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銀翼vsT−MAX タンデムインプレ

RockzGoodsRoom のRockzさんから引用の許可を頂きました
著者はゆうちゃんです。

ありがとうございます!

TMAX と 銀翼のタンデムレポート。

 今回、謹慎中ということもあり Rockz さんの好意によりミニツーにタンデム参加する機会を与えていただいた。
 参加車両はシルバーウイングとTMAX。これはいい機会なので、両者のタンデムシート比較をすることになった。
 まずは Rockz さんの TMAX。車両はローダウンシートとローダウンサス、Y's のタンデムバックレスト付き。乗車するとき、YAMAHA Europe の Passenger Footrest Extension Kit 付きフットレストは丁度いい高さで、足が掛けやすかった。
 乗車後、座った途端ややシートの固さを感じた。スクーターをしてはやや固め、「こんなもんかなぁ」という印象。もっとも、スポーツバイクというカテゴリーとしてはむしろ充分過ぎるくらいである。
 座面に関しても充分である。比較的大きな「ヒップ」でもしっかりと受け止めてくれるだけの面積は備えている。さらに、バックレスト。腰のあたりにほどよいホールド感があり、安心して乗っていられる。左右の振れに関しても、腰の両サイドからサポートされており、シート上で腰がブレることはない。

 さて、早速走行開始。平たんな路面では、やはり固さは感じるものの違和感は感じなかった。どちらかというと、サスの固さのほうが気になる。本来、TMAX のサスはタンデムした時に丁度よく設定されているとのこと。ローダウンサスでのタンデムでは固めに感じるのは仕方のないことであろう。当然のことながら凸凹した路面上では尻からもろに跳ね上がってしまった。

 着面時のシートの具合だが、はっきりいって固い。何度か跳ね上がるうちに尻から前方に滑り出してしまった。フットレストに踏んばって腰を支えていなければ、ライダーの背中に密着してしまうだろう。ただ、何度か跳ねているうちに踏んばりきれず、グラブバーを強く握り締めていた。停車時に着座して感じたこととは全く異なる印象だった。やはりシートは走行中に使用してみないとその性能はわからないものである。

 グラブバーの握りも、走行開始時には腕を左右に出して握っていたが、振られるほどに腰、上体が安定せず、リア側に握りなおして見ると案外具合が良かった。ハードな走りではリア側で握っていた方が良いだろう。
また、なにかの手記での感想に「寝ていても大丈夫」とあったが、それは間違いであろう。今回実感したが、「寝ていたら確実に振り落とされる」。
 やはり、スポーツバイクである。長時間の乗車は尻にかなりの負担がかかる。さらに長時間乗車には若干の腕の力がいるようである。


 つぎに、シルバーウイング(なかちゃん)に乗車した。車両はシート、サスともにノーマルのままだ。フットレストはやや高め、ライダー寄りである。しかし、高さはさほど気にならず、むしろライダー寄りであるのが気になった。

 乗車前にライダーから「ソファーみたいですよ」と一声あり、見てみると一見そう感じる。着座した瞬間、ライダーの言葉の意味がわかる。何とも言いようのないホールド感。TMAX にはないものである。ほどよい固さ、尻を包み込むようなホールド感は確かにまるでソファーに座った感じがした。座面の固さは TMAX よりは柔らかいものの、しっかりした固さが感じられる。それよりも、座った感じの気持ちよさが印象的だ。長時間座っていられる安心感がある。

 走行開始とともに TMAX と明らかに異なることを実感する。TMAX には自然体で乗車していたつもりだが、シルバーウイングに乗ってみて上体に力が入っていたことがわかった。シルバーウイングはそのまま座っていられるのである。力を入れていないのである。走行中は自然に体を車体に任せることができ、これならば寝ていても安心では?とも思った。
 左右の腕は両サイドのグラブバーに手を添えているものの、車体がふれても腰がしっかりホールドされているため、ほとんど力を入れずに済んだ。乗っていて非常に楽である。両手を離して乗っていても大丈夫なのではないだろうか。
 シルバーウイングで凸凹した路面を走ることは少なかったが、TMAX のような跳ね上がりを経験することはなかった。路面の突き上げにも、シートから尻が離れることはなかった。
 タンデムシートは非常によくできているを感じた。

 最後に両者のシートを一言ずつ表現すると、
 TMAX は、スポーツバイクならではの、日帰りタンデムシート であり、
 シルバーウイングは、長距離移動でも疲れない、お泊りタンデムシートであると感じた

 

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