銀翼放浪記SP 北海道へ往く
1. あらすじ。テーマを決めよう 2005.06.26
2.フェリーを押さえよう 2005.06.26
3.荷物を考える 2005.06.29
4.荷物を積んでみた 2005.0715
05.出発前夜 2005.07.29
予定表
7月30日 土 1日目
またーリと一日かけて敦賀へ向かう
7月31日 日 2日目 北海道1日目
01:00 新日本海フェリー 敦賀港(地図) 0770-23-2222 苫小牧東行きフェリー(すずらん)に乗る
21:00 苫小牧東港着 (0145)28-2800 地図 到着。
22:00 苫小牧健康ランド いといの湯 地図 <人数が多くて入場禁止になるらしい・・・どうしよう・・。
8月1日 月 3日目 北海道2日目
未定
8月2日 火 4日目 北海道3日目
未定
8月3日 水 5日目 北海道4日目
12:00 Soronさんに電話連絡L
8月4日 木 6日目 北海道5日目
お昼 Soronさんにお会いする(中標津町)
8月5日 金 7日目 北海道6日目
12:00 Hirosさんに電話連絡
夕方? Hirosさんとサッポロ?東急イン近辺でお会いする
23:50 新日本海フェリー 小樽港地図(0134)22-619 舞鶴行きフェリー(はまなす)に乗る
8月6日 土 8日目
20:30 舞鶴港着(地図)
淡々と四国へ向かう
8月7日 日 9日目
非常時の予備日 後片付け
今年は夏休みを交代で一週間取ろうということになった。
正直な話、サラリーマンとしては、あまりうれしくない。 自分を含め一週間も休めば、仕事がしんどくなることは明白だからである。
しかし、不透明なこの世の中、こんな機会は何度も無いのも事実だ。会社をクビになるか、夜逃げするぐらいしか行く機会も無いだろう。せっかくなので北海道にいくことに決めた。海外旅行でもして世界遺産でも見てきたほうが面白いかもしれないけどね。
ちなみに、学生時代は、毎年一人で北海道に行っていた。だから、はっきり言って、焼ける鉄の棒のような北海道への要求は無い。黙々とひたすら走りまわってきた。だから、良くありがちな北海道一周ってのには、全く興味が無い。
ここ数日、イロイロ考えていた。いざ考え出すと難しい。
シンプルに目標を決定して、成り行きで過ごしてみよう・・・
・某湖畔でキャンプをして、一人で乾杯する。
・ライダーハウスってやつに泊まってみる
・普通の民宿(かっこいい系)に一度泊まってみる
ってことに決定。後は、健康ランドで時間でもつぶせばいいや
2.フェリーを押さえよう 2005.06.26
で、まずやるべきことは、フェリーを押さえることである。
実は、一度自走で往復している。下道だけで、24時間程度でで関西から最北端まで移動した。もうやらない。
行き当たりばったりで、フェリーの予約なしで行ったこともある。フェリーもキャンセル待ちで、何とか乗れるもんなのだ。
行きは良かったのだが、帰りのフェリーのキャンセル待ちでは、フェリー乗り場で1日仮眠するハメになった。甘く見ていてひどい目に会った。
もちろん、自走なんてやりたくない。楽しいのは最初の1時間で、あとは苦行。バイクが削れてなくなっちゃう・・。
とりあえず、日程をまとめてみた
7月30日 土 1日目
またーリと一日かけて敦賀へ向かう
7月31日 日 2日目 北海道1日目
01:00 新日本海フェリー 敦賀港(地図) 0770-23-2222 苫小牧東行きフェリー(すずらん)に乗る
21:00 苫小牧東港着 (0145)28-2800 地図 到着。
22:00 苫小牧健康ランド いといの湯 地図
8月1日 月 3日目 北海道2日目
8月2日 火 4日目 北海道3日目
8月3日 水 5日目 北海道4日目
8月4日 木 6日目 北海道5日目
8月5日 金 7日目 北海道6日目
23:50 新日本海フェリー 小樽港地図(0134)22-619 舞鶴行きフェリー(はまなす)に乗る
8月6日 土 8日目
20:30 舞鶴港着(地図)
淡々と四国へ向かう
8月7日 日 9日目
非常時の予備日 後片付け
出向日時について
本当は金曜の夜の便に乗れれば最高なのだが・・・
ちょいと無理があるのでやめておく。関西圏からだと楽勝なんだけど。
確保するフェリー
7月31日 日 01:00 敦賀発>苫小牧東行き
8月5日 金 23:50 小樽発>舞鶴行き
料金
8800(二等) + 8400(バイク) =17200円
往復で 34400円
回遊割引適用 -880円 =16320
注意、バイクは往復割引されない(涙)手荷物扱いなんでしょうね。
往復合計費用 33520円
二等寝台を使わない理由
以前まで、船内で2泊していた。その為、二等寝台(+2500円)を利用していた。
今回は、ダイヤ改正で最初の一晩だけの宿泊だけとなっている。
だから、今回は使わない。
二等でも毛布一枚分の寝る場所が決められている。お盆などの繁盛期でも最低限の寝る場所は確保できる。 但し、難民船状態は覚悟すること(笑)
女性は女性専用2等部屋が用意される。むっちゃ広々なので、女性は二等がオススメかもしれない。話も弾むだろうし。
行きと帰りでフェリーが異なる理由
・敦賀港から乗ってみたかった。
・同じ会社なので往復割引が効く
早速予約をしてみる
ってことで、予約しよう!
