24.deauville(ドービル) 試乗レポ 2005.04
あらすじ
deauville(ドービル)とは、ヨーロッパで販売されているホンダのミドルツアラー(650ccVツイン)である。人気があるらしい。私の次期バイク選びで筆頭に出ていたバイクである。
調べていく途上で、 DEAUVILLE Japanのワタナベさんや、無茶な実験室のオカダさんと知り合い、リンクさせて頂いた。
スペイン製ということで、なかなか敷居が高い。ってことで、挫折していたバイクである。>私が調べた参考資料
メーリングリスト(詳しくはDEAUVILLE Japan)をチェックすると、高松でさぬきうどんを食べる企画があるとのこと。WEBで知り合いになったのも何かの縁。私は、基本的には現実ワールドに出現するのが嫌いなタイプ。しかし、最近、先入観で決め付けないというテーマ。とりあえず参加して、動くドービルを拝見することにしたのである。
五色台をガシッと抜ける。
城山の道を散策。
ってことで、目的地へ到着。
さすがに1.5時間前にはだれもいないか(笑)
メンバー到着!
結構緊張していた。
しかし、やはりバイク乗り同士。会話のネタがなくなることは無かった。
しばらくすると全員集合。いろいろと雑談する。
残念ながらワタナベさんは、体調不良とのこと。幹事のオカダさんにじっくりとお話をお聞きした。
オカダさんのドービルは、あまりピカピカではない。どうも、洗車をしないタイプとのこと。
私と同じ人種のようだ。
タチゴケもしているので、どうぞ乗ってみてくださいとのことご好意に甘えて、試乗させていただいた。
PDAナビ mioである。
バイクにナビは、常識になってきた感がある。他の方も装着されていた。
ラージバニア装着。恐らく、日本に1−2台?
タチゴケバンパー
あと、リヤトランクの黒い樹脂のところに接地するとのこと。
あらかじめ、透明樹脂を貼り付けられていた方もいた。
こんな感じでメットが入る。
ただ、実際には頻繁にサイドバニアは使わないとのこと。
横から押し込むため、トップケースに比べるとどうしても使いづらいそうである。
私も、銀翼にトップケースをつけていた時期は、トップケースのほうを良く使っていた。
解除フックを引っ張ると、少し開いて停止するようになっている。板ばねで引っかかるようになっており、いきなり大きく開かないようになっている。
半開き状態から、手で引っ張ると開く。
収納フック
シートのこの位置にあると、荷物引っ掛けやすいんだよなー!
抜かりなし。
初期の独立式ブレンボキャリパ
タッチは良好!
シンプルなメーター
時計は付いています
ツイントリップと燃料計が付けば完璧かも。
いろいろ取り付け可能な空間がある。・
辞書のようなマニュアル。
5ヶ国語で記載されてあります。
純正ロング
ハンドルアップして、直立した乗車姿勢でも風が当たらないそうです。
足の風除けオプション
夏は暑いとのこと。
ヘプコ&ペッカーのトップケースのドービル用アタッチメント
ハコとアタッチメントのセットで3万円とのこと。
海外通販で購入されたとのこと。
現在の海外通販、部品不良時のリスクは伴うが、インターネットの普及により入手時間は改善されているそうです。
早ければ一週間も掛からず到着するらしい。
実際に乗ってみての感想だが・・・
ずばり、欲しくなった(笑)
もっと早く試乗していたら、乗り換えていただろう。
詳しく書いてみよう。
取り回し
足つきは、まずまず。但し、ステップがあるのでまたがったままの足バックは銀翼のようには行かない。この点は銀翼は最強だ。
重さ自体は銀翼と同等。
降りて取り回ししてやる分には、まったく問題ないレベル。銀翼が取り回せるなら大丈夫。
低速域の粘り
どれぐらいでエンストするか試してみた。
なかなか粘る。そこそこ丁寧にクラッチをつなげば、アイドリングのままでスルスルと進みだす。
アイドリングをチョイ高めにしてやれば、かなり安定するだろう。
エンジンの加速
かなりトルクがある。個人的には銀翼の海外仕様よりは上だと感じだ。かなり早い部類。
パワーカーブがフラットでトルクゾーンが広い。
回転数変化が多い交差点でも、失速領域に入りにくいため、コントロールしやすい。
エンジンのフィーリング
ヨッチさんの過去のインプレで鼓動感があると書いていた。
正直なところ、かなり鼓動感がある。ドラムをたたいているようなパルス感である。かなり驚いた。
ただし、 不快な振動では無い。トルク感が非常に強い。馬が走っている足音のようなイメージで進む。
ちなみに、私は馬には乗ったことが無いので参考にならない言葉だ(笑)
流して走る際にエンジンのフィーリングを楽しめそう。
ブレーキ
カチっとしたタッチで初期制動からよく効く。高速向け?
これで十分だろう。
ポジション
お借りしたドービルはフルノーマルだった。とても、自然だった。まあ、長時間乗ってみないとわからないが・・・
結論
昔から探し求めていたバイクだ。
非国産という部品供給の難しさと、購入価格が高め、面倒見てくれるお店が少ないという問題点がある。
しかし・・・このハイバランスは、ツアラーにとって感動モノである。機会があれば、実車に乗ってみてほしい。
貴方の求めているツアラーがここにある・・・かもしれない
かもしれないというのは、自分が試していないからだ。 こればかりは実際に購入して付き合ってみないと判らないことだ。
ちなみに、銀翼が悪いということは無い。悪かったらすぐに乗り換えている(笑)
銀翼がドービルに勝てない部分もある。ドービルが銀翼に勝てない部分がある。
お互いに違う味付けであり、味付けのどの部分を評価するかは乗り手が決めることだろう。