37.パナソニックKTーGT100V 振動対策 2005.10.26 Oneーjpさん

東京都在住 One-jpと申します。 いつもホームページ、楽しませていただいています。 今年6月にアメリカンバイクからシルバーウィング400ABS 白に乗り換え銀翼乗りになりました。 早速ですが、ナビ取り付け例について投稿させていただきます。

 

自分で設計をしてワンオフでステーを作ってもらいました。 今回のテーマは次の4点です。

・本体への必要最小限の加工
・きれいな仕上がり
・短時間で装着
・取り外しができること
・振動防止のため固い物で固定しない

「ハンドル替えたい症候群」に襲われないようにノーマルハンドルに装着することにしました(笑)。 本体への加工はハンドルカバー両側に3カ所ずつの穴あけのみです。M4のビスでハンドルカバー裏側にナット止めしています。 走行中の振動によりハンドルカバーが割れないように座金がわりに厚みのあるクッションシールを挟んでいます。

きれいな仕上がりになるようにステンレス製のステーとプレートにはカーボンフィルムを貼っています。 電源コードとGPSアンテナはご隠居さんとn-matuさんのご指導の下、シガーライターからフロントカバー内を経由してハンドルカバー脇に取り出しています。 ※ご隠居さん、n-matuさんありがとうございました。


写真にあるように装着・取り外しはワンツースリーの15秒程度しかかかりません。 外したナビはシート下に収納しています。

 

今回の製作で最も工夫をしたのは最後の「振動対策」です。 ホームページを拝見して皆さんが苦労されていたのが「振動対策」だったので、「どうやって固い物で固定しないか」をテーマに考えてみました。 その結果、ステーにそのまま固定せずにハンドルカバー用ステーとナビ固定用プレートに分け、そのふたつの間にクッション材をサンドイッチしました。
ハンドルステー、クッション材、ナビプレートは片側8つの穴を雑巾を縫うように「テグス」でつないでいます。 ここにボルトなどを使うと固い物でつながってしまい、結果的にフリーズやビビリの原因になるので「柔らかい物でつなぐ」工夫を施しました。 先日、試験走行を兼ねて房総半島ツーリングに行って来ましたが、「フリーズゼロ」で340kmを走りきりました。 かなりの悪路でも振動は伝わらないようです。

 


蛇足ですが、予定にはない調整機能も加わっていました。 ナビモニターの上下6cmスライドと最大10°の角度調整ができ、ライダーの体格に合わせて調節が可能です。

 

オプションとしてMDステレオも装着できます。 アユが宣伝していたスピーカー付きMDウォークマン(以前使っていた物)を装着(15秒)すると80kmくらいまでのスピードなら聴けるステレオが出現します。 停車時でもチンドン屋にならない程度の音量でBGMには十分です。

ナビゲーションはパナソニックポータブルDVDデルNAVI KX-GT100Vをオークションで36000円で入手、ステー制作が13500円、その他材料費が1500円くらいですから、5万円強の費用でMDステレオ+TV・DVDつきナビゲーション設置が実現しました。

そのうちツーリングに参加させていただきお披露目できたらなぁと思っています。 その節はよろしくお願いします。

さかなのコメント

クッションをテグスで補強するアイディアはいいですね!
市販品で定評のあるワイズギヤのナビマウントの場合、大きなスポンジを丈夫な布で包み込む構造でした。弾力のあるスポンジと、固定力がある布の組み合わせでした。残念ながら、ワイズギヤのアイディアを頂くには、個人の加工ではちょいと難しいんですよね・・。。
しかし、One-jpさんのテグス&スポンジアイデアなら、比較的簡単にショック吸収が安価に作成できます。振動を何とかしたい方はぜひ参考にしてみてください。

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