30.F650GS(BMW) 試乗記 (REDさんのレポ) 2005.07.08
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はじめに
REDさんのホームページ TouringNeo
WEB Serve
REDさんに試乗レポと画像を頂きました!
楽しく読ませていただきました。100万以内の価格帯と軽めの車格から、銀翼に飽きてきたオーナーが狙いたくなるバイクではないでしょうか?
以下、REDさんから頂いた文章です。苦情は、さかなまでご連絡ください。
REDさんのF650GSのインプレ
BMWのF650GS、いろいろ見てきました。2003年式です。 本来なら自webサイトに載せるべきなんですが、仕事で出張中で 当分書くことができないので、先にお知らせしようかと思いメールしました。
(さかなさんの試乗の際の参考になると幸いです)
結論から言うと、銀翼の乗り方が好きな人には合わないと感じました。 (カテゴリーの違うバイクなので、比較してはいけないのですが……) 銀翼を求めているなら、今は銀翼か空波しか選択肢はないと思います。
バイクとしては、レベルの高い所で良くまとまっている、お奨めバイクです。 日本には残念ながらこういったバイクがありません。 トランザルプやアフリカツインなら、いい勝負になるでしょう。
以下、箇条書きですが気づいたことを並べてみます。
・エンジン関係
ハイギヤードで5速。 ロードバイクのセッティングで低回転の粘りがない。 極低速やトルクの必要なオフロードには向かない、と思う。 試乗した2003年式では、2速発進は不可能だった。新型ではインジェクションの設定変更が行われており、低速トルクが厚く なっていて乗りやすいらしい。
単気筒特有のノイズ&振動が目立つ。
ノーマルだが、うるさい。日本向けにはマフラーエンドに栓がしてある。騒音対策と思われる。
ダッダッダッダ・・・・という音。回すとダラララララ・・・という音。 お尻の下に突き上げるような鼓動。ただし不快ではない。
良くも悪くも、ビッグシングル。 ツインスパーク仕様。
加速は銀翼海外仕様と互角以上。 あまり回らないエンジン。中低速重視で、高回転の伸びはない。 4000rpmで一旦頭打ち感がある。 ただし、気合いを入れて下からきっちり回すと、銀翼の海外仕様でやっとついていく感じ。ワンテンポずれると置いて行かれる。
高速道路の巡航速度は120km近辺。
ここからの再加速も余裕があり、160kmぐらいまではスムーズに加速する。
燃料警告灯付き、燃費は高速道路込みでリッター25〜30km。
・乗車感
ライディングポジションは楽だが、背筋を伸ばしているため緊張感がある。
遠くまで見渡せるので、運転は楽。
試乗車はDakarで、標準が恐怖の870mmだが、830mmのローシートに変更可。
171cm 75kgで両足指の付け根までつく。 片足をステップに乗せると、べったりついた。
シートがかなり秀逸で、長時間の運転でも難なくこなせる。すべりどめ加工されているので、ワインディングでも楽チン。
例えばCB1300のシートより上質。日本車はシートがプアだと感じた。 タンデム部分もしっかりできている。 幅広なので足付き性はその分犠牲になっている。
グラブバーが使いやすい。
サスペンション=優秀。
ブレーキはブレンボで、かっちり効いてとても好感が持てる。 ABS仕様が標準で、キャンセラー付き。 小さなギャップでよれたりしない。砂の浮いたコーナーでも安心感がある。
Dakarはフロントタイヤ21インチ。 チューブタイヤ。どこにでもある標準品。
・その他
グリップヒーター+ナックルガードが標準装備 ステップが小さいので、ワイドステップに換えたくなる。 転んでも外装に傷が付かない。グリップエンドとステップで支えられる。
乗っている姿は銀翼よりかっこよくない。
純正TOPケース・サイドケース共に容量が可変になっている。
ワンタッチで容量が1.5倍になるギミックが付いている。 車体キーと同じシリンダー。ケース用の鍵が必要ない。 標準幅のサイドケースは、ハンドル幅より広がらない。
よくキャンペーンをやっているので、2万円程度で全部揃う事もある。
・余談
以上、個人的な感想なので、乗る人によって感じ方は様々だと思います。
R1200GSも試乗しました。 試乗車はエンジンガード+左・右・TOPパニア付きで、ゴールドウィングと タメを張る巨大な乗り物でした。 日本の道路には合いませんね。オーストラリアの大平原を駆け抜けるような
イメージです。
・補足
重量車なので、それなりに重い。渋滞に巻き込まれると辛い。
Dakarではない方にも乗ってみましたが、足がきゅうくつでした。 (さかな注 シート高さが低いため、乗車中の姿勢が犠牲になっている)
パニアケースのギミックは「さすがドイツ人」と思わせる。
MT車なので、エンジンブレーキがとても強い気がしました。
高速道路での防風効果は高いです。ロングスクリーンにすれば、 150km巡航も楽にこなせそう。
雨など悪天候時に泥はねが少なく、洗いにくいボディの奥が汚れにくい構造になっていました。
・その他の情報
初期型:アプリリアの車体+ロータックス製のエンジン (初期型はリコールが多いらしい)
現行型:車体+エンジンAssy共にBMW ツインプラグ化されて、吸・排気・インジェクション周りのセッティング が修正されて乗りやすくなってる(らしい)
BMWの車体でも人気車種のようで、05年式はもうオーダーストップ がかかっているそうです。 他店で在庫を探すか来年の入荷待ちだそうです。
・沢山の画像 (注、コメントはさかな)
ダカール F650GSのオフ走行向けにセッティングされたバージョンです。
車高が高く、スクリーンも高くなっています。
可変容量トップケースかな?
