2004年式シルバーウィングを考察する 2004.04.23

03の考察

 

パーツリスト購入しました

11種類も型番が有るんですね!
ちなみに、バイクを購入したら、サービスマニュアルと、パーツリストはほとんど購入しています

さて、どこが変わっているのか、調べていきましょう。
ちなみに、この記事を信用するのは止めてください。貴方の利害関係に関わるときは、必ず別の系列の情報でウラを取ってから行ってください。これは、ネットで簡単に大量の情報が入手できる時代のお約束です。

 

ヘッドカバー

04で品番が変わっています。コストは同様のようです。


シリンダーヘッドで3型から4型へ、唯一の変更点はエンジンマウント。
1200>800>760>1000 と値段がウロウロしています。型ごとの変更が行われています。
この辺が、スクーターのキモなんでしょうね。
ちなみに、400と600では共通

バルブ、ウォーターポンプ、シリンダー部
01から全く変更なしです。

クランクケースカバー
今回、金属パーツで黒色が登場しました。
型番が変わっているようです

スターティングクラッチ
変更なし

ジュネレーター
03からの変更点は、特になし。

オイルポンプ
変更なし

スターターモーター
変更なし

 

スウィングアーム

左、01−03 右 04
デザインがスマートに変わっただけと思われたスゥイングアーム部
かなり変化があった。
徹底した防音対策の為に、かなり良い防音スポンジが使われているようだ。
かなりの コストがかけられている。
確かに、試乗したときもかなり静かであった。

 

駆動系

試乗したときは絶対に手が入っていると思われた駆動系。意外だが変速関係の変更は全くない。
01−04で変更点はない。

ただ、n-matuさんの情報もあったようにクラッチ(内側のシューではなく外側)が変更されている。

エンジン、変速系は触れないのか、触る必要がないのか、どちらかはわからない。ただ、初期型から変更点が全くない。エンジン関係のトラブルの報告も聞かない。このあたりは、さすがホンダと言うべきだろう。他のメーカを徹底して調査したわけでないので断言は出来ないが・・・。

トランスミッション
変更なし

クランクケース
クランクケースの変更点は、やはり2ヶ所あるエンジンマウント。
毎年のように変更が行われている。

クランクシャフト バランサー スロットルボディ ガスケット
変更なし

ヘッドライト
4型の600のみ、ランプのエッジ部がメッキ化されている

メーター
04式で、起動時にサービスマニュアルどうりに針が動くようになった。サービスマニュアルが正しくなったともいえる(笑)
04で変更有りの様子

スイッチ/ケーブル
600にT−MODEが追加された為、その部分は変更有り。

フロントブレーキ
ホース固定パーツが03より変化。

ABS部
こちらもホース固定パーツが変化

ハンドル部
リコールのあったハンドルポスト部の固定関連に、変更有り。

ステアリングステム
ちょっと弱めのステアリングベアリング部。特に変化なし。

フロントフェwンダー
04銀翼は、ABSのフロントフォーク+ブレーキを使用しているので形状が異なる。
ABS車両以外では、互換性がないので注意が必要

フロントカバー
フロントのステー(メーターカバーの下にある鉄骨)の形状が変更されている様子
ショック吸収する「マット」も追加されている。メーターカバーの上の部分でブルブル音に対する対策と思われる。
10以上の個所に、共振音対策マット(スポンジだと思われる)が追加されている。
徹底した共振音対策が行われていると、考えられる

インナーボックス
こちらも6箇所のマットが追加されている。

ボディカバー

04での特徴は、金属パーツにグレーが登場したことである。
交換したいと考える物好きな人がいるかもしれないので、参考のお値段を書いておこう
ピリオンステップ(タンデムステップ) 片側約1万円
ハネ 1.6万円
結構いい値段である

フロントフォーク

フロントフォークの色がイロイロ有るみたいです

 

ホイール
これも色違いが追加されている。

金属カラーには3種類存在するようだ
01と02 スパークリングシルバー
03 クラウドシルバー
04 グレーメタル

 

 

シート

変更になっている、足つき性が向上されている。
お値段は3.5万

燃料タンク
タンク固定のボルトの長さが2mm長くなっている。

エアクリーナー

ケースサブASSY(エアクリケース)が変更になっているようす。
図では同一なので、詳細は不明。

04式は、ファンネルが400と共通化されている。
旧600に比べ 、04式600と400長くものが装着されている。
エアーの流れのメカニズムに詳しくないので明言できないが、長くすることによりトルクアップを狙っている可能性がある。逆にいうと、高回転を狙うなら銀翼600の01−03のファンネルを取り付けてみるのもおもしろいかもしれない。その逆もおもしろいかもしれない。

エキゾーズト
04の大きな変更点でもある、排気バルブ。
お金がかかっているようだ。効果はいかに?
消音部のパーツ番号が変更されている。

センタースタンド
04では、形状の変更により、センターを立てる重さがかなり軽くなっているとのことだ。

リヤサス
色違い用かな?新たな番号が追加されている

Fウィンカー
04年600のみギンフチ仕様となっている
一つ4000円

リやウィンカー周り
変更なし

フレーム
変更有るようである。図では詳細不明



20、23のエンジンハンガーが強化されている。

 


排気バルブのサーボモーター

ワイヤーハーネス部

勿論、PGMFIは変更が行われている。
レギュレーターも変更有り
ハーネスも変更有り

 

マトメ

04は、かなり手が入っている。
かなりのコストアップではないだろうか?大丈夫なのか少し心配になるほどだ(笑)
簡単にまとめておくと・・・

・フロントかウル部の防振対策
・吸気のエアクリ部の変更
・排気系 マフラー ・排気バルブ
・駆動系の防音対策
・エンジンマウントのセッティング変更と、エンジンハンガー追加による強化
・シート形状変更
・ホース配線固定パーツの変更(?)
・T−MODE追加
・金属パーツの多色化(ホイール、フロントフォーク、スィングアームなど。海外では又違った色も存在する)
・フロント周りABS仕様とと同じ形状に
・新カラーの追加

かなりコストがかけられ、確実に進化は進んでいると感じられる。
特に音対策は、徹底的に行われている。
走行の品質感は大幅にUPしているのではないだろうか?

 

04走行インプレのマトメ

試乗会で試乗された人、そして、乗り換えられたオーナーの方から、体で感じられる変更点の情報を頂いた。
基本的に600
人間のフィーリングなので個人差があります、あくまで参考程度にしてください。

・かなり静かになっている
・静かになったせいか、体感加速は少なくなった。もしかすると実際には加速がいいかもしれない
・海外仕様ほどの加速感は無い、しかし、コレまでの銀翼に有った低速時のモタツキ感がかなり解消されている。
・T−MODEは、ある程度体感有り。予想はされていたが、シフトチェンジほどの効果は無いようだ。燃費に効くかもしれない
・新センスタは、軽くてGOOD!
・80キロ巡航があまりに気持ちいい
・キーONで針が回る
・ライト部のメッキはカッコイイ
・ブレーキサイズは拡大したが、やわらかい初期タッチは変化なし(ここまで来たら仕様なのでしょう)
・シートは足つき向上している。しかし、ケツ面識が減少した感じもある
・グレーの金属パーツはグッと来るものがある(笑)

今回の改善点の一つ、車体剛性のUP。
コーナー中のウネリなど、高荷重が再現できないので、違いがわからなかった。
ただ、しっとりとした感触はあった。

予算が許すならば、04です。

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