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20.テールランプLED化 by Tiroleさん 2007.02.05

京都の銀翼乗りであるTiroleさんにレポートを頂きました!
詳しいレポートありがとうございました。

テールランプLED化


-----はじめに------
06年の9月にさかなさんや宮城県さんのサイトを参考にしてストップランプのLED化をしてみました。
出来上がったものが凄くよくてかつ、製作はそこまで難しくないのでみなさんにも挑戦してみたくレポートを
書いてみました。
このレポートを見てのストップランプの製作及び使用は当然全て自己責任です。

-----製作にあたってのコンセプト------
1.LEDの省電力を活かすために定電流源等は使わずにPWMで電力の制御。
2.公道を走る上で大事な部分なので高信頼性は必須。
3.市販品にはない劇的な明るさが欲しい。
以上の3つをコンセプトとして作っていくことにします。

-----使用道具-----
1,半田付けの道具一式
2,安定化電源等
3,ドリル等穴あけのできるもの
4,プラスチックカッター(ユニバーサル基板をカットするために使用)
5,ドライヤー1000W以上のパワーが必要

 テスターはあればいいですが私は一切使いませんでした。LEDの点灯しない列があった場合、その列の
CRDに安定化電源の+端子、あとはLEDの足に-端子を一つずつ接触せていけばどのLEDの極性が間違っているかは
判断可能です。

 半田の吸い取りについてですが、半田付け初心者の人はスッポンより半田吸取り線の方がいいと思います。
スッポンは慣れないと一発ですべて吸えませんし、元々スルーホールに用いるものだったような気がします。
半田を吸取る時は熱しすぎに注意してください!!基板の銅箔はとてもはがれやすいです。もしはがれた場合でもLEDの足を
折り曲げて基板に固定することができるので大丈夫です。

-----用意する材料-----
LEDの必要個数については目安がつかないと思うので私が使ったLEDの個数を示しておきます。
1.1.砲弾型LED(ローム赤色LED SLI-570-UT) @81
1.2.FLUX LED(AL-50-30TRC) @62
2,15mA定電流ダイオード(E-153) @
3.パルス幅変調式LED減光用部品セット(LY-010B) @1
4.ユニバーサル基板(20cm×12cm位?のやつ) @1

 1.2.と4.は共立エレショップそれ以外はオーディオQの通販を利用しました。注文する時、特にLEDは型番をよく確認して
注文してください!!

 ユニバーサル基板のサイズを覚えていなくて分からないのですが共立エレショップで1800円位の基板だったと思います。
ユニットを1枚の基板で仕上げようと思ったら3000円か4000円くらいの高い基板しかなかったです。。。

---------製作に入ります-----------
まずは、PWM減光器を説明書に従って組み立てましょう。できたらとりあえず、PWM減光器はおいておきます。
参考になるかどうか分かりませんが私の配線画像を載せておきます。
配線図


次にユニットの加工に入ります。まずは、ユニットのカバーを外します。カバーの周りをドライヤーで十分に熱して
カバーを引っ張ったら取れるはずです。私はこの作業が一番苦労しました。中々取れないんです。やっぱり専用の
ホットドライヤーがあった方がよさそうです。
カバーの取り外し


さて、カバーが外せたらLED基板をはめ込めれるようにユニットに穴を開けましょう。ドリルやハンドニブラー等で
ユニットを下図の様な感じになるまで破壊します。四隅は基盤を固定するために必要ですので残しておきます。
壊します


ユニットの加工がすんだら基板をはめ込む所の形に合わせて基板をカットします。まず厚紙をユニットの穴の部分に
押し付けて型を取っておくと基板をカットしやすいです。若干大きめにカットしてからヤスリで基板を削りながら
サイズを調整するとユニットにピッタリと納まります。

基板がユニットにピッタリ納まるようになったらいよいよ実際に基板にLEDを刺してどのような配置にするかイメージしましょう。
配置の仕方は上述のLEDでは砲弾型ならCRD一つにつきLEDは最大5つを直列につなぎます。Flux LEDは4つまでです。
他のLEDを使用する時は、数が変わってきますので注意してください。
基板


LEDの配列をどのようにするか決まったら基板に反射板を貼り付けます。下図のものがよいでしょう。下図のものに
DC15Vをかけてもショートしませんでしたし、私は自作テールランプを半年使っていますが一切トラブルは起きていません。
反射板を使わないのでしたら基板をマジックで黒くぬるのもありだと思います。私はマジックで黒くぬるのも考えたのですが
ちょうど反射板替わりになるのをみつけたのでマジックで黒にするのはしませんでした。
反射板


基板に反射板を貼り付けたら下図の様に画鋲でLEDを刺す穴に穴を開けていきます。最初は狙った穴をはずしてしまいますが徐々に
慣れると思います。くれぐれもLEDを刺さない所には穴を開けないように注意してやってください。余計な穴が開くと
目立ちます。
穴あけ


次に上述で開けた穴にLEDを刺して半田付けをしていきます。背の低いFlux LEDから半田付けしていくといいと思います。
下図はFlux LEDの半田付けが終わって砲弾型の半田付けをやるところです。CRDは半田面に実装した方がいいでしょう。
半田付け


ここから先は、製作に無我夢中になり写真を撮るのを忘れてしまいました^^;
半田付けがすべて終わればもうあと少しで完成です!LEDの半田付けが終わりましたらCRD側に赤のリード線、GNDに黒のリード線を
半田付けします。そして、バスコークで半田面を覆います。バスコークが乾いたら、ユニットにとりつけます。ユニットと基板の
周りにホットボンドを流し込んでいきます。特に四隅の部分は念入りにやりましょう。ぶっちゃげ、こんなんでひっつくのかと
私は不安だったのですが半年使用してもトラブってないので大丈夫かな?とは思いますが未だに不安です。
下の写真は、ユニットに基板を取り付けたところです。
装着


最後にPWM、LED基板、ユニット本体の接続の仕方を説明します。テールランプユニットのブレーキ/テールライトから
出ている緑線を基板とPWM減光器のGNDに接続します。そして、ブレーキ/テールライトから出ている黒/茶線をPWM減光
器のBに接続し、ブレーキ/テールライトから出ている緑/黄線をPWM減光器のAに接続します。以上ですべての接続が
完了しました。安定化電源につないで実際に光らせてみてブレーキオフ時の明るさを調整すれば完了です!お疲れ様でした。

完成


by 京都の銀翼のり tirole
 

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