101.隠岐へ行く 2005.09.03-2005.09.04
あらすじ
「また今度、米子で軽く飲みますか」
と、 ブランチさんと軽く約束していた。
メールのやり取りをやっている途中、隠岐には一度行ってみたいという話題になり
隠岐に行くことになった。
最初は、船で行くのはコスト高なので、原付を借りようって話だったのだが・・原付が無い。
レンタカーも考えたが、コストもあまり変わらない。
結局、バイクで行くことになったのである。
隠岐は大きく分けて、島前(どうぜん) 島後(どうご)と分かれている。
どうせならと言うことで、土曜日に島前 日曜日に島後をまわることになった。
一日目 9月3日 土曜日
軽く仮眠をする。
今回は、船を多用し、移動コストが高額になる。
コストを下げるため、高松から米子へは一番安いルートである宇高フェリー&下道で移動することにした。
四国から脱出するには、時間とお金のコストがかかるのだ。四国内もツーリングにいいところが多い。無理して遠征しなくなってきている。精神的にプレッシャー的なものがきつい。大陸に住んでいる人がうらやましいかも・・・。
本当は3時ごろに出発しようと考えていた。眠れないので、トットと出発することにした。追い込まれて無理をするぐらいなら、早めに出発し、現地で眠ればいい。
宇高国道フェリー乗り場
結構、客が多いねー
車の料金値下げがすごい。往復切符になると、軽だと片道2000円程になっている。四国フェリーと潰しあいだな・・・。
キャンプツーリング仕様
客席。 眠った。
走る
今回は、R181を使用。
岡山ー米子を結ぶ国道である。
市街地を通るため、信号が多い。 しかし、181号は、一番平坦で楽な道である。と、後日気がついた。
休憩
大型トラックが80キロほどで走っている。
追い越すほど急いでもないし、ついて行くにはうっとうしいので、休憩してやり過ごす。
最近は、休憩してやり過ごすことが多くなった。変な車のペースで走ると疲れるからだ。
天気が悪く、爽快な朝の走りは出来なかった。
少し期待していたのだが・・残念。夜明けを走ると風景が神々しい。
肌がベタベタする。
湿度が高かった。
境水道大橋
七類(シチルイ)港へ向かいます
七類港は、思っていたよりでかい!
フェリーもでかい!
片道約5000円 1時間の高速船が出港しました。
フェリー乗り場も妙に大きい。
隣接する建物には、隕石の展示場と温水室内プールがありました。
乗客名簿に宿などの広告が記載されていました
切符
緑色は、バイク用。コヨリで巻きつけておき、もう一枚は自分で持っておきます。
切符は、乗船時にハンコ。下船時に回収されます。
写真を撮っていませんが、銀翼をセンタースタンド状態にし、4本ぐらいのロープでガチガチに固定します。
トラックも、すべて固定されていました。
二等です。
特別二等というものが存在します。追加料金を払った人だけが、広い二等部屋に移動できます。
酒やお弁当で、ドンチャン騒ぎしてました。
個室も用意されています。
航海の時間は、1−3時間程度と短い。でも、部屋がいいのでしょうね。
一応、ゲーセンもあります。
途中の島に立ち寄っていきます。海が透明です。あーフツウにもぐってみたい。
川が無いと、水が透明になると聞いたことがあります。
気分が悪くなったとき用の・・・装置です。
二等の部屋にも、ステンの容器が沢山用意されていました。
日本海側は荒れるようですね。
到着!
こんな島です。
昼飯をたべます。船の中で釜飯のパンフレットを見たので、釜飯に。
海鮮釜飯1100円
具が多いっす!