なんと、インターネットで予約できるのである。
インターネット予約玉砕
なーんとなくいやな予感がしていたのだが・・・見事に玉砕。
往路の予約は完了。
復路の予約の際に往路の便を選択すれば割引が適用されるシステムである。
しかし、復路の回遊割引(往路と復路で航路が違うため、往復ではない)の予約がうまくできないのである。
なぜか、予約していない便が2つ表示される。ためしに進んでみると、敦賀出航の予約が新潟出航になって登録される。
自分の頭がおかしいのかと思い、何度も確認してみるが、自分の入力は異常なし。
思いっきりシステム設計ミスじゃないか!
疲れた・・・マジギレしそう。
試しに往復割引を選択してみた・・・行けた・・・・デバッグ作業?
じゃあ、回遊割引ってなんやねん!できないなら選択させるな!
2時間も無駄になったヨ。
ちなみに、確認しようとしたら・・・
だってさ。
しつこくアクセスしていたから、気がついたのかな?
疲れたから、明日にでも予約確認を入れておこう。
念のため、船便と予約番号を記載したメモを財布に入れておくことにする。
さて、次は、持ち物を準備しておく必要があるな。
3.荷物を考える 2005.06.29
バイクには積載量が決まっている。
まあ、銀翼はたくさん荷物が載るので、いくらでも積めばいい。
しかし・・荷物を積むと、走りが悪くなる。特にトップケースをつけると、最悪のフィーリングになってくる。
できればつけたくない
できるだけ荷物を少なく、車体の中心部(メットイン)に重たいものを 入れておくと、あまり影響が無い。
とにかく、トップケースをつけるか、否かってのは悩むところなのである。
上から
トップケース
防水ケース(タンデムシートに装着)
リュックサック
衣類用バック
青い防水のツーリングバッグは、使い勝手がいい。
しかし、重たく、結構荷物が入らないのだ。走行に変化が出てくる。
特に、かさばる衣類をそのまま入れると、すぐ満タンになってしまう。
最近は、ビニール製の安い防水ツーリングバッグがお気に入りだ。(写真には写っていない)衣類を圧縮できるし、必要な場合は、巨大になる。 当然、 荷物取り出しの手間が出てくるので、収納にコツが必要。
しかし、一番コンパクトに荷物が収まる。何より4000円以下で売っているのが魅力的だ。
リュックサックは、バイクを降りたときのクツロギグッズ(本・安眠グッズ・胃薬・音楽プレイヤー)を入れておく。コレをメットインから取り出すだけですぐに移動できる。
衣類用バッグは、タオルやシャツ等、着替えセットを入れる。
キャンプするか否かは、大きな問題である。
荷物が少ないほうが、軽快に走れる。かっこいい、ホテルや民宿に泊まるとかさばる荷物は不要だ。
コレでも最低限のアイテムである
上から・・
虫除け・湯沸しセット・シート
寝床用の厚手スポンジ Zレスト (青色の長方形の物体 大きくかさばる。但し、銀マットとは天地の差が有るので愛用している)
テント(二人用 ダンロップ ソロソロ更新したいが・・・)
シェラフ(高級系 普段の布団より高級だったりする)
湯沸しセット
ちょっとお湯が沸かせるだけで、キャンプが楽しくなる。
スーパーでとうもろこしを買い込んで、煮込んだり、インスタントのみそしるやコーヒーをゲットしておけば、OK。
湯沸しセットは、次回にでも詳細をUPしよう。
昔は、ご飯を炊いたりしていたが、正直言ってめんどくさい。後片付けもめんどくさいし・・。
「キャンプで宿泊費浮かし 浮いた分を晩飯代に回し、現地のウマイメシを食べる」
って思想にしている
まあ、晩飯なんて、酒とツマミが有れば良いってのもあるな(笑)
キャンプの小道具は、有ればあるほど楽しくなってくる。
ちなみに、ランプはLEDランプで十分というのが、最近の考え方だ。
ランタンだと気分が盛り上がるんだけど。
キャンプってのは、 チマチマ準備するのが最高の贅沢なんです。でも、めんどくさいから私はやりません。
低気温&雨天対応セット
カッパ(首の防寒も入れてある) ゴールドウィンのラップアラウンドパンツ(オーバーパンツ)
冬用長袖 冬用バイクジャケット
30度から15度までの気温対応が必要になってくる。この衣類がすごくかさばるのだ。