ハンドルカバー&グリップヒータが装備されています。指先の保温対策はばっちりですね。ちょっと、イイカモ・・・
ブレンボのブレーキ
650ccのインジェクションの単気筒
大排気量単気筒で、最初にインジェクション化されたと記憶しています。
REDさん曰く、小さめのステップ。
ダブル出しですが、騒音規制で片方に栓がされているそうです。
はずしたくなる?
マニアックなアングル(笑)
マフラー末端で連結されています。日本仕様だからでしょうか?
プラスチック部品の造詣がBMWって感じですね。
反対側から見たエンジン。
リヤサスのリザーバーが有りますね。 ちょいと見えにくいですが、簡単に調整ができるようになっています。
油圧式プリロード(車高)調整らしい。
結構陽気なカラーリング。ラリー車のレプリカだったと記憶しています。
燃料タンクは、シート下にあります。
タンクは、ダミータンクとなっており、バッテリーが入っているそうです。
通常の振り分けバッグを使うと、給油が難しそうです。
純正オプションなら、問題なしらしいです(要確認)
メーター 今風で時計もついてます。
右ハンドル。
左ハンドル。
ウィンカーは、通常の日本車と同じ構造になっています。
ボタン形状が、大きく指にフィットして操作しやすそうです。(試したわけでは有りません)
HIシート シート高さ870mm 171センチ、75キロにて
両足では、両足の親指がつくそうです。
830mmのローシート仕様も有り。
うーん、ちょいと辛いかな
車両重量もソコソコあるので、スリヌケでは気を使いそうですね。
長時間乗車では、シート高が高いほうが楽です。このへんは、個人の判断ですね。
シートがいいらしい。
タンデムバー
またがってみたところ。足が楽そうですね。
コレいいですねー
1200GSです デカイ
テレレバー
シャフトドライブです
最近発売されました。いかにもコンピューターでデザインしましたって雰囲気があります。
メーター こんな形になっているんですね。
私は、スピード&タコは、アナログメーターが好きかな。
二眼異型は、GSのイメージテ−マですね。
K1200
余裕ができたらこの辺のを所有してみたいですね。
・さかなの適当なコメント
詳細なインプレありがとうございました。可変容量ケース装備なら、旅のお供に十分使えるマシンではないでしょうか?
BMW
>F650GS ダカール 116万 ABS
>F650GS
104万 ABS
ドイツのBMW あちらは、税金10%みたいですねー
2005型F650GSで走る道 無断リンク オプションのケースの画像があります
GSのスペック
タイヤ 100/90-19 130/80-17 チューブ <あまり種類が無いサイズかも・・・
シート高さ 780mm
満タン時の重量 197キロ
ガソリン 17リットル (レギュラー)
5速
駆動方式 チェーン
エンジン 単気筒650 DOHC 50ps/6.1kg-m
ダカールのスペック
タイヤ 90/90-21 130/80-17 チューブ
シート高さ 870mm
満タン時の重量 197キロ (ガソリンを入れた銀翼より-15キロ程度軽いかな?)
ガソリン 17リットル (レギュラー)
5速
駆動方式 チェーン
エンジン 単気筒650 DOHC 50ps/6.1kg-m