その都度炊き込んでいる様子。
食べ物のお値段は、観光地価格。妙に高い。 約2倍かな。
今回は、ブランチ夫妻について行くスタイルにしました。
自分が好きなところで立ち止まれないのが残念ですが、引っ付いていくと自分の行かないところにいけます。
こういうのも、 たまにはいいですね。
島前には、国賀海岸って良いところがあるらしい。
歩行
こんなところです。
まあ、歩行系大好きな人には、オススメの場所かとおもいます。
ウシ、馬が放牧されています。
こういう景色がいいらしい。
うし、馬がウロウロしています。
こう書かれると、耶馬溪ってのが気になる(笑)
海ぞい
天気が今ひとつなのが残念。
80%が険しく切り立った崖とのこと。
廃墟になっているレストハウス。 気になる・・・
このときはまだ天気良好です。
バイクでだーっと移動します。
端っこの展望台から
地元のオバチャンチームが、車2台でサンポに来ていました。
うし
乾燥したうし?の糞が沢山落ちています。
臭くは有りません。しかし、前のバイクの後ろを走ると、砂煙が・・・ゲホゲホ
道路の途中にこんな仕掛けがあります。
ウシが道路を通れないようにしているのです。
船引運河 場所
船で通過したくなりますね。
写真には写りませんでしたが、小魚が泳いでいました。
0.4キロってことなので、楽勝!と出発。
全然進みません。
時間切れで、0.2キロ時点で撤退。
さて、島後へ向かいます
着きました。18時ごろ。
天気が悪くなってきたので、キャンプを中止することに。
電話で問い合わせをして、ログハウスを借りることにしました。
精神的にほっとしました。
飯屋も閉まっているので、スーパーでお買い物。
なんと・・・刺身が売っていないんです!
理由を聞いてみたらよかった。
不安の中 あいらんどパーク へ・・
道路沿いの建物は閉まっていたので、最悪ゲリラキャンプかと思いました。
ログハウス。 1.5万円
3人ですので一人5000円とチョイ割高です。5人ぐらいなら、割安で良いかも!
料金は後払い。ふむ、島から出るには船か飛行機以外無いからでしょうか?
余裕ですねー
焼肉禁止だそうです。
くつろいでいると、係員のオネエチャンがやってきました。
少しいやな予感・・・
もしかして、部屋間違えたとか?
フロが故障しているそうで、別のログハウスへ移動することになりました。
木の家=あまりきれいではないのイメージがあります。
予想を覆し、非常に清潔でした。自分の部屋よりきれい(笑)
内部には二部屋あります。
フロ。
あったかいシャワーがありがたい。
軽く食事をして、雑談をして寝ました。
二日目
鳥のさえずりで目が覚めました。野良猫がいました
リゾートっぽい場所のようですね。
ジックリウロウロしてみたかったのですが、時間が有りませんでした。
地図
駐車場の展望台から撮影
本当はちょっと歩けばローソク岩の近くまで行くことが出来ます。疲れもあったので上から撮影。
右上の白い点は、遊覧船か釣り船。木の葉のように揺れてました。海が時化ているときは気をつけたほうが良いでしょう。
ブランチさんの持っていた高倍率のデジカメで、ろうそくの芯を撮影。
自然にできたのでしょうか?
微妙な天気 小雨でした。
稲が植えられていました。
大きな杉の内側に小さな鳥居が設置されています。
昔、出雲大社に境内内の大杉を要求されたそうです。一休さんのような、頭のいい?奴がいたようで、小さい鳥居を作ることで、杉を敷地外に出し、杉を助けたそうです。
皆さんが困ったとき、このアイデアを参考にしてください(笑)
木に一円玉をはさんでいました。こういうことはやめましょう。
日本人ってどうして金を置きたがるのだろうか?それも1円
滝がありました。
先日、別の島の神社にいた観光客に再び遭いました。 ふむ、いくところは同じですね。
滝の裏側にある祠。穴を掘ったのでしょうか?
修行にちょうどいい感じです。
水量は本当はもっと有るようです。雨が降っていたのに少ない状態でした。
おいしい水?らしいのですが・・・
ちょっとだけ飲んでみました。うーむ、水です。
島の端っこを走ります。
この辺でUターンしました。
島は、 オフ車とか、小さいバイクのほうが楽しめると思います。
小さいと、現地までがしんどいんですよね。なかなか、むずかしいところです。
夏の条件がいいときだと、いい風景に出会えるかも・・。
バイクはいいってことですか?
福浦洞門
進入止めに岩がおいてありました。
洞窟内が危険なら、歩行者も進入禁止のはず・・。
恐らく、車が相互に交差できないので、通行禁止にしちゃったのかな。
遊歩道?もあります。手彫りらしい・・補強の為にコンクリを吹き付けてあります。
水の色が違うなぁ・・。
バイクで通過。
鉄橋を渡り・・・隠岐空港へ!
大阪と米子の飛行機がありました。
喫茶店の女性が美人だとブランチさん。
ブランチさんの隠岐の女性は美人が多いという説は、実証できないあいまいな説です(笑)
若者はほとんど見かけませんでした。まあ、フツウ、こんなところ来ないし・・
駐車場 壊れた車が一台ありました・・。消防車は島根県所有?