この他にも、下着、タオル、船内くつろぎ用トレパン&スリッパ、水着(笑)など、イロイロ必要だ。
レプリカ系からスクーター&ツアラー系に転換したきっかけは、気温対応の衣類を収納するスペースが欲しかったから。
やること
・荷物のリストアップ
・必要荷物の購入
・積載、走行テスト
・車両点検
4.荷物を積んでみた 2005.07.15 金
ちょっと不安になってきた。仕事の予定も入ってきている
ここは、一発気合を入れて準備をしてしまおう。
メッシュブーツに某企画屋氏に頂いたブーツカバーを装着テスト。
バイクブーツだとNGだったが、メッシュブーツではOKだった。
ちなみに、ブーツは一時期イロイロテストした。
ゴアテックスは、夏の冷却性にあまり期待しない方がいい。っていうより、ダメ
蒸れるから腹が立って、捨てちゃった (笑)
上着も靴も、メッシュ+雨降ってきたらカッパが快適で安くて最強。
秋・冬・春なら、ゴア系アイテムでで良いかと。 夏は、絶対メッシュ。
ドライマスターってカッパ。LLサイズで一つ大きめ。ゴアテックスほどの乾燥していくような効果はないが、ソコソコ快適なカッパである。雨の日は視界が悪いから、黄色のカッパという理由で購入。
今のところ、 水漏れとか発生なし。
黒ばっかりでわかんないので番号をつけてみた。
1、カッパについていた帽子。 キャンプのとき、カサが不要かなと・・・
2.カッパのズボン
3.ゴアウィンドストッパー素材のネックウォーマー
なぜ、夏にネックウォーマー?と、疑問になると思う。ハーフヘルメットのJフォースでは、アゴに水滴が入り込んでくる。霧状の水がのど元にぶつかるのである。30分ほどではいいのであるが、数時間走っていると中のシャツがビショビショになってしまうのである。カッパなどイロイロ調査したが、結局のところ口の周りから首筋まで覆うしか方法が見つからなかった。
当然だけど、低温時には防寒になる。カッパは、フルの冬装備の上から着用できるサイズにしてある。寒いときは、カッパを上から着用する。
4.もらったブーツカバー
Zレストってマット。
1.真冬でもコレを敷けば、道路が冷たくない。(床だけ)
2.地面の小さなガタガタはほぼ吸収。多少のジャリでも眠れる。
かさばるし、少々高額だけど、野宿系の奴にすれば天国のベッドに近い性能を持っている。
銀マットに物足りない人は、オススメ。
エアーマットは,これよりコンパクトになる。そちらの性能はどんなものだろうか?少し気になる
スノーピークの食器セット
ちなみに、普段の生活で使っている(笑)
スノーピークのナベ一覧。
大中小がキレイに収納できる。小のナベの中に、スノーピークのストーブ(ガスコンロ)とガスが入ってしまうのだ
ちなみに、家にはこのナベしかない(笑)
あと、米を炊きたかったら、チタンは購入しないこと。米を炊くならアルミをオススメする。
チタンでは熱伝導が悪く、底がこげてしまう。
今回は、お湯だけ沸かすので一番小さいチタンのみを持っていく
まあ、一応火をつけてみた。
多分、湯を沸かすぐらいしか使わないと思う。
ミニまな板 (スノーピーク)
このまな板がキレイに収納できる飯ごう型クッカーが有った。現在は生産中止。
折りたたみナイフ (スノーピーク)
Gパンのベルトのワッカ等に引っ掛けられる。片手で取り出して、片手で刃が取り出せる優れもの。
まあ、使わないけど(笑)
割り箸
10徳ナイフ? パチモン(笑)
ランタン
軽量コンパクトなLED系で固めている。
長時間使用可能で、コンパクト。ヘッドライトは、読書や真夜中の活動に便利なので、オススメ
このヘッドライトは、ボタンの設計が悪く、運んでいるとONになってしまう。
ろうそくランタンや、ガスランタンの味わいも捨てがたい・・・好きな方はどうぞ。
ってことで、試行錯誤して積載。
メットインの中に・・・
テント、寝袋、カッパセット、冬用上着、オーバーパンツ
が入りこんだ。
積載写真を撮るのを忘れてしまったが、一般装備を何とか積載できた。
トップケースは、空にすることができた。手荷物バッグだけ入るようにしてある。
食料や、ちょっとしたモノをポンポンと放り込めるようにしてある。
ちょいと走行テストしてみた。
