44.フォーサイト06年(ヨッチさん) 2006.11.21   シルバーウィングでいこう > ライバル紹介 

参考 
ホンダ フォーサイト


あらすじ
よっちさんが10万キロの銀翼を降りて買い換えたバイクは、フォーサイト。
単なるサイズダウンではなく、銀翼一台から、ビッグバイクと通勤スクーターの二台体制に変更されたのです。
フォーサイトのインプレをお願いしたところ、画像が沢山の詳細なインプレを送ってくれました。
(インプレとか好きなので、送っていただければ幸いです HTMLメールではなく、通常テキストと小文字名称の画像ファイルでお願いします。)


以下インプレです。



sakanaさん、みなさんこんにちは(^^♪
先日の「ちょこっと淡路島」では本当にありがとうございました。
最後にいい思いでを作ることができて、とても嬉しかったです。
で、10万キロの銀翼を下取りに出して購入したのがコレです。
慣らしも終了したので、乗ってみた感想を投稿させていただきました。
なにかの参考になれば幸いです(笑)



タイヤサイズは前後とも12インチ。
現在のビッグスクーターと比較しても明らかに短い
ホイルベース。
横から見るデザインはそれほど悪くないと思うのだが・・・


正面と後姿。
このデザインに問題があるのかもしれない・・・
どことなく、オッサンくさいのだ(笑)
でも、おかげで街を走っていても若者に相手にされないので
実は嬉しい・・・(^^)


ハンドルが高くて近いので上半身のポジションはオフロードバイク
に少し似ているかも。
スクリーンの防風性能は意外と優秀です。
身長175センチですが、ヘルメットの上を風が通りすぎて行きます。
ただし、下半身は風の巻き込みが強く冬は少々寒いです。 サイドバイザーを
付けるか、なんらかの対策が必要みたいです。


燃料計、メーター、水温計と、いたってシンプルなメーター周り。
オイルマークの上にあるちっちゃな四角い窓、今は緑色ですが
6千キロ走ると赤色に変わってオイル交換を知らせます。
文字盤は夜になると赤く光ってちょっとだけ高級感が漂います。


なんと、グリップヒーターが最初からついてます。
こんな実用アイテムが標準装備されてるなんて・・・
まるでBMWみたいだ!
ハイ・ロー切り替えと一体になったパッシングスイッチ。
さらに、オートキャンセル機能付のウインカーである。
交差点を曲がり終えると勝手にウインカーが消えてくれます。
クルマ並みの装備だな・・・
あと、ブレーキレバーの根元にあるのはサイドブレーキのボタンです
このボタンを押しながらブレーキを握ってストッパーを引っ掛けると
リアタイヤがロックします。


左右のフロントポケット。
左側だけカギを掛けれるようになってます。
容量はどちらも1リットルぐらいなので、たいしたものは
入れれませんが、やっぱり便利です。

<011>
ガソリンコックと冷却水注入口。
ガソリン容量は12リットルですが、リッター24〜27キロ
走りますので、実用上は問題ナシです。


<012>
前後連動ブレーキです。
個人的にはとっても好きです。
でも、左レバーを握るとあのフニャとした感覚が・・・


<013>
実はラジエターがシリンダーヘッド前面に装着されてます。 
カウル内を通ってきた空気がうまく排出されるように
アンダーとサイドにエアダクトが設けられています。

<014>
フォーサイトにはオイルフィルターがありません。
真ん中のドレンボルトを緩めると、銀翼と同じように
バネとちっちゃな茶こしのようなオイルストレーナー
が出てきます。
オイル全容量1.3リットル。
オイル交換時1.1リットル。
少なすぎのような気もするが、ある意味経済的です(笑)
マメにオイル交換して下さいネ、と言われました。


リアサスは1本。
やはりある程度寝かせるとヨレを感じます。
でも、1本なので交換しても安くつきます(笑)
ちなみにオーリンズも出てるらしいです。
典型的なユニットスイングですが、結構よく動きます。



1999年の「フォーサイトSE」発売のマイナーチェンジから、
リアもディスクブレーキになりました。


メットインはこのように横開きです。
開口部が広くとれるのでモノの出し入れは
しやすいのですが、バイクを側道に停車して
右側から出し入れする時は、ちょっと困ります。


容量は40リットルですが、とてもよく考えられています。
B4サイズのビジネスバッグとカッパがきれいに納まります。
銀翼やフォルツァよりも容量は少ないですが、納まりはすこぶる
いいです。 このメットインを設計した人はスゴイと思います。


45×32×18のB4カバン。(+カッパ)
写真で見るより実物は大きいです。 重量7キロぐらい・・・
実はコレが(すべてメットインに)入るから買ったようなものです(笑)

(乗ってみて・・・)
またがってまず感じたのが車重の軽さです。
銀翼から乗り換えた場合、あまりの軽さにちょっとビックリします。
その軽さも手伝ってか80キロあたりまでの加速はけっこう速いと
感じます。 (実際に計った訳でないので不明・・・)
アクセル開度に応じて自然にスピードがのっていくといった
感じでしょうか? 加速に無駄がないのです。
で、アクセルを緩めてもエンプレはほとんど効きません。 惰性で
スーッと走っていきます(^^♪

ちなみに・・・

(フォーサイト)
乾燥重量:154キログラム
車両重要:167キログラム

(フォルツァZ・ABS)
乾燥重量:182キログラム
車両重量:196キログラム

実に30キロちかい重量差です。 30キロといえば小学生2〜3年生の
子どもの体重に匹敵します。
単純に比較はできませんが、フォルツァはこのあたりの重量増を
スポーツマチックでうまくカバーしているのだと思います。


(取り回し)
フォーサイトのもう一つの大きな特徴が短いホイルベースです。
軽い車重とこの短いホイルベースのおかげで、コーナーや
交差点では驚くほどクルクルと向きを変えてくれます(^^)
市内の渋滞ではクルマの間をスイスイとすり抜けて
先頭に出れますし、タイトなウネウネ道なんかは
銀翼より楽しめます。


(高速道路)
ためしに高速道路に乗ってみました。
めいっぱいアクセルをまわしても120キロぐらいです。
100ぐらいまではすんなり加速してくれるのですが、
そこから120キロまでは到達するのにジワジワと時間が
かかります。  このあたりはやはり排気量差がものを
いいます。  アクセルをちょっとひねれば120キロの
銀翼にはとうていかないません(涙)
短いホイルベースも高速走行に限っては裏目に出ます。 
100キロを越えたあたりから、フロントまわりがフアフア
してちょっとあぶなっかしいです。
高速道路はやめといた方がいいかもしれません。


(まとめ)
まだ慣らしが終わった段階でうまくまとめれませんが、
興味のある人は一度乗ってみることをおススメします。
ある種の楽しさを感じるのではないかと思います。

発売からすでに10年が経っており、外観上の
デザインが古くさいので、ついつい
購入候補から外れてしまいがちです(笑)
事実、わたしもそうでした。 やっぱりフォルツァに
目が行きますよネ?
でも、日常生活の道具として割り切れば
これほど使い勝手のいいバイクもないと思います。

軽くて、安くて、軽快で、荷物もちゃんと積めて、
燃費もいいし、維持費も安い!

デラックスな装備でどんどん大きく重くなっていく
最近のビッグスクーターの中にあって
もう一度みなおされてもいい一台だと思います。

詳しくは「フォーサイト FACT BOOK」を参考に
してみて下さい。
http://www.honda.co.jp/factbook/motor/FORESIGHT/199706/fo97-001.html


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