあるみたいです。
ちょっと走りこんでみると、使える部分が見えてくるような気がします
スカブに比べると、フォルツァは自然な操作で覚えやすい。
各モード切替のシフトショックも皆無で、非常に快適でした。
Aモード中に、+−キーを押すと、マニュアルモードに変わります。
これが、使い勝手いい。
Aモードである程度加速、超燃費モードとしてマニュアルモードでトップギヤ固定
この操作が簡単にできます。
(残念なのは、マニュアルモードにして燃費表示されないことかなぁ・・ マニュアルシフト段数表示を7セグのLEDにして、タコメーター内に表示すればいいのに)
スカブの場合は、
Dからマニュアルモードに変更する場合、
マニュアル切り替えキーを押し
その上で、シフトダウン&UPを押す必要があります。
キーの位置も離れており、非常に操作が難しい。(あと、シフトダウン気味にマニュアルモードに移行されるため、ギクシャクして不快です)
練習して慣れましたが・・・
ホンダは、この操作関連で特許を取っているのかもしれません。
それで、スズキ、ヤマハも独自の操作系になっているのかなぁ・・と
Sマチックは、自然体で使いやすいシステムだと思います
いろんな道路状況で走ってみたいところです
最後に気になったのは、足回りのヨレでした
バンク時のラインがピッタリ来ないときがありました。
以前試乗した際は、もっと安定していた気がしますが・・
恐らく、トップケースを取り付けて重心が高いからだと思います
攻めているときの足回りのヨレが気になる方は、トップケースを外されたほうがいいかもしれません。
ユーティリティを見ていると、改めてよくできているなと感心しました。
ZeBoさん、ありがとうございました。
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