うーむ、やっぱりフロント加重が少し抜ける。
思ったより、普通に走れて一安心。坂道でチョイと押してみた。押し歩きが上達しているせいもあるが、結構軽い。
キャンプしなければ荷物も少なく、軽快に走れるんだけど・・・キャンプって捨てがたい。
テントや冬の上着など、アイテムを最新型へ更新すればもっと小型になるのだが・・・
なんとか積載できたのでOK
明後日にキャンプ企画がある。そこで、問題点を洗い出してみよう
基本的には、現地で調達できる。ある程度テキトウでも良いと思う。ただ、積載量に余裕があったほうが旅を楽しめると思う。
それにしても、ちょっとドキドキしてきたな。北の地に没する・・・かも。
家族と暮らしているときに北へ行くとものすごくドキドキしたものだった。
しかし、長く一人で暮らしていると、一人旅でも変化が少ないんだよね(笑)
普通の人は、常に他の人間と常に暮らしている。たまにはキャンプの一人旅が、身の回りの人の存在感を再確認できて良いと思うなぁ・・・はじめて北海道を放浪したときは、結構インパクトがあった。
そして、同じ感覚の奴らがウロウロしているから、ちょっと楽しいんだよね。自分は、話しかけたりしないタイプだけど。同種の人間がうろついていると、少しだけ罪悪感が薄れるってもんである。
大人数つるんでいくのも良いし、デラックスで宿のみも良いと思う(正直一度やってみたいけどね)
まあ、そういうのに飽きたら、一人ぼっちも試してみてほしいなぁ。
ってことで、北海道総括っぽくなってきたので、この辺で終わり。
準備していると、久々にやばい感じ、不安になってきたぞ。 夜逃げ前夜みたいで、いい緊張感だな。
あと、北海道の銀翼の人とアポイントがあった。ちょいと軽くお会いする予定。楽しみ。
予定では、屈斜路湖湖畔に住み着いてご近所ブラブラの予定(笑)
ネタ的には楽しくなってきたナ。
リヤタイヤは、なんとしても交換しておこう。 タイヤのミジに心配しながら走ることほど、楽しくないことはないからね。特にリヤに積載量が多いと、リヤばっかり減るので
忙しかった・・・
何とか自分の関係する仕事を終わらせた。
原因が判明しないどうしようもない修理もあるが、それはもう仕方ない。
判らないものは、判らないんだから仕方がない (笑)
結局、仕事が忙しく、タイヤ交換が行えなかった。
眺めれば眺めるほど、微妙な減り方である。
過去の経験上、微妙なタイヤの残りでロングツーリングしてよかったためしがない。
ってことで、銀翼用のタイヤを唯一常備しているバイクパーツ店にTEL。
在庫はあるが、今日の作業は締め切りとのこと。まあ、予想していた範疇である。
1秒ぐらいで、時間的余裕を計算する。
高速も使えば、無理ではない距離だ。
明日の朝一タイヤ交換してから出発することにした。
さて、準備開始。
先日のキャンプではほとんど問題はなかった。細かい問題点だけを対策。
まあ、テントと寝袋があれば、なんとかなる。
あとは、計画である。
フェリーの予約は完了しており、北海道への入り口と出口は明確である。
今回のテーマは、屈斜路湖で一人カンパイでもするというのがテーマ。
あとは、知床ってのをじっくり行ってみたい。何かに認定されたそうでブームらしいね。
ってことで、簡単に地図に行程を記入してみた。
何度かの北海道旅行での経験から、一つのエリアをベースキャンプとして、日帰りツーリングを繰り返すというスタイルを取る。
初心者はどうしても一周したくなるものだ。私も2回ほど一周している。
一周系のルートは、確かに面白い。
しかし、濃度が薄い。移動距離が距離が長いため、時間的余裕も少なく、暗くなってからキャンプするスタイルだった。
毎日寝床が変化するということは、結構しんどいのである。
いや、しんどくなってきたというのが正解かもしれない。
まあ、イロイロ有るが、今回はベースキャンプ方式で、道東をプラプラしてみることにする。
あくまで予定は大まかにすることにした。もう一度走りたければ、もう一度走ればいい。そんな余裕をもった計画作りである。
ってことで、宿泊地の地図を複数の縮尺でプリントアウト。準備完了。
果たしてどうなることやら。
天候はあまりよく無さそうだ・・・。
屈斜路湖で一人カンパイに出発。