階段があります
お約束で屋上に上れます。
向こうに行きたかったのですが、航空法に罰せられると困るので、途中でやめました。
建物の後ろに巨大な杉があります。
この杉は、一度折れており、半分ぐらいしか残っていません。反対側で支えてあります。
周りの木を切っちゃったら、風が直撃して折れちゃうでしょうな・・・・・。
こう書いてあるのですが、杉の周りには根の保護用に柵があり、耳を当てられませんでした。
港へやってきました。
ログハウスを出た際、村の放送が高速フェリーが欠航していると言っていたからです。
フェリー乗り場
独特の雰囲気です
フェリーは大丈夫
フェリーは、基本的に、朝、夕の二便です。 夏はもう少し増えるみたいですね。
フェリー乗り場の飯屋に行きました
まあ、こんなもんでしょう。
サザエ定食だったかな・・・1100円
右上のめかぶがおいしかった。
実は、貝類は苦手だったりします。煮込んであれば、ソコソコ食べられます。
ソコソコ食べられました。うーむ、こんなもんですかね。
ブランチさんがまだ食べ足りない(汗)ということなので・・・近所をうろついてみると・・・
目の前に漁協がやっているお食事屋がありました。
お土産を購入。
こんなの売ってました。
苦手な人間にとっては、高級な珍味も1個30円ぐらいの価値しかありません。
お土産で時間を潰している間に、上の食事屋が閉まってしまいました。
刺身が食べたかったのに・・・残念。
ってことで、喫茶店で時間を潰しました。
このころには、天気が悪く、雨がかなり降っていました。
じっくり島を回ると楽しいだろうねと、雑談。
基本的に夏休みの海の島ですね。
出航1時間前から積載が始まります。
船に関しては、とにかく余裕を持っておいたほうがいいですね。
喫茶店で時間を調整するぐらいがいいかなと・・・
高速船が欠航したので、乗客が多い状態でした。
バイクや車の人は、先に船内に入れますのですばやく寝る場所を確保できます。毛布を敷いてキープ。
徒歩で、それもギリギリでやってくると・・・二等は、座る場所も無い状態。数時間、ねっころがれ無い人もいました。
ちょっとかわいそうだけど、船は椅子取りゲームですねぇ・・・。
ガッシリ固定された、銀翼。
ちなみに、すっごいゆれました。
ブランチさんの奥さんに頂いた酔い止めをあらかじめ飲んでいた為、全くナントモ有りませんでした。
夕方7時ごろから、雨の中を走り、帰り着いたのは12時手前でした。
高速使えば良いのに、R181−313ルートを使ったのは失敗。路面が乾燥していて、明るかったら最高なんですけど・・・ただの地獄でした。条件が悪い際に一般道を走る場合、180の方がオススメですね。比較的走りやすいみちです。
何度か走ってみないとわかりません。
総括
以前から行って見たかったので、気合を入れていってみました。結局、やる気があるか無いか。
普段なら一人なのですが、今回はブランチ夫妻と一緒に回ってみました。
見る場所が違うし、旅のリズムが違います。正直なところ、一人の方が気楽です。
でも、人数が多いならではの楽しい場面が沢山ありました。 一人も、沢山も面白いってことですね。
島巡りには、バイクは小さい方が楽しいだろうと感じました。
銀翼でも十分楽しめます。オーバースペックの感があります。まあ、ギリギリ扱えますのでそういう点では懐が深い万能バイクだと思います。狭い道でも足つきが良いので結構簡単にUターンできます。大型だと、Uターンが命がけになってくるので、狭いところは行かないでしょうね・・・。
銀翼には、「金を使って120巡航で快適高速移動」というスペシャルカードが使えます。この安心感はサラリーマン放浪にとっては大きなポイントです。最悪、金払ってなんとかなるという、大人の選択が出来ます。今回はやりませんでしたが・・
125の小さいのだと、むっちゃコストが安いのですが、時間が買えません。
250だと、なかなかのコストパフォーマンスですが、高速で流れに乗りにくく苦痛です。最近は、一般道のウェイトが大きいので、これもアリかもしれません。高速は便利ですが、高いので(笑)
等、 ウダウタと考えながら走っていました。
ちなみに、すごく疲れました。体の心から疲れていました。
体力が落ちているようです。また、鍛えないとダメかな・・・
ブランチさん、奥さん、旅の同行ありがとうございました。